ロレックスを買い取ってもらいたい!故障が原因で買取ができない場合の対処法とは? | 高価買取なら創業大正9年の須賀質店
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ロレックスを買い取ってもらいたい!故障が原因で買取ができない場合の対処法とは?

最終更新日 2024年2月6日

ロレックスはほとんどの場合買取してもらえますが、中には買取できないケースもあります。ロレックスは壊れていても買取してもらえるのですが、では買取してもらえないのはどのようなケースでしょうか。また、ロレックスは保管するよりも、使用したほうが故障しにくいと言われますが、使用する際に注意すべき点についても解説します。

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□ロレックスでも買い取ってくれない場合がある

ロレックスは中古市場でも人気があるので、買取も高値が期待できます。他のブランド時計の買取価格は定価の40%程度ですが、ロレックスは80%以上も珍しくなく、中には100%を超えるケースもあります。つまり、定価以上の値段で取引されることもあるのです。

ロレックスは単にブランド時計であるだけでなく、頑丈で実用性が高いことが評価された結果、このような高値となったのでしょう。しかし、ロレックスでも買取できない時計も存在します。たとえば、修理が不可能なほど壊れた時計や、アフターダイヤと呼ばれるような、購入後に個人で装飾した時計などは買取不可となることもあるようです。

ところで、修理が不可能なほど壊れた時計とは、どのような状態なのでしょうか。ロレックスは、時計のケースしかない場合や、ムーブメントだけでも買取してもらえるので、原形をとどめないほど曲がった時計でない限り買取可能です。たとえガラスが割れても、ケースやムーブメントは無事な場合が多いので、何も買い取れないということはありません。

また、原形をとどめないほど曲がっても、ブレスのコマやリューズなどが無事なら買い取ってもらえます。つまり、現実問題として、「故障しているから買取できない」というのは、ロレックスに限ってはあり得ないのです。ただし、前述しましたように、アフターダイヤと呼ばれる装飾を施した時計は、買取できないケースがあります。

もっと正確にいうと、買取できない店が多いということです。アフターダイヤは以前は中古市場に多く見られましたが、現在はほとんど出回っていません。これは、ロレックスから中古市場のオークション業者に対して、「アフターダイヤを取り扱わないように」との通告があったからです。

アフターダイヤは、装飾のクオリティ水準が低いものが多かったので、ロレックスも手を打たざるを得なかったのです。ロレックスに無許可で装飾を施すのは、ブランドの価値を損なうおそれがあるので、やむを得ない処置と言えるでしょう。ただし、アフターダイヤにも例外的に買取可能な時計があります。

たとえば、ベゼルなど取り換えが可能な部分だけに装飾されたものなどです。つまり、装飾した部分を取り換えれば、あとは通常のロレックスと変わらないので買取可能となります。また、アフターダイヤを施すのはケースだけですから、ケース以外のパーツを買い取ってもらうこともできます。

□ロレックスは壊れていても買取可能

ロレックスのように定価が高い高級時計は、壊れていても買取してもらえます。ロレックスは中古市場でも高く評価される高級時計なので、買取店の中には壊れていても買取したいと考える業者も多いのです。壊れていても買取してくれるほどですから、部品が欠けていたり保証書がなくても買取可能なのです。

保証書がないと偽物の可能性もありますが、査定士は本物と偽物を見分けることができるので、事実上問題ありません。ちなみに、壊れたロレックスは修理せずに、そのまま買取に出したほうが断然お得です。ロレックスの修理にはかなりの費用がかかるので、修理してから買取に出すと、かえってマイナスになるので注意しましょう。

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□保管よりも使用したほうが故障しにくい

せっかくロレックスを買っても、「普段使うのはもったいない」と考える人も少なくないようです。そのため、特別な日だけロレックスを使って、普段は箱にしまっておく人もいます。確かに普段使っていると、細かい傷がついたり汚れることもあるでしょう。

しかし、ロレックスは普段の生活で使用してこそ、真価を発揮します。ロレックスは実用性も耐久性も優れており、基本的に毎日使うことを考えて作られています。そのため、長期間保管したままのロレックスは、毎日使っている場合と比べて状態が悪くなることがあるのです。

