ロレックスの買取で箱なしや保証書なしは影響出る?
ロレックスは、高級ブランド時計なので誰もが欲しがります。それは、ロレックスを持つことは一流の証であり、ロレックスは持っているだけでステータスになるからです。そのため、ロレックスは中古市場でも人気があり、いつも高値で取引されています。
ロレックスを買取に出す場合、箱なしや保証書なしでも大丈夫なのでしょうか。ロレックス本体だけ持ち込んで怪しまれたり、買取に影響が出たりしては困ります。ロレックスは付属品のあるなしはどの程度査定に影響するのでしょうか。箱や保証書の有無が、査定額に及ぼす影響について解説します。
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□付属品がなくても怪しまれない
ロレックスの付属品は、購入して時間が経つとどこかに行ってしまいます。ロレックスを買ったばかりのときは、将来買取に出すことなど考えないので、付属品を保管しようとは思わないでしょう。そのため、いざロレックスを買取に出そうとして、付属品を探しても見つからないといった事態になってしまいます。
付属品を探しても見つからなければ、ロレックス本体だけを買取に出すことになります。ところで、付属品なしでロレックス本体だけを買取に出しても、怪しまれないのでしょうか。ロレックスには保証書がついていますが、保証書なしで持ち込んでも大丈夫なのでしょうか。考えだすと、いろいろ気になってしまいます。
しかし、結論から言いますと、保証書をはじめ付属品がなくても買取は可能です。付属品が揃っていたほうが高値で買い取ってもらえるので、なるべく付属品をつけたほうが良いのですが、なくしてしまったものはどうしようもありません。また、「保証書がないと本物のロレックスと証明できないので偽物と疑われるのでは?」という心配も無用です。
ロレックス買取店の査定士は、本物か偽物かはっきり見分けられるので、保証書がなくても問題はありません。ではなぜ保証書があったほうが良いのかと言うと、買取店は買い取ったロレックスを中古市場で再販しますが、その際に中古品のロレックスを買おうとする人は、本物と偽物を見分けられません。そのため、保証書がついていれば本物とわかるので、安心して買ってもらえるのです。
このように、保証書があれば本物とわかるので、少々高くてもすぐ売れるため、買取店でも保証書があると高値をつけてくれるのです。他の付属品については、中古市場でロレックスを買う人の中には、できるだけ新品に近いものを買いたがる人が多いので、なるべく多くの付属品をつけたほうが高値になります。そのため、付属品があったほうが良いのですが、買取自体は付属品がなくても怪しまれないので、何も心配することはありません。
□付属品が揃っているほうが価値がある
上記でも触れましたように、ロレックスは付属品がなくても買取してもらえますが、付属品が揃っているほうが高く査定してもらえます。その理由もすでに述べましたが、ほかにも付属品が揃っていたほうが良い理由があります。ロレックスを買い求める人の中には、ロレックスを身につけるより鑑賞して楽しむ人もいます。
また、高価なロレックスを何個も所有していることを誇りにするなど、ロレックスファンの中にも、さまざまなタイプの人がいるようです。こういったマニアックなロレックスファンは、付属品が揃ったロレックスを求めたがる傾向があります。そのため買取店でも、なるべく付属品が揃ったロレックスを仕入れたいのです。
また、ロレックスを買う人の中には、最初から転売目的や投資目的で買う人もいます。転売にしろ投資にしろ、最終的には買取に出して利益を得るのが目的ですから、この場合も付属品が揃っていたほうが良いのです。
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□箱や保証書の有無が査定額にどう影響する?
付属品の有無が、ロレックスの買取にどの程度影響するのか見てみましょう。
*箱
ロレックスの時計が入った箱には、外箱と内箱があります。買取店では基本的に、この両方が揃った状態を「箱あり」として査定します。しかし、中には内箱があれば箱ありと見なす買取店もあるようです。あくまでも重要なのは内箱なので、外箱だけあっても査定が良くなることはありません。
もちろん、箱が揃っていても汚れや破れがあったり、カビが発生しているようではプラス査定は望めないでしょう。このように、ロレックスの買取では付属品が重要です。ロレックスを購入したら、後々買取に出すことも考慮して、付属品を保管しておくようにしたいものです。
ちなみに、外箱と内箱が揃っていてきれいな状態だと、5千円から1万円くらい査定額がプラスされます。アンティークロレックスの箱などのように、希少価値のあるものは、査定額が数万円くらい上乗せされる可能性があります。
*国際保証書
ロレックスの付属品の中でも、一番重要なのが国際保証書です。国際保証書は、ロレックスが本物であることを証明する大切なものですから、これがあるのとないのとでは、買取価格に差が出るのは当然でしょう。買取店の査定士は、国際保証書がなくても本物かどうか鑑定できますが、中古市場でロレックスを買う一般の人は、保証書がないと「偽物では?」と疑ってしまいます。
そのため、本物でも売れにくくなるので、国際保証書をつけたほうが査定が良くなるのです。ロレックスの買取の際に国際保証書がついていると、数万円から数百万円ほど高く買い取ってもらえますから、国際保証書はなくさず取っておきましょう。国際保証書の有効期限は5年なので、期限内であればすぐ売れてしまいます。
買取店にとっては売りやすい商品なので、国際保証書があれば高値の査定は間違いないでしょう。保証期間が過ぎていても、国際保証書があれば本物であることを証明できるので、数万円くらいの査定額アップが期待できます。
*冊子やタグなど
ロレックスの付属品は、箱と国際保証書のほかに、冊子やタグ、保証書ケース、ベゼルカバーなどがあります。これらはそれほど重要なものではないので、あってもなくても査定にはあまり影響しません。重要な付属品ではなくても、これらも含めてすべて揃っていると「完品」として扱ってもらえるので、査定が良くなるのは間違いありません。
ちなみに、正規代理店でロレックスを修理に出したり、オーバーホールしたりした実績があれば、その証明書を添付するとプラス査定になります。特に1年以内に修理やオーバーホールしていると、高値の査定がつきやすくなります。ロレックスは数十年にわたって使える頑丈な時計ですが、長年使うためには3~5年に1度くらい、定期的にオーバーホールする必要があります。
そのため、もし1年以内にオーバーホールしていれば、次のオーバーホールは当分行わなくて良いので、その分の費用がかかりません。そこで、中古価格をアップさせられるので、その分を買取価格に上乗せしてもらえるのです。ちなみに、オーバーホールに出すと10万円くらいかかるので、オーバーホールしてあれば、数万円程度の査定額アップが期待できるでしょう。
□まとめ
ロレックスは付属品がなくても、怪しまれることもなく買い取ってもらえます。付属品の中で特に重要なのは保証書です。ただし、買取店の査定士は保証書がなくても、本物かどうか見分けられます。しかし、中古市場で購入する人は保証書がないと不安になるので、保証書がついていたほうが安心して買ってもらえるため、買取価格も上がるのです。保証書のほかに箱も意外と重要なので、ロレックスを買った際は、これらの付属品をなくさないように、しっかり保管しておきましょう。