全体的にキズのあるロレックスのエアキングを高価買取 ~修理が必要なロレックスの時計の買取事例を紹介~
須賀質店渋谷営業所にて、ロレックスのエアキング14000型を買取いたしました。
今回買取しましたエアキングはシリアルナンバーから、1996年に製造されたモデルであることが確認できました。
25年前に製造された比較的古いモデルであり、長年愛用されていた時計であったため、ブレスやケース、ベゼルなど全体的に細かなキズが多く見られました。
時計を使用している方であれば、腕に身に着けている最中にドアや壁にぶつけてしまうという経験も2度や3度では無いでしょう。
実際、筆者も通勤途中や仕事中に時計をぶつけてしまったことは多く、自分の時計をよく見てみるとキズや凹みが多いことに気づきます。
腕時計に詳しい方であれば、今回買取した時計のようなステンレス素材のものであれば、研磨作業を行えばキズを目立たせなくできることをご存知かもしれません。
買取を担当した査定員も、14000型に細かなキズは多くあったものの、目立たせなくすることができるだろうと判断してキズに関して買取金額に影響させることはありませんでした。
しかし、中には部品の交換修理が必要な状態の時計も多く、須賀質店にはそういった時計の査定依頼も多く来ます。
今回は、老舗の質屋である須賀質店が、状態の悪いロレックスの時計について解説します。
創業100年の実績から、熟練査定士による業界最高値をご提示致します。
状態の悪いロレックスの買取について
冒頭で、今回買取した時計は25年前に製造された時計だとお話しましたが、ロレックスの時計の歴史は古く、現在でも50年以上前に製造された時計をお持ちの方は少なくないでしょう。
ロレックスの時計など機械式の時計は、中のムーブメントに定期的なメンテナンスを行えば何十年も使用ができます。
ただ、長い間愛用している時計の場合パーツの経年劣化も多く、風防やブレスなどが破損して交換修理が必要になることも多いです。
須賀質店には、都内で100年以上続く老舗の質屋であり、交換修理が必要なロレックスの時計の買取依頼も多く来ます。
今回は、須賀質店の買取実績を紹介しながら、状態の悪いロレックスの買取について解説します。
ロレックスの買取事例①
①デイトジャスト 1601型 ブレス伸び、リューズ折れ 買取金額230,000円
こちらのデイトジャスト1601型はステンレスとホワイトゴールドが使用されたコンビ素材の時計です。
コンビ素材のデイトジャストは人気が高く、中古品市場にもとても多く出回っている定番モデルと言えるでしょう。
こちらの1601型は1970年代に製造されており、そのため部品の経年劣化が多く見られました。
1つ目はリューズが折れてしまっていることです。
画像ではネジのように差込み固定されていますが、芯棒が折れてしまっています。
リューズは時間を合わせる際やゼンマイを巻く際に使用されるため、長い間使用していると経年劣化で折れてしまうことも少なくありません。
そして、2つ目の経年劣化はブレス部分です。
今回買取した1601型のブレスは外側2列はステンレス製であり、真ん中3列はホワイトゴールドで作られています。
長い間時計を使用しているとブレス同士が擦れて、特に内側のコマが経年劣化によって変形しています。
変形してしまったコマは画像のように持ち上げると、垂れ下がってしまいます。
垂れ下がった状態でも使用を続けると、最悪の場合ブレスが千切れてしまうことがあります。
ブレスの状態を改善させるためには、交換修理が必要になるため、必然的に買取金額にも影響してしまいます。
しかし、ロレックスのデイトジャストは中古品市場においてとても人気が高いモデルであるため、例えブレスが伸び、リューズが折れてしまったとしても買取金額も200,000円はお付けできます。
創業100年の実績から、熟練査定士による業界最高値をご提示致します。
ロレックスの買取事例②
②デイトジャスト 1603型 ブレスに亀裂、風防欠け 買取金額180,000円
①と同じモデルであり、ほぼ同時期に製造されていたモデルでもあります。
違いは使用されている素材であり、①である1601型はステンレスとホワイトゴールドで作られたモデルに対して1603型はステンレスのみで製造されたモデルです。
1603型は、画像でもわかるようにブレスに亀裂が入ってしまっていました。
