老舗の質屋が1.483カラットのダイヤモンドを買取しました
須賀質店渋谷営業所にて、1.483カラットのダイヤモンド付きリングを買取いたしました。
こちらのダイヤモンドは、1カラットを超えるサイズであったため、指輪の中石として使用されていました。
中石とは、ジュエリー業界などで使用される呼び名であり、指輪の中央である目立つ位置に配置された主役級の宝石のことを指します。
指輪のデザインによっては、中石の周囲に小さなサイズのダイヤモンドを、中石の存在感を際立たせるために脇石として周囲に配置されていることもあります。
今回のダイヤモンドは1カラットを超える大きなダイヤモンドであったため、ジュエリーに使用される場合は中石として主役を飾れるサイズのものでした。
今回買取した指輪に使用されたダイヤモンドは、カラットは充分なサイズでした。
ただ、ダイヤモンドの査定には他にも色味や透明度、形を見て、総合的に買取金額を判断します。
今回は、指輪に使用されていたダイヤモンドに焦点を当て、ダイヤモンドのスペックについて解説します。
創業100年の実績から、熟練査定士による業界最高値をご提示致します。
査定員が見る、ダイヤモンドのスペックについて
ダイヤモンドのスペックは、世界で最も信頼されているダイヤモンドの鑑別機関であるGIAが定めた4Cと呼ばれる国際基準によって定められます。
4Cとは、カラット、カラー、クラリティ、カットの4項目であり、査定員はこれらを正確に見極めて買取金額を導き出します。
①カラット 重さ
4Cの中で最も知名度が高いのがカラットだと思います。
カラット=大きさだと思う方が多いでしょうが、実はカラッとはダイヤモンドの重さを表す単位なのです。
ただ、カラット数が大きいダイヤモンドは、実際にサイズも大きく、認知度としては大きさの方が主流であるため、今回はカラット=大きさとしてお話します。
ダイヤモンドは天然石であるため、カラット数が大きければ大きいほど希少性は高く、中古品市場でも高額で取引されるようになります。
冒頭でお話したような指輪の脇石に使用されるダイヤモンドは0.1カラット未満の大きさのものが多いです。
ダイヤモンドの買取相場としてみると、1.0カラットとそれ未満のダイヤモンドは相場が大きく異なります。
1.0カラットのダイヤモンドは希少性が高く、さらに大きな2カラット、3カラット以上になると、市場でも常に流通しているわけではないため、驚くほど高額な金額で取引されることもあります。
②カラー 色味
ダイヤモンドの色味は無色透明であればあるほど、評価され、高額な買取金額が期待できます。
カラーの種類は大まかに説明すると上にある図のとおりです。
ダイヤモンドは天然石であるため、黄色など色味が強いものがあります。
無色透明のダイヤモンドは希少性がとても高いため、中古品市場では無色透明に近いほど高額で取引されます。
ティファニーやカルティエなど高級ブランドジュエリーでは、自社のジュエリーに使用するダイヤモンドは厳選しており、黄色みが強いものは一切使わないほどのこだわりを持っています。
③クラリティ 透明度
クラリティとは、ダイヤモンドには小さなキズや、成長過程で紛れてしまった不純物など、買取業界では内包物と呼ばれるものの数や位置によって評価が変わります。
内包物が少なくても、ダイヤモンドの目立つ位置に大きくあるものや、内包物のサイズは小さいものの全体的に細かくあるものは、どうしても評価が下がってしまい、買取金額にも影響してしまいます。
クラリティの基準は上の画像のように、査定員が使用するルーペでも見つけられないものもあれば、肉眼でも確認できるサイズのものもあります。
カラット数が大きければ大きいほど内包物があることが多く、カラット数が大きく、クラリティの基準も高いものはとても希少です。
④カット 形
ダイヤモンドは、採掘された原石のままでは、皆さんが思うような輝きを生み出すことはありません。
採掘後の原石を、人為的に成形することによって、光をより集め反射させる、輝かしいダイヤモンドを生み出します。
ダイヤモンドの中で最も知名度が高いラウンドブリリアントカットは58面体ととても複雑な形をしています。
そのため、僅かな技術の差でダイヤモンドの形がずれてしまい、結果的に輝きにも影響してしまうことに繋がります。
