記念硬貨とは?これから価値は上がる?高価買取を期待できる種類や注意点なども解説! | 高価買取なら創業大正9年の須賀質店
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記念硬貨とは?これから価値は上がる?高価買取を期待できる種類や注意点なども解説!

最終更新日 2024年7月31日

記念硬貨は国や国際的な催し、出来事をモチーフにした硬貨です。記念硬貨の多くは、数が限定されており、中には希少価値が高く思わぬ高価格になるものもあります。また、近年は金の価格が高騰しており、金でできた記念硬貨の価値が高くなっているのも見逃せません。「昔買ってそのまま保管していた記念硬貨が予想より高く売れた」という方も多くいらっしゃいます。そこで今回は、高額査定が期待できる記念硬貨や今後の価値について解説していきます。

記念硬貨とは?これから価値は上がる?高価買取を期待できる種類や注意点なども解説!

 

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記念硬貨とは?

記念硬貨とは、国家的な行事や催しを記念して発行される硬貨のことです。記念品としての要素がある一方、コレクター品の要素が強く、発行数が少ないものは高額で取引されることも珍しくありません。

 

記念硬貨は通常の通貨として使用できる?

記念硬貨は、通常の通貨として使用できます。通貨として使う場合、表記されている金額の額面どおりの価格で取引されます。例えば、「壱萬円」と書いてある硬貨は、一万円として使うことができます。

 

記念硬貨の価値はこれから上がるの?

記念硬貨の価値がこれから上がるのかという問いの答えは非常に難しいです。もともと発行枚数が少ないものは、希少価値が高く高値で取引されていますが、すべての記念硬貨がそうではありません。記念硬貨のコレクター需要は減っているため、記念硬貨の価値は低くなる可能性もあります。一方で状態が良いものが減っているため、一部はさらに値上がりすると考えられます。

 

高額査定が期待できる記念硬貨15選《国内発行》

ここでは数ある記念硬貨のなかでも、高額査定が期待できる国内で発行された記念硬貨をご紹介します。

 

長野オリンピック記念1万円金貨

1998年に開催された長野オリンピックを記念して発行された記念硬貨です。1万円金貨の他に、5000円銀貨と500円の白銅貨があります。買取金額は14~16万円程度となっています。

 

東京2020オリンピック記念金貨

新型コロナウイルスの影響で、2021年の開催となりましたが、硬貨には「2020」と刻まれています。1万円の金貨と1000円の銀貨、100円のクラッド貨幣、500円のバイカラークラッド貨幣の4種類があります。買取価格は、金貨が14~15万円です。

 

天皇陛下御在位60年記念 10万円金貨

1986年に昭和天皇の御在位60年を記念して発行された10万円金貨です。日本初の記念硬貨であり、今では数多く発行されている皇室の金貨、第一弾でもあります。買取金額は、18~19万円となっています。

天皇陛下御在位60年記念 10万円金貨

 

天皇陛下御即位記念10万円金貨

平成天皇が御即位したことを記念して、1990年に発行された記念硬貨です。10万円の金貨と500円の白銅貨があり、金貨の買取価格は、25~30万円と高額になっています。

 

皇太子殿下御成婚記念5万円金貨

1993年に、皇太子徳仁殿下と小和田家の長女、雅子様がご成婚されたことを記念して発行された記念硬貨です。この金貨は10万枚発行されており、他に銀貨と白銅貨も発行されています。金貨の買取金額は16~17万円となっています。

 

天皇陛下御在位10年記念1万円金貨

天皇陛下御即位から10年を記念して1999年に発行されました。純金で重量は20g、発行数は20万枚となっています。金貨以外にも白銅貨が発行されています。金貨の買取金額は、18~19万円となっています。

 

天皇陛下御在位20年記念1万円金貨

天皇陛下御在位10年記念1万円金貨に続き、20年を記念した記念硬貨です。金貨の表には鳳凰と瑞雲、皇居・二重橋がデザインされています。金貨は10万枚発行されており、買取金額は18~19万円です。