加えて、文字盤を保護する風防も欠けており、どちらも状態を改善させるためには交換修理が必要になります。
現在のロレックスの時計は、サファイアクリスタルと呼ばれるとても頑丈な素材が使用されており、ロレックスのみならず多くの高級時計がサファイアクリスタルを採用しています。
しかし、1603型のような古いモデルの当時はまだサファイアクリスタルは使用されておらず、低コストで加工のしやすいプラスチック素材で作られた風防が使用されていました。
プラスチック風防の場合、小さなスレ傷程度であれば研磨処理を施すことが可能ですが、欠けてしまっている場合、やはり交換修理が必要になってしまいます。
こちらの時計は①よりも状態が悪かったため、150,000円で買取させて頂きました。
ロレックスの買取事例③
③デイトジャスト 1601型 ブレス無し本体のみ 買取金額150,000円
こちらは①と同じ型番の時計ですが、ブレスがなく本体のみの買取でした。
お客様いわくブレスは何年も前に壊れてしまい、以降は社外の革ベルトを使用していたとのことで、買取時は本体のみでお持ち頂きました。
時計の場合、ブレスが無くても買取金額は充分にお付けできます。
中古品市場では純正のブレス以外の社外製品を使用している場合、例えブレスがあったとしても査定は時計本体のみに対しての金額となります。
実際、ロレックスのみならず様々なブランドの時計を社外製のベルトやブレスで使用されている方も多いでしょう。
本体のみと聞いて、買取金額がつくか不安になる方もいるかもしれませんが、中古品市場では日常茶飯事であり、買取金額は充分にお付けできます。
ただ、どうししてもブレスがない状態は買取金額に影響してしまい、こちらの時計は150,000円で買取させて頂きました。
ロレックスの買取事例④
④サブマリーナ 14060型 カラス欠け、ルミナスポイント欠損 買取金額500,000円
最後に紹介する時計は、ダイバーズウォッチとして人気の高いサブマリーナです。
こちらのサブマリーナの注目すべきポイントは、ベゼルにあるルミナスポイントが外れてしまっていることです。
ルミナスポイントは、ダイバーズウォッチとして使用する際にはとても重要なものであり、外れてしまった場合状態を改善させるためには文字盤周囲のベゼルごと交換する必要があります。
ルミナスポイントが外れてしまうことは多いことではありませんが、中には衝撃によって割れてしまったり、欠けてしまうこともあります。
ルミナスポイントの欠損は、どうしても買取金額に影響を与えてしまいますが、それでも人気なモデルであるため500,000円の買取金額をお付けすることができました。
この様に交換修理が必要な、壊れてしまったロレックスの時計も多く査定の現場には現れますが、買取金額をお付けできるものは多いです。
ロレックスの時計はとても多くの方から人気を集めているブランドであるため、例え古いモデルで状態が悪くても買取金額をお付けできることは多いです。
壊れてしまったからと買取金額が付かないとは限りません。
ぜひ一度須賀質店へお持ちください。
今回買取したエアキング14000型の買取金額について
今回買取しましたロレックスのエアキングは、冒頭でお話したとおり、全体的に細かなキズが有りました。
ステンレス部分のキズは研磨処理で目立たなくできるため、買取金額に影響はありませんが、ガラス部分のキズは程度によっては影響してしまうことがあります。
今回買取した14000型はガラスのフチの部分にキズが多く見られました。
おそらくぶつけてしまった際などにできたキズだと思われますが、少しだけ買取金額に影響を与えてしまい、結果的に須賀質店渋谷営業所にて、220,000円で買取させて頂きました。
今回一覧で紹介したように、時計の状態にも様々な種類があります。
簡単に状態を改善できるものもあれば、交換修理が必要になってしまうこともありますが、ロレックスの時計であれば例え動かなくなっていても買取金額をお付けできる可能性は大きいです。
処分されるのではなく、一度須賀質店へお持ちになってみてください。
特に、古いモデルのスポーツモデルなどは購入された東氏よりも相場がかなり上昇しており、多少状態が悪くても高額な買取金額がお付けできる可能性は大きいです。
もしかするとお客様も驚くような金額がお付けできるかもしれません。
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