ブライダルジュエリーとして圧倒的知名度を誇るティファニーでは採掘後のダイヤモンドの原石を自社にてカットし、大きさよりも輝きを優先させ、誰が見ても素晴らしいと思うような輝きを生み出すダイヤモンドを使用しています。
カットは人為的なことではありますが、ダイヤモンドの輝きを左右する重要なポイントであるため、カットの良し悪しによって中古品市場でも相場が異なります。
他にもダイヤモンドについて、査定員が見ているポイントはありますが、重要な査定ポイントは以上の4点です。
査定員は、カラット、カラー、クラリティ、カットを総合的に判断して買取金額をお付けします。
カラーやクラリティには評価の種類が多くあり、査定員の技術や経験が重要になる難しい査定とも言えるでしょう。
そのため、ダイヤモンドの買取金額はお店によって、買取金額が変わりやすいとも言えるでしょう。
ダイヤモンドの査定技術が不足しているお店であれば、良いダイヤモンドであったとしても、リスクを避けるため、強気な査定金額をお付けできないこともあります。
須賀質店は1カラットを超えるダイヤモンドの査定実績がとても多く、査定員もダイヤモンドの査定に精通しています。
次はいよいよ、今回買取したダイヤモンドの買取金額について紹介します。
今回買取したダイヤモンドの買取金額について
こちらの画像は、今回買取したダイヤモンドを専門の鑑定機関で鑑定してもらった簡易鑑別(ソーティングシート)になります。
ソーティングシートには、ダイヤモンドのスペックを知る上で必要なカラット、カラー、クラリティ、カットの記載がされています。
今回買取しましたダイヤモンドは、VERY LIGHT YELLOWとうっすらと黄色味があり、クラリティのI-1とよく観察すると、肉眼でも内包物が視認できました。
さらに、今回のダイヤモンドは蛍光性が強くありました。
ダイヤモンドの蛍光性とは、紫外線やX線といった特殊な光を当てた際に、ダイヤモンドが発光することを指します。
蛍光性は天然石であるダイヤモンドだからこそ持つものであり、ダイヤモンドの模造石や人工ダイヤモンドなどには蛍光性はありません。
最近では、蛍光性が強いダイヤモンドが神秘的だと評価されるようになり、一部では特殊なライトを当てた際に発光する蛍光性の強いダイヤモンドが好まれることもあるようです。
しかし、現在の中古品市場では蛍光性の強すぎるダイヤモンドは、どうしても人気が落ちてしまう傾向にあります。
今回買取しましたダイヤモンドは、VERY STRONG BLUEととても蛍光性が強かったため、どうしても金額に影響してしまった形になりました。
今回買取したダイヤモンドは、黄色みがあり、内包物も大きく、蛍光性も強いため、買取金額が10,000円も付かないのではないかと思われるかも知れません。
確かに、高額な買取金額を付けにくいダイヤモンドではありましたが、大きさが1.483カラットと大きなサイズであったため、買取金額は充分にお付けすることができました。
須賀質店はダイヤモンドの査定経験が豊富であるため、今回のような色味が強く、蛍光性の強いダイヤモンドも多く買取しています。
そのため、今回のダイヤモンドも問題なく買取金額をお付けできると判断し、須賀質店渋谷営業所にて、50,000円で買取させていただきました。
決して高額と呼べる結果ではなかったものの、お客様にも査定理由をお話し、納得して頂き、買取契約成立となりました。
創業100年の実績から、熟練査定士による業界最高値をご提示致します。
須賀質店は様々なお品物の買取を行っております
今回買取しましたお品物はダイヤモンドでしたが、須賀質店では他にも様々なお品物を買取しています。
質屋と言えば、昔ながらのイメージでブランド物や貴金属類のイメージが強いでしょう。
もちろん、須賀質店ではそれらも高額で買取しております。
しかし、須賀質店では今後もより多くのお客様にご利用していただくために、お客様のニーズに合わせて日々取扱商品の幅を広げています。
最近では生活必需品と言っても過言ではない、スマートフォンやタブレット、パソコンを取り扱い、さらにはヘッドホンなどの買取も積極的に行っています。
買取金額も専門店に負けることのない、高額な買取金額を期待することが可能です。
ブランド物や貴金属などの他に、電化製品などの売却を検討されている方も、ぜひ須賀質店をご利用ください。
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