 

日本万国博覧会「愛・地球博」記念1万円硬貨

愛知県で2005年に開催された日本万国博覧会「愛・地球博」の記念硬貨です。表にはコノハズクの親子、バックに地球や太陽などの自然、下部にはロゴマークがはいっています。買取価格は14~15万円となっています。

 

2002FIFAワールドカップ1万円金貨

2002年に日本と韓国で開催された、17回目のFIFAワールドカップを記念して発行された1万円金貨です。アジアで初めて行われた初のワールドカップであり、日本中が熱狂に包まれました。買取額は14~15万円です。

 

東日本大震災復興事業記念1万円金貨

2011年に発生した東日本大震災からの復興のため、2015年に発行されました。一次~四次まであり、第一次発行分は造幣局が、それ以降は一般公募で選ばれたデザインが採用されています。買取額は14~15万円となっています。

 

ラグビーワールドカップ日本大会記念 1万円金貨

2019年に行われたラグビーワールドカップの日本大会を記念して発行された金貨です。発行数が1万個と少ないため、希少価値が高く高値で取引されています。買取価格は、15~18万円となっています。

 

郵便制度150周年記念1万円金貨

1871年に郵便制度が始まり、2021年で150周年になることを記念して発行された金貨です。コインコレクター以外にも郵便関連コレクターからも注目度が高いことから、高値で取引されています。買取価格は15~17万円です。

 

近代通貨制度150周年記念1万円金貨

現代で使われている通貨の単位「円」は1871年に誕生しました。そして2021年、150周年になることを記念して発行されたのがこちらの金貨です。発行数が2万枚と少なく、買取額は15~17万円となっています。

 

第5回アジア冬季競技大会記念カラー1,000円銀貨

青森で開催された第5回アジア登記競技大会を記念して発行されました。日本初のカラーコインで、1000円の銀貨となっています。発行数が5万枚と少なく、販売価格と比べると高価買取が期待できます。相場は2千~3千円です。

 

沖縄復帰50周年記念1万円金貨

1972年5月に、沖縄がアメリカから日本に返還されてから50周年を迎えることを記念して、2022年に発行されました。額面は1万円で、首里城や琉球舞踊など沖縄ならではのデザインとなっています。買取額は15~17万円です。

 

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高額査定が期待できる記念硬貨11選《海外発行》

続いて、海外で発行された高価買取が期待できる記念硬貨をご紹介します。

 

メイプルリーフ金貨

カナダの法定通貨で、国際的な信頼と評価が高い金貨です。1、1/2、1/4、1/10、1/20トロイオンスの5種類です。流通量が多く時期によって買取価格は変動するため、1~37万円となっています。

メイプルリーフ金貨

 

ブリタニア金貨

イギリスの地金型金貨で、表には2022年まではエリザベス女王、それ以降はチャールズ3世がレリーフされています。種類は1、1/2、1/4、1/10トロイオンスの4つで、買取額は3~37万円となっています。

 

パンダ金貨

中国が発行している地金型金貨で、ジャイアントパンダがレリーフされており、年代によってデザインは異なります。とくに1980~90年代初期は人気が高く、高値で取引されています。買取額は、1万~180万円です。

 

カンガルー金貨

オーストラリアの地金型金貨で、裏面にカンガルーがレリーフされています。毎年デザインが異なり、過去には自然金塊(ナゲット)がレリーフされていることもありました。買取額は3~120万円です。

 

イーグル金貨

以前はアメリカで発行されていた10ドル金貨のことをさしましたが、現在では1986年から発行されているアメリカの地金型金貨のことをさします。22金で純金ではありませんが、高値で取引されています。買取金額は、3~34万円です。

 

