シャネルを売りたい方必見!買取の相場についてご紹介します
シャネルといえば、高級ファッションブランドの代名詞のような存在です。しかし、シャネルの華麗なイメージとは違い、シャネル創業者のココ・シャネルは孤児院で育ちました。彼女が歩んだ道のりは決して平坦なものではなく、波乱万丈でした。ここではシャネルの歴史を取り上げ、シャネルの強みはどこにあるのかについて解説します。また、シャネルの買取相場についても触れています。
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□シャネルはどのようにしてブランドを確立したのか
母を早くに亡くし、父に捨てられたココ・シャネルは孤児院で育ちました。孤児院の修道女学校で、ココ・シャネルが縫製を学んだことがのちのシャネルへとつながります。シャネルは、1919年、パリにオープンした1軒の帽子屋から始まったブランドです。
ココ・シャネルがデザインする帽子は斬新で、瞬く間に人気となり次々と店舗を拡大していきます。1921年にはシャネルの香水「オードゥ・パルファムNo.5」が発売され、「シャネルNo.5」として世界中に広まりました。その後1924年になると、シャネルは香水専門の会社を立ち上げました。
しかし、第二次世界大戦がはじまると状況が一変し、シャネルはブティックを閉鎖し、ココ・シャネルもさまざまな面で非難を浴びるようになります。第二次世界大戦が終わると1954年にパリの部ディックを再開し、翌年にはシャネルスーツを発表してモード・オスカーを受賞しました。その後、今日まで受け継がれているさまざまなアイテムを発表して、1971年に87歳で亡くなりました。ココ・シャネル没後、シャネルは低迷しますが、1983年にカール・ラガーフェルドがアーティスティック・ディレクターに就任すると再び活気を取り戻し、現在のシャネルへとつながっていきます。
*ココ・シャネルは天才デザイナー
ココ・シャネルはガブリエル・ボヌール・シャネルというのが本当の名前です。ただのファッションデザイナーではなく、当時虐げられていた女性をファッションによって解放したのが、彼女の最大の功績かもしれません。当時の女性は、腰を締め付けるコルセットをつけることを強いられていました。
これはちょうど、昔の日本女性が動きにくい和服を着せられていたのと似ているかもしれません。洋の東西を問わず、中世世界では女性に窮屈な服装させる慣習がかったようです。また、ココ・シャネルは当時喪服の色だとして忌み嫌われていた黒をファッションに取り入れ、リトル・ブラック・ドレスを発表しました。
このドレスを見た当時の人々の驚きは計り知れません。しかし、リトル・ブラック・ドレスはシャネル・モードの最高傑作とまで評価されているのです。それまで忌み嫌われていた黒をモードの色へと変えた功績はかなり大きいでしょう。
このように、ファッション界で華々しく脚光を浴びてきたココ・シャネルにはどういうわけか不幸の影がつきまといます。しかし、シャネル創始者のココ・シャネルが薄幸であればあるほど、彼女を支持し共鳴する人も増えていったのです。シャネルは、ココ・シャネルの人生に影があるからこそ、なお一層光り輝くのかもしれません。
□シャネルの強さの秘密
シャネルファンの多くは、シャネルのアイテムが持つ独創的なデザインに惹かれているようです。気品がありながら、ツンとすましているのではなく、明るく活動的な女性が好みそうなデザイン。それがシャネルの魅力ではないでしょうか。
*香水や化粧品も魅力的
他の高級ブランドがバッグやリュック、時計、アクセサリーなどに力を入れているのに対して、シャネルは香水と化粧品にも力を入れています。もちろん他の高級ブランドでも香水や化粧品を扱っていますが、シャネルは別に香水専門の会社を立ち上げたほどの熱に入れようです。これだけを見ても、シャネルの香水にかける情熱の強さがうかがえます。
また、シャネルの化粧品は黒と白を基調としたシンプルなパッケージで好感度もあり、もちろん品質の最高級品です。化粧崩れしにくいので、一度使ったら病みつきになる女性も多いようです。さらに、使い勝手のよいブラシや鏡など、使う女性の立場になって作られた小物の素晴らしさも評価されています。
さらに、化粧品の品数が多いのもシャネルの特徴で、どれを選んだらいいか迷ってしまうほどのラインナップです。ファンデーションは、以前は日本人に合う色が少なかったのですが、近年カラーバリエーションが増えたことで、日本人に合う色も揃っているようです。スキンケア商品も多いので、自分に合うものを探して使ってみましょう。
シャネルは活動的な女性を応援しています。エレガントで気品がありながらしっかり自立した女性が使うのにふさわしいのがシャネルの化粧品です。シャネルのアイテムはすべてココ・シャネルの精神を受け継いでいます。自立する女性を支援するココ・シャネルが作ったものである以上、化粧品もまた女性を輝かせるために存在しているのです。
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□シャネルの買取相場
シャネルのアイテムはずっと同じものを使い続けてもいいのですが、ある程度使ったら買取に出して新しいアイテムを購入するのも1つの在り方です。シャネルを買取に出す場合の相場はどれくらいなのでしょうか。ライン別にシャネルの買取相場を見てみましょう。
*マトラッセ
マトラッセはシャネルの定番商品で、女性なら必ず持ちたいアイテムではないでしょうか。格子柄とふっくらした外観がいかにもシャネルらしさを醸し出しています。マトラッセには財布や小銭入れなどの小物もありますが、やはりメインとなるのはチェーンショルダーバッグで、定番中の定番商品として中古市場でも人気があります。
購入して年数がたっているマトラッセでも高値で取引されますから、持っている方は一度査定に出してみるといいでしょう。素材はラムス金とキャビアスキン(牛革)がありますが、キャビアスキンのほうが高値で取引されています。
*カンボン
2004年に発売された、シャネルとしては新しいラインナップです。シックなデザインが多いシャネルの中で、カンボンは大きなココマークがシンボルとなっており、ひと目でシャネルとわかるフォルムが中古市場で人気を博しているようです。バッグの色もココマークも黒の商品が中古市場では高値で取引されています。ベージュやホワイトなどは汚れが目立つため、汚れの目立たない黒の人気が高いようです。
*ニュートラベル
2001年に発売された比較的粗らしいアイテムです。実用性が高く、多くの荷物が詰め込めるのが人気に理由となっています。現在、中古市場の流通量が多いために、価格は下がり気味で在庫状況によって買取価格が変動しています。持ち手に傷や擦れ、色褪せなどがあると査定額が下がる傾向があります。
*ボーイシャネル
ボーイシャネルはシャネルのユニセックスアイテムとして評価の高いです。マトラッセと同じように高い査定額が期待できるアイテムです。実用性の高いバッグなので、大きいサイズほど需要があり、高値で取引されます。
*コココクーン
2009年に発売された最新アイテムで、ふっくらしたフォルムが魅力的なキルティングバッグです。中古市場の流通量が増えたせいか、近年は買取価格が低迷しています。実用性があり、いろんなシーンで使えるバッグなので、大きなサイズほど需要があり高値の取引となります。
□まとめ
シャネルは中古市場でも需要が多く、高値で取引されています。シャネルは輝かしい高級ブランドのイメージとは裏腹に、創業者のココ・シャネルは薄幸で波乱万丈の生涯を送っています。シャネルのファンはシャネルが持つ独創的なデザインに惹かれているようです。また、シャネルは他のブランドと違って香水や化粧品にも力を注いでいます。