傷がついたロレックスは買取できる?傷の防止法も紹介します | 高価買取なら創業大正9年の須賀質店
買取コラム
買取コラム

傷がついたロレックスは買取できる?傷の防止法も紹介します

最終更新日 2024年2月6日

世界的なブラント時計のロレックスは、多くの人が持ちたがる憧れのアイテムなのではないでしょうか。
ロレックスは中古市場でも人気があり、常に安定した高値で取引されています。
そんなロレックスですが、傷がついた状態でも買取してもらえるのでしょうか。
今回は、傷がついたロレックスの買取についてご紹介します。

創業100年の実績から、熟練査定士による業界最高値をご提示致します。

須賀質店の腕時計買取実績を見る

□ロレックスの買取価格が決まるポイント

ロレックスは高級ブランド時計なので高額で買取されることが多いのですが、すべてのロレックスが高額になるとは限りません。
場合によっては意外な高値がつくこともある代わりに、予想外に低い価格で買い取られることもあります。
では、何を基準にして買取価格が決まるのでしょうか。
ここでは、買取価格が決まるポイントについて確認していきましょう。

先に結論をご紹介すると、買取価格は主に時計の色やデザイン、見た目、モデルの希少性などを総合的に判断して決められます。
言い換えると、中古市場で売れるかどうかが基準になると言っても良いでしょう。
また、時計の傷の有無や故障の有無、付属品が揃っているかどうかも査定額に影響します。
さらに、買取に出す時期によっても、買取価格が変わることを知っておきましょう。

それぞれの要素について、もう少し詳しくご紹介していきます。

*色とデザインについて

ロレックスの色とデザインは、買取価格を決める上で重要なポイントとなります。
ロレックスの時計は、少し古いモデルだとシルバーが多いのですが、最近のモデルはゴールドも増えています。
文字盤の大きさやデザインも時代ごとに流行りがあり、買取相場にも影響することが多いです。

*ロレックスが高く売れる時期とは

ロレックスはスイスから日本に輸入されるため、価格は為替相場の影響を受けます。
円安になるとロレックスの価格が上がり、中古市場も連動して相場が上がります。
そのため、ロレックスを買取に出すなら、円安になってからの方が高値になるのでおすすめです。

また、生産がストップしたモデルは中古市場でしか手に入らないので、買取価格が上昇します。
このほか、夏冬のボーナス時期も中古市場でロレックスがよく売れるので、ボーナス時期の少し前に買取に出すと高値が期待できるでしょう。
同様に、卒業や就職シーズンもロレックスを購入する人が増えるので、2月頃に買取に出すと査定額が上がります。

□傷の程度によって買取額が変わる

ロレックスは多少傷があっても、高値で買い取ってもらえることが多いものです。
それでも、傷がないに越したことはありません。
では、傷の程度によってどのくらい買取額に差があるのでしょうか。
買取店によって多少違いますが、ロレックスの傷は大きく3つに分けられます。

まず1つ目は、軽い傷です。
こちらは、普段使っている際にできてしまうような微細な傷や擦れです。
小さな傷であれば、軽く磨けばわからなくなるので、さほど査定に影響しない場合がほとんどです。
特にラグは普段使いで劣化しやすい部分ですが、多少の傷は気にしなくても大丈夫でしょう。

2つ目は、中程度の傷です。
こちらは、ある程度の衝撃を与えたり、落下したりしてできるような傷です。
目で見てはっきりわかるほどの傷であれば、修復は困難です。

そのため、査定額にも影響しますが、特に風防をぶつけてひび割れができると査定額が大幅に下がってしまうので注意しましょう。
風防はサファイアガラスという強いガラスでできていますが、それでも傷がつくということは、かなりの衝撃が加わったことになり内部損傷も懸念されます。

3つ目は、重度の傷です。
こちらは中度よりさらに大きな傷で、へこみがはっきりわかるほどの傷です。
ロレックスは頑丈な時計なので衝撃に強いのですが、重度の傷があると内部構造にダメージを受けている可能性があるため、買取が難しくなる場合もあります。