ウィーン金貨

オーストリアの法定通貨であり、純度は99.99%。音楽の町であることを象徴するように、フィルハーモニー管弦楽団の定期演奏会場や楽器がレリーフされています。買取額は3~37万円となっています。

 

ソブリン金貨

ソブリン金貨は、イギリスの法定通貨で1817年から発行されています。表に描かれたイギリスの国王から「ソブリン(君主)」という呼称の由来となっています。買取金額は2~40万円です。

 

クルーガーランド金貨

南アフリカの地金型金貨で、表面にはクルーガー元大統領の横顔、表面にはスプリングボックがレリーフされています。現在の製造販売の数は少なく、買取金額は、3~34万円となっています。

 

バッファロー金貨

アメリカが初めて発行した純金貨で、表には先住民のインディアン、裏面にはバッファローがレリーフされています。1、1/2、1/4、1/10トロイオンスの4種類があります。買取金額は3~37万円です。

 

ソチオリンピック記念金貨

2014年にロシアで開催された冬季オリンピックを記念して発行された金貨です。カーリングやボブスレーなど、冬季競技大会の種目となったスポーツがレリーフされています。買取額は9万円前後となっています。

 

アメリカ憲法起草200年記念金貨

1987年に、アメリカ合衆国の憲法起草200年を記念して発行された金貨です。5ドルの地金型金貨で、21.6金となっています。買取金額は、8万円前後となっています。

 

記念硬貨をネットオークションで売却する際の注意点

記念硬貨はさまざまなところで売却できますが、ネットオークションで利用する場合には注意が必要です。

 

額面以上の価格で販売できるのか

記念金貨は、本来通貨としての役割があります。そのため額面の価格よりも高い価格で売却できるのか?と疑問に思う方も少なくないでしょう。

結論からいえば、額面以上で販売しても問題ありません。記念硬貨は、通常の通貨とは異なり販売当時の金相場などを考慮した価格で販売されています。そのため、記念硬貨が本来の額面以上の価格になっても問題ないのです。ただし、商売を行う場合には、古物商の許諾を受ける必要があります。

 

発送方法に注意する

額面以上で販売しても問題ありませんが、記念硬貨は普通郵便で送ることはできません。郵便法第17条によって、現金の発送は普通郵便では送れないと決まっているからです。記念硬貨を郵送する際には、現金書留を利用しましょう。現金書留は、直接手渡しの配達記録が残り、万が一紛失が発生しても損害要償額の範囲で保証がされます。古銭や海外の金貨は制限なく発送できますが、紛失のリスクがあるため現金書留がおすすめです。

 

送料を事前に確認する

上記で説明した通り、記念硬貨を発送するには現金書留がおすすめです。しかし現金書留は、保証する金額が大きくなるほどかかる料金も高くなります。1万円未満は420円で、更に5千円ごとに+11円(上限50万円)となります。

一定の価格がつく記念硬貨や送料が相手負担であれば、利益は得られますがそうでない場合、送料で赤字になってしまうこともあるでしょう。売りたい記念硬貨の相場と送料のバランスを事前に把握してから出品する必要があります。

 

相場よりも安くなるリスクがある

記念硬貨はさまざまな種類があり、同じものでも年代や状態によって価格は異なります。希少価値・人気が高い、金でできているなどの一定の価値が認められるものであれば良いですが、そうでないと安く落札されてしまうリスクがあります。

二人以上が競って価格が上がるオークションの性質上、落札したい人が一人しかいないと、安い金額で落札されてしまいます。こうしたリスクを避けるためには、記念硬貨のプロに相談するのがおすすめです。

 

記念硬貨を高く買取してもらうコツ

記念硬貨の高額査定を目指すには、いくつかコツを抑えておく必要があります。ここでは4つのポイントをご紹介します。

 

付属品も一緒に保管しておく

記念硬貨は、硬貨単体ではなく付属品も重要になってきます。コレクター要素の強い記念硬貨は、箱やケースなどがついている・いないで、まったく価値が変わってくるからです。

