IWCのマーク16を須賀質店の渋谷営業所で高価買取
須賀質店の渋谷営業所で、IWCのマーク16(型番:IW325505)を230,000円と高価買取です。
数多くの腕時計ブランドがあるスイスに本社を構えるIWC。現在の高級時計は趣向性が高く、「魅せる」腕時計を作るブランドが多いです。高級時計に多い機械式ムーブメントを裏スケ加工により確認できるモデルが多く、ムーブメントの仕上げも各ブランド力を入れています。
一方IWCは、「質実剛健」というイメージがピッタリなブランドです。今回買取したIWCの人気シリーズであるパイロットウォッチは、ステンレス製の裏蓋で閉じられている為ムーブメントを簡単にみる事ができません。しかし、細かなブレスレットの作りやケース・文字盤・針の仕上げは非常に丁寧で「良い時計」オーラを身に纏っています。
多くのスイスブランドはフランスとの国境付近に拠点を置いていますが、IWCはドイツとの国境付近に拠点があります。「オシャレ」なイメージのフランス文化を取り入れたブランドが多い中、ドイツの「実直」な気質を取り入れたモノづくりを行っている時計ブランドがIWCです。
今回はそんなIWCの人気シリーズであるパイロットウォッチのマーク16を買取ましたので、査定内容を詳しく解説していきます。
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IWCのパイロットウォッチとマーク16について
1930年代に作られた初代パイロットウォッチは民間のパイロットを対象にリリースされています。特徴は摂氏マイナス40℃からプラス40℃の気温に対応し、耐磁性や耐衝撃性などパイロットの為の時計として十分な機能を備えていました。
その後、イギリス政府の要請で、英国空軍(RAF)のパイロットのための特別な時計を開発する事となりました。これがマーク11と呼ばれているモデルであり、1949年11月からRAFのパイロットに支給されました。
民間のパイロットは勿論、戦闘機のパイロットは瞬時に時刻を読み取れる「視認性」の高さが必要不可欠です。IWCのパイロットウォッチはシンプルな文字盤と太く見やすい針の組み合わせで視認性が高く、コックピット内部の計器に影響されない耐磁性、緊急時に水上着陸をした際にも対応できる防水性も備えています。
今回買取したIWCのマーク16(型番:IW325505)はそのパイロットウォッチの流れを受け継いでいるモデルです。2006年に発売されたモデルで、マイナーチェンジが行われた現在では発売されていませんが、未だに多くのファンがいて中古市場でも人気の高いモデルとなります。
39mmと絶妙なケース径に厚さ11.5mm。平面とワッフル面を組み合わせた5連ブレスレットは装着感抜群です。サラリーマンの方がスーツに合わせる場合も袖口に収まり易く使い勝手のよいモデルです。
パイロットウォッチの特徴でもある耐磁性を実現する為にインナーケースが採用され、防水性能も6気圧防水と日常の使用においては全く問題ありません。
そして瞬時に時間を確認できる視認性の高さもあり、忙しいビジネスマンにピッタリな時計です。次項ではそんなマーク16の買取査定内容を解説していきます。
IWCのマーク16(型番:IW325505)査定ポイント解説
ここからはIWCのマーク16(型番:IW325505)の査定ポイントについて解説します。
IWCのマーク16は機械式時計(自動巻き)です。機械式時計とは、ゼンマイが解ける力を利用して針を動かす時計の事で、一般的に流通しているクォーツ式(電池が動力源)とは異なります。
ゼンマイはリューズを手で回して巻くか、着用時の腕の動きによって振り子(ローター)が回り巻き上げられ、時・分・秒の各針やカレンダーを動かしています。
機械式時計は職人による手作業の工程が多く、製造コストがクォーツ式と比べると高くなります。
更に磁力や衝撃に強いマーク16と言えども、過度な磁力や衝撃を与えると内部に不具合が発生します。
実用性という面において、機械式時計はクォーツ式時計に比べるとどうしても劣ってしまいます。特に電波時計・ソーラー電式式・耐衝撃性が抜群のG-Shockなどと比べると、1日に数十秒誤差が生じ・ゼンマイが巻かれていないと1日から数日で止まってしまう・うっかり時計を地面に落してしまったら動かなくなった等不便さを感じる事が多いでしょう。
しかし、これらは機械式腕時計の特徴でもありますので、よく理解した上で付き合うとより愛着が沸いてくると思います。
この様にデリケートな機械式腕時計を査定する上で重要なポイントは、「正常に動くか」「外装のダメージ度合いの確認」の2点です。
先ずは「正常に動くか」です。マーク16の査定時にはリューズを動かし各針が正常に動くか、カレンダーの早送りや24時に切り替わるかを確認します。
更に須賀質店では「タイムグラファー」という機械を用いて時計の精度を確認します。時計が動く音を確認し、1日にどれ位の誤差が生じるかを確認するのです。
数十秒/日の誤差は許容範囲な機械式時計ですので、そこまでシビアではありません。但し、1分/日以上の誤差や、測定不可な場合(機械内部に何等かの不具合があります)は修理費用を差し引いた査定額となります。
よく「オーバーホールを行ってから売却した方が良いのか?」という質問を受けますが、通常使用が可能な状態であればそのままのお持ち込みをお勧めしています。
故障がない状態で比較すれば、誤差0秒/日のお品物と、誤差40秒/日のお品物では査定額は変わりありません。「少しズレが大きくなってきた」程度であればそのまま査定にお持ちください。
次に「外装のダメージ具合」についてです。ガラス・ケース・ブレスレット・バックル等の状態を確認します。
ガラスが割れてしまっているというケースは稀ですが、フチの部分が欠けてしまっていたり、表面にキズが入ってしまう事は多々あります。
ケースはスリキズや打痕の症状が多いです。今回買取したマーク16はステンレススチール製ですので、浅いスリキズであれば磨き直しで削り取る事ができます。
但し深いキズや打痕は磨き直しで消すことができず、ダメージとして残ってしまいます。このような状態では通常の査定額より低い金額提示となりますのでご注意ください。
ブレスレットに関して、キズや打痕はケースと同様の評価を行います。マーク16のブレスレットは細かいコマが組み合わさったものを採用しています。汚れが溜まってコマの動きが悪い程度であれば問題ありませんが、歪みが原因のブレスレット不良や、千切れた状態では大幅な減額対象となる可能性があります。
最後にバックルです。こちらも通常使用できる状態であれば問題ありませんが、閉まらない状態や開かない状態では修理費用を差引く必要があります。
無理な着脱を行うと余計な力が加わり歪みや壊れの原因となりますので、丁寧に扱う事を意識すれば壊れる可能性はかなり低くなります。
IWCのマーク16は丁寧に扱えば現役バリバリに活躍してくれる時計です。ご自身で使い続ける場合は勿論、売却をご検討の際も状態がよければ高額査定が可能となります。上記の注意点を踏まえてマーク16を愛用してみて下さい。
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IWCのマーク16(型番:IW325505)買取のとめ
今回の記事ではIWCのマーク16(型番:IW325505)買取について解説しました。
この記事を書いている須賀質店では、コロナウイルス感染対策を行った上でお客様のご来店をお待ちしております。
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