ロレックスを売りたい方に向けてパーツだけの買取について紹介します!
ロレックスはブランド時計でありながら、堅牢で実用性もあるので人気があります。しかし、堅牢といっても強い衝撃を加えたり、損傷が激しかったりすると、そのままでは買い取ってもらえません。そこで、傷みの激しいロレックスは、パーツとして売ることも可能なのでしょうか。また、ロレックスのパーツにはどんなものがあるのか、なぜパーツだけでも売れるのかについて解説します。
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□アンティークロレックスを高く売るコツ
ロレックスは、1905年にロンドンで創業以後スイスに本社を移し、100年以上にわたってブランド時計の王者として君臨しています。ロレックスは、すべてのパーツを自社で製造していることでも知られており、その大部分がクロノメーター認定を受けているほど高精度です。ロレックスの中でも、1930年代~1960年代に製造されたモデルは、アンティークロレックスと呼ばれており、熱狂的なアンティークファンに愛用されています。
現在のロレックスのモデルには、画一的なオイスターケースが使われていますが、アンティークモデルは現行モデルとは違って、それぞれに個性があります。品質のよいロレックスのアンティーク時計は、年月を経るごとに味わい深い風合いになり、今も世界中に数多くの愛用者がいます。アンティークロレックスの魅力は、経年変化により1つ1つの時計の特徴が違うため、世界に2つと同じものが存在しないことでしょう。
つまり、アンティークロレックスを手に入れるということは、唯一無二の高級時計を自分のものにできるということなのです。こういった特別な時計に、ロレックスマニアが熱狂するのも当然でしょう。
*付属品の有無が重要
アンティークロレックスは、付属品の有無によって査定額が変わります。付属品とは、ロレックスを購入した際についていた箱や保証書、小冊子、ブレスレットのコマ、タグなどです。これらの付属品を、全部揃えて買取に出すと高い査定額が期待できます。古いロレックスの多くは、これらの付属品が紛失しているので、残っていればぜひ買取の際に一緒に出しましょう。
アンティークロレックスを買う人の中には、できるだけ新品に近い状態で買いたい人が多いので、付属品が揃っているほうが高く売れるのです。また、アンティークロレックスを買う人の中には、普段は使わずに箱に入れて鑑賞して楽しむ人もいるので、付属品の中でも箱は重要です。
保証書は、そのロレックスが本物である証明となります。買取店の査定士は、保証書がなくても本物と偽物を見分けられますが、アンティークロレックスを買う人は、見分けられません。また、アンティークロレックスを飾って鑑賞する人には、保証書も重要です。小冊子やタグはそれほど重要ではありませんが、ブレスレットのコマは腕に合わせて調整するために必要です。
*オーバーホールしていないこと
通常、ロレックスを買取に出す場合は、オーバーホールしていると査定額が上がります。これは、オーバーホールすることにより、ロレックスが最適な状態になっているからです。しかし、アンティークロレックスの場合は少し事情が違います。アンティークロレックスは見た目だけでなく、内部のパーツが昔のままのほうが価値があるのです。
しかし、オーバーホールするとその価値のあるパーツを、現行のパーツに替えられてしまうおそれがあります。こうなるとアンティークロレックスとしての価値が下がり、買取価格も低くなってしまうので注意が必要です。そのため、アンティークロレックスに限っては、たとえ動かなくてもそのまま買取に出すほうが高値になります。
*目立つ傷の有無
アンティークロレックスの表面についた傷が小さければ、買取価格にはそれほど影響しません。小さな傷なら、研磨すればわからなくなります。しかし、大きな傷は研磨しても消しきれないので、査定額が下がる要因になってしまいます。
□ロレックスの腕時計はパーツだけでも買い取ってもらえる
ロレックスは、パーツだけ売ることもできます。ネットオークションなどでも、ブレスレットのコマだけ出品されることがあります。もちろん、ロレックスの買取店でも、パーツだけ買い取ってもらえる場合があります。また、ブレスレットのコマだけでなく、時計の文字盤や時計内部のパーツなども、買い取ってもらうことが可能です。
ただし、どの買取店でもパーツを買い取ってくれるわけではないので、確認する必要があります。文字盤や内部のパーツは、損傷が激しくて時計として機能しないほど壊れたロレックスから取り出して売るものです。ロレックスは、どんなに壊れていても買取可能と言われますが、それは時計としては売れなくても、パーツに分解して売れるからです。
ロレックスは一生物の時計と言われ、何十年も使うことを前提として作られています。しかし、長年使っていれば故障することもあるでしょう。そこで、修理のためにパーツが必要なので、パーツだけでも需要があるのです。
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□ロレックス時計のパーツの種類
ロレックスのパーツには、以下のようなものがあります。
*ダイヤル・文字盤
時刻や目盛り、ブランドロゴなどがある部位です。時計の印象が決まる部分なので重要です。アンティークロレックスの場合、文字盤が発売当時のままで、きれいな状態だとかなり高値になります。
*インダイヤル
ダイヤルの中にあるさらに小さなダイヤルです。ロレックスデイトナの、ポールニューマンのインダイヤルはマニアの間では有名で、1千万円前後で取引されることもあります。
*風防ガラス
文字盤を覆っているガラスで、文字盤を保護しています。現行機種のほとんどは、サファイア風防と呼ばれる硬い素材で作られていますが、アンティークロレックスの中には、プラスチック製の風防もあります。風防ガラスが破損すると、買取の際に大幅な減額となります。
*時計本体のケース
時計の内部機構を守るケースです。ある程度の衝撃に耐え、防水性や帯磁性のあるケースもあります。金を使ったケースは、傷がつきやすいので注意が必要です。
*ベゼル
ダイヤルの外側の部分です。風防を固定する役目があり、モデルによっては潜水時間を計るのに使われます。ベゼルについた傷は修復が難しいので、買取額が大きく減額されることがあります。初期GMTマスターの中には、高額で買い取られるベゼルもあります。
*ラグ
時計本体に設置されるパーツで、ブレスをつなぐために使われる部位です。ラグを固定するねじを紛失しやすいので、注意が必要です。このねじをなくすと、査定額が大幅に下がります。
*ブレス
時計本体を腕に装着するものです。金属製と革製がありますが、革製の場合は2本ついていることが多いので、1本だけ使用して他の1本を新品の状態にしておくと、査定額が上がります。
*リューズ
機械式時計のゼンマイを巻いたり、日付や時刻を合わせるのに使われます。破損すると修理費が高くつくので、買取価格が大幅に下がります。また、リューズが衝撃で曲がると、内部に浸水して故障の原因になることがあります。
*プッシュボタン・プッシャー
クロノグラフ時計の操作に必要なパーツです。デイトナの初期モデルはまだねじ込み式ではなく、希少価値があるので高値で取引されます。
□まとめ
ロレックスの中でも、1930年代~1960年代に製造されたモデルは、アンティークロレックスと呼ばれ高値で取引されます。ロレックスの腕時計は、パーツだけでも買い取ってもらえます。ロレックスは一生物の時計と言われ、何十年も使うことを前提として作られていますが、長年使っていれば故障することもあるので、交換用のパーツも需要があるのです。