宝石、ダイヤモンドの買取を解説 ダイヤモンド付きの指輪を買取いたしました
須賀質店渋谷営業所で、ダイヤモンド付きの指輪を高価買取いたしました。枠はプラチナでPt900、中石に0.44ctのダイヤモンド、周りに小さなダイヤモンドが6粒で合計0.31ct、総重量が4.5gというお品物でした。
指輪の買取査定では、お持ちいただく商品によってお付けする金額の根拠が大きく異なります。
ブランドジュエリーの場合、その指輪が中古品としていくらで流通する物なのかという相場、こういったところが買取金額の根拠となっています。
ノンブランドジュエリーの場合、基本的には金属の値段、素材の値段で金額が決まっています。素材の値段というのが根拠になるわけですが、素材は金やプラチナといった金属だけが使われているわけではありません。
他の素材に関しては、値段を付ける事が出来る物であれば、その分高値での買取になりますし、値段の付かない物であれば、その分査定にはマイナスの影響があります。
指輪に使われている素材で、金やプラチナといった金属よりも高値で買い取る事が出来るのが宝石です。
今回の指輪はダイヤモンド付きでしたので、宝石の査定について解説させていただきます。
創業100年の実績から、熟練査定士による業界最高値をご提示致します。
指輪、宝石の買取についての解説
最初に今回お持ちいただいた指輪の買取金額をご紹介いたします。58,000円で買取いたしました。
これは指輪全体の買取金額なので、枠のプラチナの値段も、ダイヤモンドの値段も全て含まれています。
枠のプラチナの買取金額については簡単に解説すると、Pt900という純度のプラチナの1gの買取単価×プラチナのみの重さとなります。
3890円×4.3g=16,000円(百円以下は切り捨てとなります)
つまり、58,000円−16,000円=ダイヤモンドの買取金額となります。
これだけでも、ダイヤモンドが高値で買い取る事の出来る宝石であるとお分かり頂けると思いますが、では一体どのような宝石が高値で取引される物なのでしょうか。
実は、宝石と呼ばれる物の多くは、ほとんど値段の付く物ではないんです。
宝石というのは、分類や細かな定義もありますが、少し雑な言い方で簡単に言ってしまえば、綺麗な石です。ただ綺麗な石というだけでは、高値で取引されるわけがありません。
高値で取引される宝石とは、天然で、希少性があり、より綺麗な物、これが分かりやすい言い方だと思います。
買取で値段の付く宝石をいくつか挙げていきます。ダイヤモンド、ルビー、エメラルド、サファイア、ヒスイ、アレキサンドライト等です。
逆に、値段が付かないけれどもジュエリーによく使われているのが、水晶、アメシスト、ガーネット、ターコイズ等でしょう。
値段の付く方も付かない方も、挙げているのは極一部の種類ですが、値段の付く宝石というのは、実はそれほど多くはないんです。
これらの分け方は希少性等の違いよるところなのだと思いますが、希少性を表す数値があるわけではありません。買取を行う側としては、値段が付くかどうかは、そもそも宝石の種類が違う、といった認識です。
さらに、種類としては値段の付く宝石であっても、大きさ、品質によって値段が付かないという事がよくあります。
この大きさと品質というのは、宝石の種類によって基準が大きく違います。サファイア、ヒスイは値段の付く基準が高く、大きくてより綺麗な物で無いと値段が付きません。ダイヤモンドとルビーは基準が低く、小さくそれ程綺麗では無くても値段が付きやすいという事です。
特にダイヤモンドは、群を抜いて値段が付きやすい宝石です。
指輪、宝石の買取査定とは、このような理由で値段を付けています。
指輪に付いていたダイヤモンドの査定の解説
宝石に値段が付くのかどうかという点は種類によって決まっていきますが、実際にいくらになるのかというのは、大きさと綺麗さによって決まります。
より大きく、より綺麗である方が高値が付きます。
ただ、値段の付く宝石であっても綺麗さの基準は曖昧で、明確な数値としてそれが出るわけではありません。見る人間がどう感じるのかという事に頼る部分が大きくなります。
しかし、宝石の中でダイヤモンドだけが、綺麗さの基準が明確に出るようになっています。
国際的なダイヤモンドの価値基準で4Cというのが使われます。これによってダイヤモンドの買取金額は決定していきます。
4Cとは、カラット、カラー、クラリティー、カットの4つ、それぞれのグレードを見極めます。
カラットは単純に大きさだと思って頂ければ問題ありません。カラットというのは重さの単位ですが、ダイヤモンドの場合は大きさの表すのに使うのが重さの単位になるという事です。
カラーは色です。通常のダイヤモンドは無色透明である程質が良く、黄色味を帯びて行く程に質が悪いと判断されます。
クラリティーは内包物の有無です。天然のダイヤモンドは、中に亀裂や気泡、不純物が含まれていたりします。当然、内包物が少ない方が良いとされます。
カットは唯一人間の手による加工の良し悪しです。ラウンドブリリアントカットの場合のみに出します。
以上がダイヤモンドの値段を決める基準となります。
ノンブランドジュエリーの場合、カラットは製品のどこかに数字が刻印されているもので、指輪は大抵内側にその刻印があります。
今回の指輪の場合、カラットの刻印は2つありました。これは、真ん中のダイヤモンドは1粒で何カラットなのか、それ以外は合計で何カラットなのかという意味になります。
ある程度の大きさがあると、1粒でのカラット数で表記しますが、小さなダイヤモンドが複数の場合は合計で何カラットという表記になります。
周りのダイヤモンドは6粒で0.31ct、このような小さなダイヤモンドはメレダイヤと呼び、1粒1粒の質を見るのではなく、全体でいくらの買取になるかという考え方になります。今回は、メレダイヤに2,000円お付けしています。
当然、1粒で大きさのある真ん中のダイヤモンドの方が高額になりました。
中石のダイヤモンドは0.44ct、F、VS-2、VeryGoodという品質であったため、40,000円お付けしています。
質としてはかなり良い方であったため、高額の買取となっています。
改めて、プラチナの買取が16,000円、メレダイヤが2,000円、中石ダイヤモンドが40,000円、指輪全体で58,000円で買取いたしました。
これが今回の指輪の査定全てになります。
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ダイヤモンド付きの指輪の買取とまとめ
須賀質店では、今回ご紹介いたしました指輪の買取査定と同様に、ダイヤモンドを筆頭とした宝石全般の買取に力を入れております。
ダイヤモンドの買取というのは、その見た目だけで判断して品質を見極めなければいけません。それが出来ないと、値段を付けない、安めに付けるといった判断になってしまいます。
ダイヤモンドの品質をしっかりと見極める事の出来る人物が査定をした方が、査定が高くなるかもしれないという事です。
そこで、老舗の須賀質店にお任せいただければ、ダイヤモンドもしっかりと高値で買取をさせて頂きます。
須賀質店の創業は大正9年で、100年も営業を続けており、それだけでも、皆様に信頼して頂けると思います。
また、ダイヤモンドよりも査定が難しいのが、色石と呼ばれる、色の付いた宝石です。先ほどの解説でも書きましたが、値段の付かない物も多いため、色石には一切値段を付けないという判断をするお店もあるようです。
しかし、以前エメラルド、ルビー、サファイアで合計数百万円の買取査定をしたお客様にお聞きしたところ、それ程高値の付く物でも、色石には値段を付けず、指輪やネックレスの枠の金属の値段だけで出した所もあったようです。
このように、宝石の買取はお店の判断で金額が違う事はよくあります。是非安心出来るよう、老舗の須賀質店をお選びください。