【事例】金のブレスレットの買取! 須賀質店では金かどうか分からないものでも査定、買取いたします
須賀質店渋谷営業所で金のブレスレットを買取いたしました。
ブランド品の金製品であれば、金の価格では無く、そのブランドの製品としての査定で値段を付けて買取を行う事になります。
しかし、今回お持ちいただいたようなノンブランドジュエリーと呼ばれるような金製品は、多くの場合で、グラムいくら、重さが何グラムという単純な計算で値段を付ける事になります。
ですが、実際に査定を行う上では、それ程単純では無い事例も出てきます。
今回のブレスレットがその“単純では無い事例”にあたります。
本当に金製品なのか、そして金性は何なのか、そういった事を確認するところから査定をする必要がありました。
創業100年の実績から、熟練査定士による業界最高値をご提示致します。
金性の分からないブレスレットを買取、査定方法を解説
まず始めに買取の結果を申し上げてしまいますが、14金のブレスレットで、総重量が26.1gであったため、70,000円で買取をいたしました。
金性というのは、金の純度や品位の事で、今回のブレスレットの場合は14金というのがそれにあたります。14金は、金の純度が58.5%の合金です。
大概の金製品には、この金性を表す何かしらの刻印が入っているもので、それが本当に金であるという事を示す一つの指標にもなります。
今回の買取のブレスレットに関して言うと、この金性の刻印が入っていませんでした。
“それだけ”と思う方も大勢いらっしゃると思いますが、金の買取を行う側からすると、刻印が入っているかどうかというのは結構重要なポイントで、刻印が入っていなければそれだけで取り扱いを断るお店も多いと思います。
さらにもう一つ大きな問題は、金は純度によって買取のグラム単価が変わってきます。そのため金性が分からなければ、単価が分からない、買取金額を出す事が出来ないとなってしまいます。
では、今回のブレスレットは、どのようにして買取をしたのでしょうか。
実は特殊な方法を使ったわけではありません。単純に、査定員が自身の目だけで、金であるかどうか、金性は何かという事を判断して、値段を付けたというだけです。
金というのは、純度が高くなるほど色が濃くなります。9金よりも10金、14金よりも18金、24金といった感じで、金色が強くなっていくとでも言えば良いのか、色に違いがあります。
慣れた査定員であれば、色だけでもある程度の金性を把握する事が出来ます。
金の色で金性を特定するという方法は古くから使われていて、江戸時代に行われていた金の取引でも、試金石と呼ばれる石に擦りつけた金の色で金性を特定していたそうです。
この江戸時代に行われていた検査の痕跡を、現代の測定機器に掛けてみるとかなり正確に金性を特定出来ていたそうです。
金かどうかについても同様で、慣れていれば見た目だけでも、ある程度判別する事が可能です。
金色をした他の金属と言えば真鍮等が思い浮かびますが、やはり色も質感も金とは異なります。色だけで言えば、本物の金を使っている事も多いメッキ製品では見分け難い物もありますが、こちらも質感の違いや、メッキが削れて下地が見えていないかといった確認をする事で見極められます。
熟練の査定員であれば、ちょっと見ただけでは金なのか分からないような物でも、こういった判断をする事が出来るため、買取が可能になるのです。
そして、須賀質店にはその判断をする事が出来る技術を持った査定員がいるため、金性の分からない、刻印の入っていない物でも買取をする事が出来たという訳です。
14金のブレスレットであると判断したため、重さを量り、買取をいたしました。
実際に買取後により専門的な機関で、14金である確認も行っております。
ちなみに、単純な買取単価と重さの計算式で出した金額よりも、少し安めの買取金額となっています。宝石の部分にお値段が付かなかったためにその重さの分を引いている点と、刻印が無い事で買取単価の最大まではお付けする事が出来なかった事が理由です。
刻印が無い等の理由で買取単価の最大の金額を付ける事が出来ない場合もありますが、こういった事例の際に、極力誤差の無いように査定をする事が出来るのが、技術を持った査定員のいる須賀質店です。
以上のような理由で金性の分からない物を、14金のブレスレットとして70,000円で買取いたしました。
こういった査定はお店によって判断に大きな違いがあるので、皆さんも何か売りたい物がある時は、いくつかのお店を回ってみて、一番高く買い取ってくれるところを探すと良いと思います。
須賀質店では、豊富な知識や経験を基に高価査定で買い取らせて頂きます。
金を確認する方法について
須賀質店では、金の買取を行う際には、他にも金性、金かどうかの確認をする方法を用意してあります。
まずは金かどうか、金性がどうなのか、比重を量る事で確認する事が出来ます。
比重と言うのは、物質の密度、体積に対する重さの事で、基準となる水との比を出す事でそれがどんな物質であるかを確認する事が出来ます。
金の場合は、金性に応じて比重も異なっているため、これで何金かを確認する事が出来ます。
また、金は他の金属と比べ比重のかなり大きな物質です。そうなると、比重の値が金で出ていれば金の可能性が高いという事になります。
方法は、比重計という機器を使用しますが、構造は単純で、そのままの状態での重さと、水の中にある状態での重さの違いを量るだけです。
この検査の難点は、量る事が出来るのが単純な構造をしている商品だけに限られてしまうという点です。
水の中にある状態での重さと言いましたが、これは空気が含まれてしまっていたりすると、大きく数字がズレてしまいます。
今回の買取のブレスレットのように、ある程度形が作られている商品では比重を測る事が出来ません。他にも、宝石が付いているような場合も、別の比重になる物質が一緒になってしまうので、正確に測る事が出来ません。
また、あくまでも比重を量るための機器であるため、金と同じような比重を持つ金属の場合、金と誤認してしまう可能性があると言う事です。金と比重値が似ているため、偽物に使われやすいのがタングステンという金属です。
他にも、削った金に硝酸をかけて金かどうかを判断する方法があります。
金は王水と呼ばれる特殊な液体でしか腐食する事はありません。そこで、金を石に擦りつけて、そこに残った跡(条痕)に硝酸をかける事で、跡が残れば金であるという確認方法があります。
この検査の難点は、少しではありますが削らなければ検査をする事が出来ないという点です。
こういった方法を駆使する事で、須賀質店ではどんな物でも正確に査定をする事が出来るようにしております。
創業100年の実績から、熟練査定士による業界最高値をご提示致します。
金性の分からないブレスレットの買取を通してのまとめ
今回はブレスレットの買取をご紹介させていただきました。
記事を読んで下さった皆様は、家にこのような金なのかどうか分からないネックレスや指輪はないでしょう?
使っていないというのであれば売ってしまうのも良いかもしれません。
売れる物なのかどうか分からないと言うのであれば、一度須賀質店にお持ちになってみてください。買取可能かどうかも含めてお答えいたします。
五反田、渋谷、池袋にお店はございますので、最寄りの店舗までご来店ください。
また、郵送での買取も行っております。特に現在ようなコロナ禍という状況では、外出する事を躊躇われると思いますので、自宅にいたままで出来る郵送買取を活用していただければと思います。
郵送買取の場合は、お問い合わせ頂いてこちらからキットを送らせて頂くようになりますので、お気軽にお問合せください。
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