創業100年の実績から、熟練査定士による業界最高値をご提示致します。

須賀質店の腕時計買取実績を見る

□ロレックスに傷をつけないためには

ロレックスに傷をつけないようにするには、普段使っている際に注意すべき点があります。
ここでは、3つの部品ごとに注意点を確認していきましょう。

*ベルト・ケースの傷

腕時計はブレスレットと本体のどちらも傷がつきやすいので、普段使いに注意が必要です。
ぶつけたつもりはなくても、いつの間にか傷がついていたり、細かい擦り傷が増えていたりすることも多いです。
特にブレスレットは傷つきやすく、気がついたら無数の傷がついていることもあります。

普段から頻繁に使用している場合、こういった傷を避けることは難しいです。
しかし、この程度の傷なら、研磨すればほとんど目立たなくなるでしょう。

*ガラスの傷

ロレックスの風防ガラスは強度があるので、簡単に傷つくことはありません。
しかし、それでも傷がついてしまうこともあるでしょう。
ロレックスの風防の傷は、角の出っ張った部分につくことが多いのですが、多少の傷ならそれほど目立ちません。

しかし、ガラスの周囲に触ると、引っかかるような感触があるのですぐにわかります。
傷がついた風防ガラスは交換もできますが、交換する費用分だけ査定額が下がってしまうため注意しましょう。

*リューズの傷

リューズ部分は、強い衝撃が加わると曲がってしまって回らなくなることがあります。
また、リューズが空いていたために、内部に水が入ってしまうこともあります。
リューズが回らなくなったり内部に水が入ったりすると、基本的にオーバーホールして対処するしかありません。
その分の費用がかかるため、大幅に査定額に影響することは避けられないと考えておきましょう。

これら3つ部品での傷が多いので、十分に注意してください。

□ロレックスを傷つけないためには

ロレックスを購入後、使用しないで保管していれば、もちろん傷はつきません。
しかし、せっかく購入したのなら使用したいですよね。
もちろん、ロレックスをケースに入れて鑑賞する方もいらっしゃいますが、外で使用したいとお考えの方が多いと思います。

普段から使っていれば、細かい擦り傷がつくのは避けられませんが、硬い物に当たらないように注意すれば大きな傷がつくことはありません。
しかし、時計を落としてしまうと大きな傷がつきやすいです。
ロレックスは高級時計なので、そのあたりの取り扱いには十分注意するようにしましょう。
ちなみに、時計を落下させるのは時計の着脱時に多いことがわかっているので、机の上など万が一落下しても落下距離が短くなる状態で着脱することをおすすめします。

仕事によっては腕時計を傷つけやすい作業もあるので、長袖を着てカバーしたり、傷つきやすい作業をする前に腕から外して、ポケットに入れておいたりするなどの配慮も必要です。
ただし、ゴールドモデルは袖との摩擦が頻繁に起きると擦り傷がついてしまうので、さらに注意が必要です。

普段使いでここまで気を配るのは大変かもしれませんが、買取に出す可能性を考えると、しっかりと注意しておいた方が良いでしょう。
これらの注意を怠ると、買取に出した際に査定額が低くなってしまうので、あとで後悔してしまう原因にもなります。

□まとめ

ロレックスは多少傷があっても問題なく買い取りできますが、傷の状態によって買取額は左右されます。
普段使いでついた軽い擦り傷程度なら、あまり気にしすぎる必要はありません。
しかし、特にベルトや本体、風防などに大きな傷があると目立ってしまい、買取額にも影響してしまうので注意しましょう。

この記事を書いた人
須賀兼一
代表取締役
代表鑑定士。会社員経験後、実家で質業の経験を積み、平成16年4月より須賀質店の代表取締役を務めています。全国のオークション市場に出入りし、最新の商品相場と流行商品の情報を収集しながら、高価買取を実現するためのノウハウをわかりやすく解説、説明してしています。