ティファニーのダイヤモンドつきクロスネックレスを須賀質店が高価買取
東京五反田に本店がある須賀質店渋谷営業所で、ティファニーのダイヤモンドつきクロスネックレスを85,000円で買取ました。
ティファニーは1837年にアメリカで創業し、銀製品やジュエリー・腕時計などを中心に展開しているブランドです。
ブランドのイメージカラーである「ティファニーブルー」は1853年にチャールズ・ルイス・ティファニーが会社を掌握し、社名を「Tiffany & Co.」に変更した際に採用されました。
ティファニーと言えば、筆者の中ではオープンハートやラビングハートのイメージが強くあります。シルバー製のジュエリーは学生時代のプレゼントでは定番でしたからね。
質屋で働くようになってからはその他の人気ラインも覚えましたが、ティファニーの特徴は予算に応じてシルバー、金(ゴールド)、プラチナと素材を選択できる点が魅力でもあります。
ティファニーの中では安価なシルバージュエリーを身に着けて良さを知り、本格的なジュエリーとして金(ゴールド)やプラチナ素材のお品物も購入される方が多いようです。
更に今回のお品物の様に、ダイヤモンド等宝石の有無も選ぶことができます。好みや予算、用途に応じて幅広く選択できるティファニーの人気が高い点も納得です。
今回の記事では人気が高いティファニーの、プラチナ製ダイヤモンドつきクロスネックレス買取について解説していきます。
創業100年の実績から、熟練査定士による業界最高値をご提示致します。
ティファニーのジュエリー査定方法~査定前の簡単お手入れも紹介~
今回買取したティファニーのダイヤモンドつきクロスネックレスは、PT950素材で総重量3.7gのお品物でした。石目と呼ばれるダイヤモンドのカラット数を表す刻印が無いので、カラット数は不明です。
ティファニーは上でも説明した通り超人気ブランドで、シルバー、金(ゴールド)、プラチナと素材によって販売価格も異なります。
中古品として買取査定を行う際、先ずは素材の特定を行います。目に前のお品物がシルバー製なのか、18金ホワイトゴールドなのか、プラチナ製なのかは、ぱっと見では同じ銀色で区別がつきません。
各素材によって微妙に色味が違いますが、照明の関係で同じような色味に見える事もあり得ます。
私達買取店のスタッフは、先ずお品物にある刻印を確認します。赤〇部分で確認できますが、今回のお品物はPT950の刻印です。
この刻印は金性と呼ばれ、お品物の素材を表す重要な刻印となります。ブランドジュエリーにおいて、プラチナを用いる場合は多くが純度95%のPT950(Pt950)素材です。
PT950の刻印があるから100%プラチナ950素材だ!とは言い切れませんが、刻印の入り方や深さ等から信憑性を判断していきます。
ティファニーなどのブランドジュエリーであれば、間違いなくそのブランドで作られた(コピー品や改造品ではない)お品物であれば、刻印通りの素材が使われているでしょう。
これはティファニーが、「このジュエリーはPT950製です」と担保する証として刻印されているからです。仮に、PT950と刻印があって、実際にはPT850素材となればティファニーの信用問題になりかねません。
そこで、「このお品物は本当にティファニーのものか?」とブランド名の刻印についても注意深く観察していきます。今度は青〇部分で、金性の刻印と同じく刻印の入り方や深さ、場所、大きさetc…をみて判断します。
刻印の確認と同時に、お品物の色味や重量感からも素材を特定していきます。場合によっては素材の比重を計って確認する事もあります。
質屋や買取店にはほぼ間違いなく比重計が置いてあります。これはお品物を水中に置く事によって比重値を割り出し確認できる機械です。
ここまでは素材の特定についてのお話でしたが、次に宝石についても説明していきます。
今回のクロスネックレスには、合計11粒のダイヤモンドが取り付けられていました。ティファニーのジュエリーですので、どのダイヤモンドもクオリティーが高く煌びやかに輝いています。
