エルメスを売りたい方へ!ケリーの買取について解説します!
エルメスは、言わずと知れた世界的な高級ブランドです。
エルメスのバッグではケリーとバーキンが特に有名ですが、どちらもよく似ているので、見分けがつかない人も多いでしょう。
それというのも、どちらも超高級品でかなり高価なので、普段目にすることがないからです。
今回はエルメスを代表するバッグの中から、ケリーについて解説しましょう。
ケリーバッグの特徴やケリーの中の人気アイテム、ケリーを高く買取してもらうためのポイントをご紹介します。
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□ケリーバッグの特徴
ケリーバッグには、ショルダーストラップが付属でついています。
そのため、ケリーは手提げバッグとしても、ショルダーバッグとしても使うことができます。
また、手持ちで使う際にショルダーストラップをつけることで、カジュアルな雰囲気に変えることができます。
ただし、ストラップをつけると、付け根の金具がバッグ本体に当たって傷がつくおそれがあるので、つける際は十分に注意が必要です。
また、ケリーには内縫いと外縫いの違いがあります。
どちらを選ぶかで、同じケリーでも雰囲気が変わります。
内縫いとは、革の縁を内側に織り込んだ縫製で、外縫いは外側に織り込んで縫っていくものです。
内縫いは縫い目が目立たないので柔らかい印象を与え、外縫いは縫い目が見えるためカチッとした印象になります。
このように、同じアイテムでも縫い方によって、違う雰囲気のバッグを選べるのがケリーの特徴です。
外縫いは、同じサイズでも1センチほど大きく見えます。
わずか1センチですが、見た目の印象はかなり違うので、どちらがいいか決められなければ、両方を持ち比べして自分に合うものを選びましょう。
□ケリーの中でも人気なモデル
ケリーはどのアイテムも人気ですが、その中でも特によく売れるアイテムをご紹介しましょう。
ケリーには19センチから50センチまで、いろんなサイズがありますが、その中で一番人気が高いのは、ニロティカス素材のケリー32です。
状態がよければ、中古の買取価格が650万円という、破格の値段で買い取られています。
ケリーバッグはエルメスを代表するバッグなので、中古市場でも人気が高いのですが、それにしても買取価格が650万円というのは驚きです。
ニロティカス素材は希少性が高く、クロコダイルレザーの中でも数が少ないことも、このアイテムが高値となった理由の1つでしょう。
32センチといサイズはケリーの中では大型で、新品であればもっと小さいサイズのほうが売れるのですが、中古市場では少し大きめの、実用性のあるサイズの方が人気があります。
次に買取価格が高いのは、19センチサイズのケリー19で、買取価格は648万円となっています。
19センチは新品でも人気が高いので、中古市場でも2位にランクインしたのでしょう。
続いて、ケリー28が520万円、ケリー25が500万円となっており、やはり中古市場でも小さめのサイズに人気が集まっているようです。
ちなみに、最大サイズであるケリー50は買取価格が60万円ですから、ここまで大きくなるとあまり人気がないため、一気に価格が下がってしまいます。
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□ケリーを高く買い取ってもらうポイント
ケリーを少しでも高く買い取ってもらうには、どんな点に注意すればいいのでしょうか。
*買取の前に手入れをする
ケリーを買取に出す前に、できるだけ手入れしておくと高値が期待できます。
バッグの外側を軽く拭くだけでもきれいになるので、買取の前にぜひ拭いておきたいものです。
バッグの内ポケットや内側の隅はホコリが溜まりやすいので、綿棒などを使って、細かい部分までホコリを取り除いておきましょう。
バッグの表面や内側、金具などは、乾いた布か少しだけ湿らせた布で拭くと汚れが取れます。
ただし、強く拭くと素材を傷つけるおそれがあるので、注意しましょう。
また、もっとよく落とそうとして革製品用のクリーナーなどを使うと、かえってバッグを傷める場合があるので絶対におすすめできません。
バッグの縫い目にも細かいホコリが溜まりやすいので、乾いた歯ブラシを使って軽く擦り落としましょう。
あくまでも、「少しでもきれいにする」のが基本ですから、徹底的にきれいにしようとして、バッグを傷めることがないようにしてください。
*査定でチェックされるポイント
査定の際にチェックされる項目は多いのですが、特に以下の箇所は念入りに見られます。
これらの箇所の状態によって査定額が決まるので、普段使っているときから、汚したり傷つけたりしないように気をつけたいものです。
・ハンドル
ハンドルは手に持つ箇所なので、汗や皮脂汚れがつきやすい部分です。
皮脂や汗がついたままにしておくと、汚れがこびりついたり持ち手の部分が変色するので、普段使いから気をつけましょう。
・色褪せ
バッグは紫外線に当たると、少しずつ色褪せていきます。
ケリーは色褪せによってバッグに深みが出ますが、それでも査定の際には減額ポイントになってしまうでしょう。
バッグを持って外出すれば紫外線は避けられないので、色褪せは止められませんが、長期間使わない場合など、部屋の中に置いておくだけでも紫外線によって変色が進みます。
そこで、長い間使わないときは、クローゼットなどの冷暗所に保管すると、色褪せの進行を遅らせることができます。
・傷の程度
バッグは、普段から使っていれば、どうしても傷がついてしまいます。
細かくて目立たない傷なら問題ありませんが、目立つ傷があると減額の対象になります。
普段使いのほかに、ネイルや指輪などで傷つけることもあるので注意しましょう。
・角スレ
バッグを使っていると、どうしても角が擦れてしまいます。
角スレは目立つので、「使い古し」という印象になってしまうために減額されることになります。
角スレも、普段使いから気をつけないと起きてしまいます。
・表面や金具
バッグの表面が硬いもに触れて擦れたり、金具に傷がつくと減額されてしまいますが、細かい傷ならそれほど気にしなくてもいいでしょう。
・コバ割れ
バッグの表面のヒビ割れや剥離も減額となります。
ヒビ割れは乾燥によって起こることもあり、剥離は縫い目がほつれることによって起こります。
・鋲の状態
鋲は金具と同様に、傷がつきやすい部分です。
また、擦れによって摩耗することもあるので、普段から注意しましょう。
・臭い
臭いには、タバコ臭やペットの臭い、部屋の臭いのほか、カビや香水、化粧品などの臭いもあります。
簡単に取れる程度の臭いならいいのですが、バッグにしみついた臭いは取りにくいので、減額の対象になります。
臭いがあると、中古で買った人が前に使っていた人のイメージを思い浮かべてしまうので、なるべくつけないようにしたいものです。
査定の際は、これらの項目を総合的にチェックして、マイナスポイント分を減額しながら査定していきます。
傷や臭いがついていると、その分を修復しなければならないので、修復にかかる費用分を査定額から減額されるわけです。
買取に出す際は、付属品をつけると高めの査定になりますが、ショルダーストラップがあれば必ずつけるようにしましょう。
ケリーにとって、ショルダーストラップがあるかないかは、大きく査定に影響する部分です。
それは、ショルダーストラップが別についたラインは、他にないから希少価値があるのです。
□まとめ
エルメスのケリーバッグには、手提げタイプなのにショルダーストラップがついていたり、縫い方に内縫いと外縫いがあるといった特徴があります。
同じラインなのに、ショルダーストラップをつけるかつけないかで印象が変わり、内縫いと外縫いで雰囲気が変わるのがケリーです。
ケリーの中で一番人気が高いのはニロティカス素材のケリー32で、買取価格が650万円にもなります。