質の悪いルースダイヤモンドを買取
須賀質店渋谷営業所で、およそ1ctのダイヤモンドの買取をいたしました。ダイヤモンドに限らず、宝石は基本的に重さを基準に取引され、その重さの単位がct(カラット)です。1ctが0.2gであり、ある程度大きいと判断される大きさの1ctであっても重さはそれしかありません。
しかし、ダイヤモンドであれば0.1ct変わるだけでも取り扱い金額が大きく変わってしまいます。石だけの状態でそれほど細かな重さを量るのは難しく、専用の機材も必要になってしまいます。
何の情報も無い状態で、ダイヤモンドを石だけの状態でお持ちいただくのは、買取査定於いて、かなり判断が難しくなってしまうのです。
ジュエリー等の製品であれば、ダイヤモンドのカラット数は、刻印が入っているもので、それを確認して買取査定をする事が可能になります。
今回お持ちいただいたのは石だけ、ルースや裸石と呼ばれる状態のダイヤモンドでした。買取査定について、どのようにしてお値段をつけたのか解説をさせていただきます。
創業100年の実績から、熟練査定士による業界最高値をご提示致します。
ルースダイヤの買取、1ct程度の場合
まずダイヤモンドについてですが、自然界に存在する物質の中で最も硬いと言われていて、その美しさから、古くから宝石として愛され続けてきました。
しかし、天然の宝石であるため、質はまちまちで、全てが宝石と呼ばれ、指輪等のジュエリーに加工されるわけではありません。宝石としての質の良く無い物、つまりは綺麗では無いダイヤモンドの場合はその硬さをいかして工業製品としても重宝されているのです。
実は、今回の買取査定でお持ちいただいたダイヤモンドは、宝石と呼べる質の物ではありませんでした。
重さ以外にダイヤモンドの価値を決める要素は、色、内包物、形の三点です。今回お持ちいただいた物は、特に内包物があまりに多すぎる、大きすぎるような質の物だったのです。
買取後に、専門の鑑定機関での鑑定を行いI-3という結果が出ました。ダイヤモンドの価値として、内包物の点に於いては最低ランクと言える結果でした。
このような質のダイヤモンドを使って作られるジュエリーというのは、ほとんどありません。質としては工業用に近いダイヤモンドであると言えます。一応ジュエリー等に使われる、ラウンドブリリアントカットというダイヤモンドが一番美しく見えるカットが施されてはいますが、それでもです。
高級品であるというイメージの強いダイヤモンドですが、どんな質の悪い物であっても高値が付くわけではありません。これがもっと小さな物であれば、買取そのものをお断りする結果になっていたと思います。
しかし、ルースの状態であっても、1ct程度の重量はあるであろうと、経験則とグラム単位での計測から判断してお値段を付けさせて頂きました。
今回は質の良く無いダイヤモンドであったため、高額な買取ではありませんでしたが、これは質の良いダイヤモンドの買取でも同様の判断が出来るという事です。一粒で数十万円から数百万円お付けする事の出来るダイヤモンドも多数あります。
ルースダイヤを売却する際にお困りでしたら、是非須賀質店をご利用ください。
最後になりましたが今回の買取は、須賀質店渋谷営業所で、3,000円の買取となっております。
1ct程度のルースダイヤの買取を通してのまとめ
1ctを超える大きさ(重さ)というのは、自然の鉱物であるダイヤモンド等の宝石にしてみれば、それだけでも希少性、価値がある物です。
とは言え、それだけで高値が付くのであれば、世の中は高価な宝石だらけになってしまいます。
あくまでも、大きさと綺麗さ、この二つを兼ね備えているからこその希少性と価値であり、値段なのです。
1ctを超えるダイヤモンドであれば、高い物では100万円を超える買取査定になる事もあるでしょう。今回は残念ながら、かなり質の悪い物であったため、買取は3,000円でしたが、須賀質店の買取査定では質の良いダイヤモンドは、当然高価査定で買い取らせていただきます。
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