ブルガリのディアゴノ クロノグラフを高額買取 ~時計の査定ポイントについて紹介~
須賀質店渋谷営業所にて、ブルガリのディアゴノ クロノグラフ(AC38G型)を買取いたしました。
今回買取した時計ブランドのブルガリは、ジュエリーブランドとしてのイメージが強いかも知れませんが、ジュエリーと同じくらい時計にも力を入れており、ブルガリブルガリやビーゼロワン、アショーマなど多くの人気モデルを生み出しています。
ブルガリの数多い時計の中でも、今回買取したディアゴノは1980年代に初期モデルが誕生して以来長く愛されている人気のモデルです。
ディアゴノシリーズは機能面において幅が広く、第二時間帯が確認できるGMT機能を備えたモデル、ストップウォッチ機能が搭載されたクロノグラフモデル、防水機能に特化したダイバーズモデルなどが存在します。
今回買取しましたAC38G型はストップウォッチ機能が搭載されたクロノグラフモデルであり、ラバーベルトが使用されていました。
これから暑いシーズンには防水性に優れたラバーベルトの時計を多用される方も多いと思います。
しかし、ラバーベルトは劣化するということがあるのです。
事実、今回買取したブルガリの時計はラバーベルト部分に亀裂が見られました。
今回は、耐久性が高いと思われがちなラバーベルトの劣化や、査定員が査定時に確認している時計の要注意ポイントについて解説します。
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目次
【意外と珍しくない】劣化してしまうラバーベルトについて
ラバーベルトとは、ゴムが素材となったベルトのことを指します。
金属製のベルトよりも軽く、革ベルトと比べると水に強い性質があり、夏の暑い時期やマリンスポーツなどでも多用できるため、人気のベルトとも言えるでしょう。
多くの高級時計ブランドでもラバーベルトが搭載されたモデルは多く、有名時計ブランドのロレックスでもデイトナや、ヨットマスターなどラバーベルトが搭載されたモデルも存在します。
ラバーベルトのメリットは水に強いことと耐久性の高さが挙げられます。
革ベルトの場合、汗が染み込んだ状態で適切なケアを行わず放置し続けると、変色してしまったり、水分による劣化でヒビ割れてしまうこともあります。
革ベルトに反して、ラバーベルトは水分に強く耐久性も高いですが、紫外線などの要因から劣化してしまうことはあります。
ラバーベルトが劣化してしまうと、それまで柔軟であった質感が硬くなり、ベルトに亀裂が入ってしまうこともあります。
ラバーベルトの性質上、一度亀裂が入ってしまうと一気に裂けてしまい、最悪の場合ベルトが千切れてしまうこともあります。
そのため、ラバーベルトを使用されている方は、劣化具合を確認しながら使用されることをお勧めします。
もしも、亀裂が入っている状態で使い続けると、使用中にベルトが千切れてしまい、時計が腕から落下してしまい時計本体も壊れてしまう危険性があります。
このように、ラバーベルトは経年劣化等によって亀裂が入ってしまうことが珍しく無く、程度によっては買取金額にも影響してしまう可能性もあるため、査定員は入念に確認を行っています。
時計の査定時には、ベルトの他にも時計の動作や、破損、機械音などを入念に確認し、買取金額を決めています。
次は、査定員が時計の査定時にはどんなポイントを確認しているのか紹介します。
時計の査定時に査定員が確認している、時計の査定ポイントについて
時計の査定時において、動作の確認や破損の確認はとても重要になります。
確認項目も、時計の素材やモデル、ムーブメントなどによって見るべき場所が変わるため、査定員はお持ちいただいた時計で重要な部分を適切に確認しています。
その中でも今回は、買取したブルガリのディアゴノの確認ポイントについて、解説します。
今回買取したブルガリのAC38G型は、自動巻きの時計であり、デイト機能、クロノグラフ機能が搭載され、ベルトはラバーベルトが使用されていました。
デイト機能の確認として、査定員はリューズを回し、日付が12時丁度に変わるか確認を行います。
機械不良などを起こしている場合、日付が3時などに変わることもあるため、査定員はお客様にリューズを回す旨を伝えてから確認を行います。