そのため、高価買取を狙うなら付属品も一緒に持ち込むようにしましょう。「重要なのは金貨だから」と箱やケースを捨ててしまうのはとてももったいないことです。もちろん、付属品がなくても高価買取になることもありますが、付属品は保管しておいたほうが良いと言えるでしょう。

 

保管場所に気をつける

記念硬貨の買取額は、保存状態に大きく左右されます。高価買取を目指すのであれば、なるべくきれいな状態をキープできるように保管場所に気をつけましょう。

具体的には、高温多湿や直射日光が当たる場所は避けるようにしましょう。カビが生えたり日焼けしたりしてしまいます。メンテナンスしすぎるのも避けたほうが良いです。古銭や年代の古いものは磨きたくなりますが、本来の色合いが落ちてしまったり表面を傷つけてしまったりするリスクがあります。

 

複数の買取業者で比較する

記念硬貨は、リサイクルショップや買取専門店、質屋、ネットショップなどさまざまなところで買取を行っています。高価買取で重要なのは、複数の買取業者に査定を依頼し、査定額を比較することです。

記念硬貨の買取には、豊富な知識が求められます。しかし、記念硬貨に関する知識が少ない査定員が見ると、本来よりも安い価格で査定されてしまいます。複数の買取業者で査定をしてもらえば、そうしたリスクを減らすことができ、高価買取につなげられます。

 

セット品は揃えて査定に出す

記念硬貨のなかでも、セットで販売されているものは、必ずすべてを揃えた状態で査定依頼するようにしましょう。それぞれで売却するよりも、セット品で売却したほうが高値になります。

単体よりもセット品のほうが、希少価値が高いため、種類によってはプレミア価格になることもあります。また上記でも述べましたが、セット品は箱やケースなどの付属品が重要になるため、捨てずに揃えた状態で保管するようにしましょう。

 

記念硬貨の売却なら専門の買取業者が安心

記念硬貨の高価買取を目指すなら、専門の買取業者に依頼するようにしましょう。近年はネットオークションやフリマアプリが普及していますが、個人間のやり取りのためトラブルや返品のリスクがあります。また記念硬貨の性質上、豊富な知識を持った査定員が在籍している買取業者に依頼したほうが高い査定額となります。

高価買取が期待できる買取業者は、下記のような特徴があります。

  • 営業年数が長い
  • 記念硬貨の買取実績が豊富
  • 目の前で査定してくれる

上記のポイントをチェックして買取業者を選ぶとよいでしょう。

 

ブランド買取・質入れなら”須賀質店”

須賀質店は、大正9年に創業し現在まで100年以上運営してきた老舗質屋です。記念硬貨や金・貴金属の買取実績も豊富で、高価買取を実現しています。査定員は業者向けオークションなどで日々情報収集を行い、査定経験が豊富な鑑定士が揃っています。

記念硬貨以外にも金や貴金属のアクセサリー、小物などの買取も行っていますので、気になる方はお気軽にお問い合わせください。

 

まとめ

記念硬貨の価値や高価買取が期待できる記念硬貨について解説しました。記念硬貨の需要は、昔よりも減っているため、今後価値が高くなるとは一概には言い切れません。しかし希少価値が高いものや状態の良い記念硬貨は高額になる傾向があります。

押し入れやタンスにしまっていた記念硬貨が思わぬ臨時収入になるかもしれません。自宅に眠っている記念硬貨がある方は、買取業者に問い合わせてみると良いでしょう。

この記事を書いた人
須賀兼一
代表取締役
平成16年4月より須賀質店の代表取締役を務めています。質屋のシステムやビジネスモデルについて、初めてご利用する方にもわかりやすく解説することを心がけています。質屋でお金を借りることは、銀行や消費者金融からお金を借りる手法にはないメリットがあるのです。現役の質屋でしか語れない「質屋の便利な使い方」について、当Webサイトで解説しています。