【事例】石目の無い指輪の買取と査定方法の解説
須賀質店五反田本店で、18金とPt900コンビの指輪を買取いたしました。画像では見づらいかもしれませんが、指輪の内側にK18とPt900という刻印が入っていて、指輪の素材が金とプラチナである事を表しています。
本来、ノンブランドジュエリーの場合はダイヤモンド等の高価な宝石が使われていると、その宝石に関する、石目と呼ばれるカラット数の刻印も入っているものですが、今回の指輪にはそれがありませんでした。
逆に、ジルコニアのような人口石の場合はカラットでは表さず刻印が入っていないため、石目の刻印が入っている事で、使われているのが高価な宝石であると示す意味を持っています。
つまり、石目の刻印が無い場合は、ダイヤモンドではなくジルコニアのような物である可能性が高くなります。
創業100年の実績から、熟練査定士による業界最高値をご提示致します。
石目なしの指輪の買取
ジュエリーに入っている刻印は、ブランド、ノンブランドを問わず、品質を保証しているというような意味を持っています。
しかし、高価な宝石であれば必ず刻印が入っているわけではなく、ダイヤモンドであっても刻印の入っていない指輪等の製品はいくらでもあります。
しかし、実際に買取査定をするにあたり、刻印が入っていないといった、本来確認しなければならない事が出来ないというのは大きな障害となってしまいます。
それを補完するためには、査定をする人物が自信を持ってダイヤモンドであると言えるような目を持ち合わせていなければいけません。
ダイヤモンドかどうかを見極める事は、貴金属、宝石、ジュエリーの買取を仕事としているのであれば、当然出来る事ではあると思いますが、そういった買取査定の様々なポイントで、しっかり判断出来る事が高価査定に繋がるのです。
今回の指輪の細かな買取査定についてです。指輪全体の重さは12.0gですが、これには赤い石の部分と、中央の宝石の重さが含まれています。貴金属の部分の重さだけを量る事は出来ないため、大体となりますが、貴金属を10gとして計算をしました。3,310円がPt900のグラム単位の価格で、枠の部分は33,000円となります。
刻印で見る限りは18金の部分もあるようなのですが、全体が銀色であるため、正確にどの部分が金でその重さがどのくらいかを出す事が出来ません。買取査定としてはPt900のお値段で出させて頂きました。
そして、透明な宝石に付いてですが、これは間違いなくダイヤモンドであると判断いたしました。刻印はありませんでしたが、むしろこのようなノンブランドジュエリーに使われる物としては、大変質の良いダイヤモンドです。
石目が無いため、いくら位ダイヤモンドに付けるのかという基準もありませんでしたが、査定員の養ってきた目で、指輪全体の買取を50,000円とさせていただきました。
須賀質店五反田本店で、50,000円で買取いたしました。
石目なしの指輪の買取を通してのまとめ
今回のような、宝石に石目の刻印が無いジュエリー、金やプラチナを表す刻印の無いジュエリー、こういった商品は少なくありません。
古い物であれば刻印が入っていなかったり、作られる国によっても違いがあります。では、買取査定をする上ではどうすれば良いのでしょうか。
実は一番簡単な方法は値段を付けない事です。今回の指輪であれば、プラチナの値段だけを付けて買取をする業者はかなり多いと思います。
しかし須賀質店では、それでは本来の価値と比べて買取金額が安すぎてしまと判断します。それを回避するためには、スタッフの技術を磨き、値段を付ける事が出来る部分にはしっかりと高値を付けるようにする事です。
他店で買取が安いと感じる物があってならば、売ってしまう前に須賀質店にいらしてみてください。
金買取(取扱い品目一覧)←こちら
他の指輪の買取事例←はこちら
他のノンブランドジュエリーの買取事例←はこちら
プラチナの買取相場←はこちら