時計は保管しても動いていますから、使っていないと不具合が発生しても見つけることができません。もしどうしても保管したいなら、定期的にゼンマイを巻くなど最低限のメンテナンスが必要です。宝飾品などと違って、時計は常に動いているものなので、長期保管はあまりおすすめできません。

ロレックスを使用して汚れが気になるなら、使ったあとでセーム革やファイバークロスを使って、表面を磨くようにしましょう。このような手入れをすれば、汗や皮脂汚れを取り除けるので、時計本体が汚れることはありません。たまにはブラスを使って、細かい部分の汚れを落とせば問題ないでしょう。

ロレックスを保管する場合は、周囲に磁気を発生させるものがないことを確認してください。磁気のある場所に保管すると、短時間であってもムーブメントなどのパーツに、影響を与えるので注意が必要です。ちなみに、家庭にあるもので磁気を発生させるのは、ステレオ、電子レンジ、パソコン、テレビ、冷蔵庫などです。これらの家電機器の近くに置かなければ影響はありませんから、間違ってもステレオのスピーカーの上や、電子レンジの上などに置いたりしないようにしましょう。

□普段の使用ではこんな点に注意

ロレックスを普段使う際は、以下の点に注意しましょう。

*保護シールを貼ったままにしない

裏蓋の保護シールは必ず剥がしてください。剥がさないまま使う人がいますが、汗が保護シールと裏蓋の間に入って錆の原因になります。保護シールは、時計を店頭に置く際に保護するためのものなので、購入後はすぐ剥がしましょう。もちろん、保護シールがないことを理由に、買取時の査定額が下がることはありません。

*クロノグラフは常時動かさない

クロノグラフは必要なときだけ動かすものです。クロノグラフを常時動かしていると、ムーブメント内のクロノグラフ機構に影響が出ます。部品の消耗が激しくなるのでやめたほうが無難です。

*時計を振って自動巻きを使わない

使っていないロレックスは、ゼンマイを使い切ると止まってしまいます。しかし、すぐにゼンマイを巻きたいからといって、時計を振って巻くのはおすすめできません。時計に振動を与えると、ローター軸に負担がかかるからです。止まった時計のゼンマイを巻く際は、リューズを使いましょう。

*定期的にオーバーホールを行う

ロレックスは、3年から5年に1回くらいオーバーホールが必要です。オーバーホールを怠ると、内部の油が劣化してムーブメントの動作に影響するおそれがあります。時計の精度が悪くなってから、あわててオーバーホールしてもかえって修理費が高くなります。定期的にオーバーホールするほうが、結果的に出費が少なくて済みます。

*衝撃や振動に注意

時計は精密機械なので、衝撃や振動は禁物です。絶対に落とさないように気をつけるのはもちろん、仕事や運動で腕に衝撃を受けるような場合は、外しておくことをおすすめします。ロレックスは、他の機械式時計と比べると衝撃に強いのですが、それでも衝撃はできるだけ避けましょう。ロレックスをつけたままキャッチボールや、ゴルフの練習などは絶対に禁物です。

□まとめ

壊れていても買取してもらえるロレックスでも、買取が難しいケースがあります。それはアフターダイヤと呼ばれる、装飾を施したロレックスです。これ以外であれば、どんなに壊れていても、ロレックスが買い取ってもらえないことはまずないでしょう。ロレックスは、中古市場でも評価が高く高値で取引されているからです。

また、ロレックスは日常使うための時計なので、保管しておくよりも積極的に使うことをおすすめします。ロレックスは磁気を避けて保管し、衝撃を与えないように注意して使いましょう。

この記事を書いた人
須賀兼一
代表取締役
代表鑑定士。会社員経験後、実家で質業の経験を積み、平成16年4月より須賀質店の代表取締役を務めています。全国のオークション市場に出入りし、最新の商品相場と流行商品の情報を収集しながら、高価買取を実現するためのノウハウをわかりやすく解説、説明してしています。