ルイヴィトンのアルマPM(M90061)を池袋店で買取
須賀質店池袋営業所でルイヴィトンのアルマPMを30,000円で買取しました。ルイヴィトンのバッグは世界中で数多くの人々を虜にしています。
今回買取したアルマシリーズは1934年にガストン・ルイ・ヴィトンがデザインした2WAYバッグです。ラテン語で「恵み」という意味の「アルマ」。パリのセーヌ川にかかる橋の名前が元になったとも言われています。
デザインの特徴は何と言っても女性らしい丸みのあるフォルム。開口部は両脇までジッパーで開閉する事が可能で、デザイン&実用性が両立されたバッグです。
元々はストラップが付属するバッグですので、ハンドバッグorショルダーバッグの2WAY仕様となっています(中古品ではストラップが欠損している場合もあります)。
今回はルイヴィトンのアルマ買取について解説していきます。
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須賀質店が教えるルイヴィトンのアルマ買取ポイント
ルイヴィトンのバッグは非常に人気が高く中古市場でも状態が良ければ高価買取対象です。その中でもアルマは女性らしいフォルムと実用性が両立されたお品物であり人気があります。
似たデザインでエルメスからはボリードが発売されていますが、アルマの方が買いやすい価格設定という事もあり幅広い年齢層に支持されています。
アルマシリーズは1934年にデザインされた事から歴史のあるバッグですが、現在では一番小さい「BB」、真ん中のサイズである「PM」、アルマシーズでは最大の「MM」サイズと3サイズ展開です。
近年は小型バッグが流行っている為、同程度の状態であれば若干「BB」サイズの相場が高い傾向です。しかしこの先ずっと同じとは限らず、その時々で流行りが変わりますので相場傾向も変わる可能性があります。
これは中古市場の特徴であり、「人気のあるモノ」ほど高額で取引されます。新品の定価は必ずしもそうではなく、各ブランドが売りたい価格=定価(販売価格)となりますので、人気の高さ=定価ではないのです。
次に素材について説明します。今回買取したお品物は「ヴェルニ」という素材です。フランス語でヴィルニ=エナメルと言う意味で、牛革にエナメル加工が施されたルイヴィトンの定番ラインです。表面にコーティングをしていますので、少々雨に濡れた程度でも直ぐに拭き取れば染み込む事はありません。
中古市場でも人気の高い素材ですが、劣化度合いによって大きく査定額が変わるので注意が必要です。ポイントは表面のコーティングです。理由は後序しますが、ヴェルニ素材はコーティングがベタつく症状が多くみられます。
ベタつきはコーティングが経年変化して起こる症状で、湿気が原因と言われています。いくら水分を弾くからと言っても、濡れたら直ぐに拭き取り、保管の際は風通しを良くして湿気が籠らないように気を付けなければ湿気で劣化が始まります。
ルイヴィトンはフランスのブランドですので、ヨーロッパの気候に合わせた素材を考えラインナップに取り入れているのでしょう。日本はヨーロッパに比べると湿度が高く、梅雨時期など長期間ジメジメする事が多々あります。
使用時や保管時にきちんと手入れをすれば問題ないのでしょうが、押し入れに長期間入れっぱなし、水に濡れた際のケアを怠った、という場合はエナメルコーティング部分がベタついたり、場合によってはカビが生えたりします。
また、ヴェルニは変色の症状も多く見受けられます。紫外線の影響や、表面についたキズや縫い目から汚れが入り込むことが原因の様です。症状としては、表面が黄ばんだように見える為、新品時は華やかなにみえるヴェルニの特徴が半減してしまいます。
その他にもコーティング部分にキズがつくと一般的なレザー素材より目立ちますし、深いキズは下地の牛革が露出してしまう事もあります。
キズなどの日常使用による経年変化は勿論、長期間保管する際にも湿気に注意する必要がある素材です。他のバッグや素材でも共通する注意点ですが、「エナメルコーティング」というお化粧をした素材である為、購入時の状態(お化粧したて)を保つように注意する事が高額査定のポイントにもなります。
今回のルイヴィトンのアルマ査定ポイント
今回買取したアルマPMの状態は、バッグの角・表面・底鋲部分にキズがあり、バッグ内部にも汚れが確認できる状態でした。使用感が感じられましたが、まだまだ次のオーナー様の元で活躍できる状態であると判断し30,000円での買取となりました。
付属品はカデナ、カギ2本、ブティック購入時の領収書をお持ち頂き、領収書の日付は2019年10月となっていました。製造番号を確認したところ2019年の8月に製造されたお品物でしたので、約1年半前に購入された比較的新しいお品物であることがわかります。
製造年が新しいお品物は高額買取!という事は残念ながらありません。勿論購入直後の未使用品等は高額での買取になる可能性が高いですが、購入した時期よりもお品物の状態の方が査定額を決めるうえでは重要なポイントです。
今回のお品物はバッグの角・表面・底鋲部分にキズがあり、内部にも汚れが確認できる状態のお品物でした。
次のオーナ様の元でまだまだ活躍できるお品物ではありますが、状態はキズや汚れが多々確認できる「使用感のある」お品物という判断になります。
ルイヴィトンのアルマを中古で購入する場合、買い手側としては新品よりも安い価格で手に入るメリットと、キズや汚れなどの劣化がある状態のデメリットがあります。
キズや汚れが少ない新品に近いものほど価格は高くなり、使用感が感じられるものほど安価に売られています。
キレイな状態のバッグとクタクタなバッグが同じ値段で売られていたら、キレイなバッグを買いますよね?それではいつまで経ってもクタクタなバッグが売れ残ってしまいますので、状態に応じて価格差をつけて販売する事になります。
使用を重ねるとキズや汚れがつくリスクは当然高くなります。何も気にせず使う場合と、丁寧に扱う事を気にかけて使う場合では、同じ位置のキズでも大きさや深さが変わるでしょう。丁寧に使えばバッグに対する愛着も増しますので、取扱いに少しだけ気を配ってみて下さい。
次に、型崩れもバッグの経年劣化としては非常に多い症状となります。荷物を詰め込み過ぎて広がってしまったり、保管時に圧力がかかり潰れてしまう事が多いです。
バッグの容量以上に荷物を詰め込み過ぎず、保管時には新聞紙やタオルなど緩衝材を入れて型崩れを防ぐと良いと思います。
保管時は長期間風通しの悪い場所や湿気の多い場所に放置するとカビの原因となります。カビが発生すると修復する事は非常に困難ですし、使う際に中身にカビが移ってしまう事もあります。
長期間保管する際は小まめに風通しを意識し、乾燥剤と一緒に保管するなど湿気が溜まる事を防ぐと良いでしょう。
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ルイヴィトンのアルマPM買取についてのまとめ
今回の記事では、ルイヴィトンのアルマPM買取について解説してきました。ヴェルニ素材の特徴や注意点、バッグの状態などは他のお品物にも応用できます。
須賀質店では新型コロナウイルス感染対策として従業員のマスク着用、毎日の検温、店舗の換気、手指消毒剤の設置、カウンターの清掃・消毒の対策を行っております。
五反田本店、渋谷営業所、池袋営業所の各店舗にてお客様のご来店を心よりお待ち申し上げております。
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