ティファニーのジュエリーではダイヤモンドの有無によって査定額が大きく変わります。ティファニーが使用するダイヤモンドは全て高クオリティーですので、より大きなダイヤモンドが、より沢山付いていると高額となります。
ダイヤモンドのクオリティーにおいては、4Cと呼ばれる評価基準を用いて判断します。「Cut(カット)」「Carat(カラット)」「Color(カラー)」「Clarity(クラリティー)」の各項目を判断しますが、ティファニーのダイヤモンドはどの項目も高レベルです。
ダイヤモンドはクオリティーが上がるほど、肉眼やルーペを用いても判別する事が難しくなります。例えば、クラリティー項目で最高評価のFLと次点評価のIFは、10倍ルーペを用いても見極める事はほぼ不可能です。
そうなってくると、ティファニーのダイヤモンドつきジュエリーの査定時にはシンプルにカケやヒビの有無の方が査定額に影響します。
モース硬度10とされるダイヤモンドは硬度が高い事で有名ですが、実は靭性性(叩かれた時の強度)はルビーやサファイアの方が高いのです。
ルビーとダイヤモンドをこすり合わせた場合、キズがつくのはルビーです。しかし、ルビーとダイヤモンドで叩き合った場合、先に割れるのはダイヤモンドという事になります。
この様に、何かにダイヤモンドを強くぶつけた場合など、ダイヤモンドがカケたりヒビ割れてしまう事は充分考えられます。
こうなるとダイヤモンドとしての価値は半減されてしまい、当然ながら買取額にも影響を与える事になります。
最後に査定時のプラスポイントとして、ダイヤモンドに付着した汚れを取り除いてからお持ちいただくと、査定スタッフがより正確に・早く査定を行う事ができます。
「汚れの落とし方が分からない・・・」「そんな専門器具持っていない・・・」と諦めないで下さい!プラチナや金(ゴールド)素材で、宝石がダイヤモンドのみでしたらとても簡単に行う事ができます。
毛先の柔らかい歯ブラシ(使い古しで大丈夫です)を水で濡らして少量の石鹸をつけ、ダイヤモンドやその周辺の窪み等をやさしくブラッシング。画像は指輪ですが、赤〇の隙間部分は特に念入りに、汚れをかき出すように行ってみて下さい。
仕上げにぬるま湯ですすげば、埃や皮脂等の汚れが落ちて購入時の輝きを取り戻すことができます。ダイヤモンドの4Cを判断する際、汚れが酷いとカラーやクラリティーが実際より低く判定されてしまう可能性があります。
そういったマイナス査定を防ぐ意味でも効果的ですし、何より綺麗に光り輝くダイヤモンドに対しては、査定スタッフも強気の査定額を提示しやすくなります。
ただし、ダイヤモンド以外の宝石や真珠なども一緒についているジュエリーでは、上記のお掃除は行わないで下さい。他の宝石に悪影響を与えて逆効果になってしまう恐れがあります。
他の宝石も一緒についているジュエリーの場合、柔らかいクロスで表面を拭き上げ、隙間に溜まった汚れは何もつけていない歯ブラシで優しくかき出してください。これだけでもダイヤモンドの輝きはかなり違ってきますので是非お試し下さい。
まとめ~須賀質店でのお取引と新型コロナウイルス感染対策について~
今回の記事ではティファニーのダイヤモンドつきクロスネックレス買取について解説しました。
買取査定前の簡単なお手入れは、腕時計やブランドバッグなどでも有効な手段です。埃や汚れを払うだけでも印象は大分変りますので是非お試しください。
須賀質店では新型コロナウイルス感染拡大防止の為、店頭に手指消毒剤を設置し、入り口ドア開放と換気扇による換気、スタッフのマスク着用と毎朝の検温、ご使用後のカウンター消毒等の対策を行っております。
五反田本店・渋谷営業所・池袋営業所において買取取引は勿論の事、質預かりも行っております。どうぞお気軽にお問い合わせ下さい。
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