買取で困らないために!シャネルが偽物かどうか見分けよう
シャネルはいつまでも憧れのブランドですよね。
その人気は説明するまでもありません。
人気が絶えないということは、それだけ偽物が多く出回りやすいということでもあります。
今回は、シャネルが偽物かどうか見分けるポイントをご紹介します。
買取に出す際はぜひ参考にしてみてください。
創業100年の実績から、熟練査定士による業界最高値をご提示致します。
□シャネルの偽物はなぜなくならない?
実際、通販サイトや海外のマーケットでは、シャネルの偽物が数え切れないほどたくさん出回っています。
たびたび問題になっていますが、なぜシャネルの偽物は一向になくならないのでしょうか。
その理由を詳しく解説します。
1つ目は、圧倒的に低価格だということです。
定価では約50万円もするシャネルの高級バッグが、偽物では5〜6万円でほとんど同じデザインのものを買えてしまいます。
「偽物でも良いから安くて同じデザインのものが買えれば満足。」という方が多いようです。
ブランド品の価格は、高価格でも欲しいと思えるほどその製品に価値があることを示しています。
したがって、低価格の偽物が流通することで、その価値が崩れる可能性が高いのです。
2つ目は、見た目が本物とほとんど変わらないということです。
先ほど述べたとおり、本物よりも低価格であるのにも関わらず、本物と偽物では見た目がほとんど変わりません。
コピーの技術は向上し続けており、同じ見た目の製品を作ることは、一昔前よりも簡単になっています。
3つ目は、高品質なものがあることです。
品質は製品によってばらつきがあり、一瞬で偽物だと判断できるほど品質の悪いものもありますが、スーパーコピーと呼ばれる偽物は、本物と見分けがつかないほど品質が高いのが特徴です。
なかには、本物のシャネルの部品を使っている偽物もあり、その判断は非常に困難を極めています。
4つ目は、フリマサイトで横行しているということです。
メルカリをはじめとするフリマアプリや、ヤフオクのネットオークションでは、シャネルの偽物が大量に出回っているのが現状です。
運営側は阻止したいと思っているものの、上記の通り見た目が忠実に再現されているため、写真だけでは偽物か本物か判断ができないのです。
騙されないようにしたいところですが、購入する側が偽物か本物か判断できないだけでなく、販売する側も偽者とは知らずに販売しているケースもあります。
やはり購入するのはブティックやブランドの公式サイトがおすすめです。
□偽物か本物か判断する際のチェックポイント
偽物か本物かの判断はある場所を見ればできます。
抑えておきたいチェックポイントを3か所ご紹介します。
*ギャランティカード
ギャランティカードにはチェックポイントがたくさんあるので、ぜひチェックしていただきたい場所の1つです。
まず、数字のフォントを見てみましょう。
本物は全ての数字がゴシック体で印字してあるはずです。
特に特徴的なのが「1」のフォントです。
本物は「1」の下部に下線が引かれているのですが、偽物には下線のないものが多い傾向があります。
次に、シリアルナンバーの桁数を見てみましょう。
お手持ちの製品のシリアルナンバーの桁数は7・8・9桁になっていますか。
それ以外の桁数のものは偽物と判断して良いでしょう。
次に、透かしの部分の角度を変えて見てみてください。
ココマークが見えたり消えたり変化して見えますか。
変化して見えない場合は偽物であるか、もし本物であっても、かなり昔に製造されたギャランティカードだと考えられます。
次に、英文の2行目と3行目の中から「quality」を探し、「ty」の部分をよく見てください。
「t」と「y」の文字は繋がって印字されていますか。
繋がっていないものは確実に偽物です。
次に、ギャランティカード自体の硬さを確認しましょう。
本物のギャランティカードは硬い素材で製造されているのですが、偽物はテレフォンカードのようにペラペラしているのが特徴です。
*シリアルシール
シリアルシールは、バッグの内側部分やポケットの目立たない部分に貼られています。