そしてクロノグラフ機能搭載の時計の場合、ストップウォッチ機能を作動させて、問題なく動くか、リセット時には12時方向に針が戻るかなどを確認します。
時計にストップウォッチ機能はあるものの、普段は使用しないという方も少なくないと思いますが、中にはリセット時に針が戻らないというケースもあるため、査定員は必ずストップウォッチ機能を作動させ、確認を行います。
そして機械式の時計の場合、店頭にある専用の機械を使用して、一日に何秒程度の誤差が生まれているのかを確認します。
例え誤差が数十秒あったとしても、査定金額に影響することはほぼありませんが、中には機械で識別できない程誤差が激しい場合があり、この場合は機械不良のため、正確な時間が刻めていない可能性があります。
このように、機械不良などの原因から、日付や針、時間が正確に機能していない場合、時計のメンテナンスが必要になるため、買取金額はメンテナンス費用を差し引いた金額となります。
時計の機械不良の原因は様々あり、落とした際などの衝撃や、機械内部の潤滑油が切れてしまうことでも不良に繋がります。
そのため、時計を使用されている方でいずれは買取を検討されている方は、数年に一度のペースで定期的にメンテナンスに出されることをお勧めします。
もしもメンテナンスを行わず、長い間放置していた場合、いざ買取に出したとしても機械不良が多く、買取金額に影響してしまい、結果的にお客様が損をしてしまうかも知れません。
次は、今回買取したブルガリのディアゴノの買取金額について紹介します。
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今回買取したブルガリの時計について
今回買取しましたブルガリのディアゴノは、すでにお話したように自動巻きの時計であり、クロノグラフ機能、デイト機能が搭載され、素材には一部ゴールドが使用、ラバーベルトが取り付けられたモデルでした。
査定員は入念にお品物を確認し、クロノグラフ機能やデイト機能等といった時計の機械には問題は無いと判断しました。
ただ、画像にあるようにラバーベルトに一部亀裂があることを発見しました
先ほどお話しした通り、ラバーベルトの亀裂は一気に千切れてしまう可能性もあるため注意が必要です。
今回買取した時計のラバーベルトには亀裂があったものの、小さな程度であったため、買取金額には大きな影響は与えず、須賀質店渋谷営業所にて280,000円で買取いたしました。
須賀質店は壊れた時計であったとしても高額な買取金額を付ける事ができます
先ほどお話した通り、時計を高額で買取してもらうためには定期的なメンテナンスは重要なポイントになります。
しかし、時計をしている中でうっかり大きな破損や故障を与えてしまうことも少なくないでしょう。
そして、壊れてしまった時計であっても、お客様がご自身で修理されて買取に出されるよりも、壊れた状態で須賀質店にお持ち頂いたほうが結果的にお客様の利益につながる可能性もあります。
須賀質店が壊れてしまった時計でも高額で買取できる秘密は、独自の修理先を持っていることです。
須賀質店は100年以上続く老舗の質屋であり、近年ではフリマアプリやリサイクルショップが急増する中で、生き残るために創意工夫を行っています。
そのために、須賀質店では時計修理会社と業務提携を行っており、お客様が個人で時計の修理を依頼されるよりも、リーズナブルな修理金額で済ませることが可能です。
お客様が個人で修理を依頼され、買取に出されるよりも、修理金額をリーズナブルに済ませることができる須賀質店へ壊れた状態でお持ち頂いたほうが、修理金額を差し引いた買取金額でも、結果的にお客様の利益につながる可能性があります。
実際に須賀質店では動かなくなってしまった時計や、リューズが抜けてしまった時計などといった、壊れてしまった時計の査定依頼も多く、多くのお客様が須賀質店の査定額に満足され、買取契約を結んでいただいています。
壊れてしまった時計でも、どうせ買取金額が付かないだろうと諦めず、一度須賀質店へお持ちになって見て下さい。
お客様のご来店を査定員一同お待ちしております。
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