高価買取オメガ手巻のスピードマスタープロフェッショナル3570.50型
須賀質店池袋営業所でオメガの時計を22万円で買い取りました。こちらの時計はオメガのスピードマスターというクロノグラフ機構が搭載された人気モデルです。
創業100年の実績から、熟練査定士による業界最高値をご提示致します。
オメガ・スピードマスターの歴史を須賀質店が解説します
1969年に人類で初めて月に降り立ったアポロ11号のクルーが着用していたことから人気が高いスピードマスターは、派生モデルが多くユーザーが好みに合わせて選ぶことが出来るシリーズです。
3570.50型はオリジナルの流れを汲んでいる「スピードマスター・プロフェッショナル」です。ムーブメントは重力の影響を受けない手巻き式クロノグラフムーブメント、割れた際に破片が飛び散りにくいプラスチック風防、視認性の高い黒文字盤上×白いペンシルハンド(針)・・・と実用性とレトロな雰囲気を併せもつ時計です。
現代では機械式時計の主流は自動巻き式という、腕に着用していると日常の動作でローター(振子)が回転してゼンマイが巻き上がる仕組みをもつムーブメントが一般的ですが、あえて手巻き式のムーブメントを使用しています。これは宇宙の無重力空間ではローターによる巻上げが機能しない事を想定して手巻きでしっかりとゼンマイを巻けるようにする為です。
風防も現代ではキズが付きにくいサファイヤガラスを採用したモデルが多いですが、ガラス風防は割れた際に破片が飛び散って怪我をする恐れがあります。しかしプラスチック風防はその心配が無いので宇宙空間でも安心して使用する事が可能です。
現代においては一見不便と思われてしまう時計ですが、宇宙での使用を考え抜かれた腕時計であり、スピードマスター・プロフェッショナルは手が掛かるところに愛着が湧く不思議な時計でもあります。
今回のスピードマスタープロフェッショナル3570.50型査定額とポイントについて
今回買い取りしたスピードマスタープロフェッショナル3570.50型は、付属品が無い状態でしたが買取22万円査定となりました。これはスピードマスターの中古相場が高騰している状況考慮しての高額査定です。
スピードマスタープロフェッショナルはプラスチック風防ですので、風防のキズが大変つきやすい特徴があります。しかしご自身でも簡単にお手入れしてキズを磨く事ができますので、深いキズや風防の欠けが無ければ査定額に影響はありません。
スピードマスターシリーズの最大の特徴でもあるクロノグラフ機構につていは、パーツ点数も多く複雑な機構ですので故障するリスクは高くなります。頻繁にクロノグラフのストップウォッチ機能をご使用されている方や、秒針替わりに常にクロノグラフ針を動かし続けている方を目にする機会があります。
頻繁にストップ&ゴーを繰り返すとクロノグラフ機構の歯車に負荷がかかり歯が欠ける可能性が高くなり、常に動かし続けている方は歯車の軸や潤滑油の摩耗が起こりやすくなるでしょう。
査定時にはプッシュボタンが正常に作動するか、30分計の針が正常に動くか、リセット時に正しい位置に各針が戻るかなどを確認して正常に動作すれば問題ありません。
スピードマスターシリーズは非常に人気が高く中古市場でもよく目にするお品物ですが、故障品はどうしても査定額が低くなってしまいますので、取扱いには十分ご注意ください。
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