まずフォントをチェックして見ましょう。
シリアルシールに印字されているフォントのチェックでは、ギャランティカードと同じように「1」の形をチェックするほか、「0」の形も判断材料となります。
1997年以降に製造された製品のシリアルシールに印字された「0」は内側に斜め線が引かれています。
「0」に斜め線がなく、1997年以降に製造された製品は確実に偽物です。
製造年数はギャランティカードに記載されているシリアルナンバーで確認できるので調べてみましょう。
次にシールが剥がせるか試して見てください。
本物のシリアルシールは、簡単に製品から引き剥がせないようになっており、もし剥がせたとしても跡が残ります。
簡単に跡形もなく剥がせるのであれば偽物である可能性が高いです。
*ロゴ
ロゴの形は、一見すると同じに見えても細かいところに特徴があります。
まず「C」を見てみましょう。
切り口は斜めに入っていますか。
また、切り口を繋いだらきれいな正丸になるでしょうか。
本物は上記の2点を満たすのですが、偽物では切り口が斜めではなく、水平に入っていたり、切り口を繋ぐと正丸ではなく楕円になったりします。
次に、「H」を見てみましょう。
縦線を真ん中の横線で2分割して見ると、上の方が短くなっていますか。
本物では上の方がが短く、下の方が長くなっているので、それ以外のものは偽物と判断して問題ないでしょう。
次に、「A」を見てみましょう。
先端は尖っておらず、平らになっていますか。
本物では先端の部分が平らになっており、横から切られた形をしています。
一方で、多くの偽物では先端が尖った形になっていることが多いです。
最後に、「E」を見てみましょう。
3本横線があると思いますが、真ん中の線は他の2本よりも短くなっていますか。
偽物は、横線が3本とも同じ長さであることが多いです。
創業100年の実績から、熟練査定士による業界最高値をご提示致します。
□偽物のブランド品は買い取ってもらえるの?
持っているブランド品をチェックしてみたら偽物だったということも考えられますが、もしも偽物だった場合、買取してもらえるのでしょうか。
偽物の商品は、ブランドの商標権を侵害していることになります。
商標権とは、商品の販売元を明らかにする権利のことで、特許庁へ登録する必要があります。
この商標権には、ブランドが長年費やして築いてきたブランド価値やプライド、ポリシーが含まれています。
言い換えれば、ブランドの努力の結晶とも言えるわけですが、安価な偽物が出回ることによってその価値やイメージが崩れてしまうのです。
偽物の商品は上記のようにブランド側へのダメージだけでなく、消費者側にもダメージを与えます。
もしあなたが本物だと思い込んで買ったブランド品が実は偽物だったらすごくショックですよね。
このように、偽物のブランド品は多くの問題を引き起こすため、買い取ってもらえないと考えるのが妥当でしょう。
□買取店で断られた品は偽物なの?
本物だと思って買取に出して断られてしまったら、偽物だったのではないかと心配になってしまいますよね。
結論から言うと、買取で断られたからと言って製品が偽物だったとは限りません。
買取店や鑑定士側の気持ちになって考えてみましょう。
もしも本当は偽物である品を本物と鑑定してしまったら、お店の価値、寒天氏の評価は下がってしまいますよね。
そのため、少しでも気になる点があった場合、偽物のリスクを少しでも下げるために買い取りしないことがあるのです。
具体的に気になる点というのは、国内正規品ではなく並行輸入品であったり、鑑定材料となる資料や情報が集まっていなかったり、偽物が多く出回っているブランドだったりする点が挙げられます。
100%本物だとは言い切れないというだけで、偽物と判定したわけではないため必要以上に不安になる必要はないでしょう。
□まとめ
今回は、シャネルが偽物かどうかの見分け方をご紹介しました。
最近は精巧に作られている偽物のブランド品が多く出回っているため、細かいところまで目を光らせて見分ける必要があります。
ぜひ買取に出す前には、今回紹介したチェックポイントを踏まえて、セルフ鑑定をしてみてください。