査定の難しいルースダイヤモンドの買取金額について | 高価買取なら創業大正9年の須賀質店
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査定の難しいルースダイヤモンドの買取金額について

最終更新日  2024年7月12日

須賀質店池袋営業所にて、0.467カラットのダイヤモンドを買取いたしました。

ダイヤモンド 買取

 

今回買取しましたダイヤモンドは、ネックレスに付いた状態でお持ちいただきましたが、今回はダイヤモンドに焦点を当ててご紹介します。

創業100年の実績から、熟練査定士による業界最高値をご提示致します。

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ダイヤモンドの査定について

 

ダイヤモンドの査定には、国際基準に定められた「4C」と呼ばれる基準に照らし合わせて査定を行います。

 

4Cとはカラット(重さ Carat Weight)、カラー(色 Color Grade)、クラリティ(透明度 Clarity Grade)、カット(仕上げ Cut Grade)の4項目からなるものであり、査定員はダイヤモンドをルーペを使用して観察しながら、4Cを確認して買取金額を考えます。

 

4Cのカットは5種類、クラリティは11種類、カラーは23種類あり、加えてカラットも様々なサイズのダイヤモンドがあるため、4Cの組み合わせは無数に存在します。

査定員は10倍のルーペをのぞき込みながら、限られた時間の中で4Cを判断します。そして無数に考えられる4Cの組み合わせの中から、最適な買取相場価格を導き出しているのです。

組み合わせが無数ある中から、金額を導き出すため、ダイヤモンドの査定は数多くの訓練を積んだ査定員でなければ適切な買取金額を付けることができないのです。

 

もしも査定員がダイヤモンドを査定する技量が充分でなかった場合は、グレードを見誤り本来よりも低く判断されてしまい、査定金額が本来よりも安くなってしまう可能性もあります。

 

買取金額を安くされてしまうことを避けるためには、ダイヤモンドの買取実績が多い買取店を利用されることをお勧めします。

 

4Cにおけるダイヤモンドの買取金額の違いについて

 

先程もお話したとおり、ダイヤモンドの買取金額には4Cという基準に照らし合わせ、グレードを決めます。

 

しかし4Cの組み合わせは無数に存在しており、同じくらいカラットのダイヤモンドであっても、カラーやクラリティ、カットが異なっていれば買取金額は大きく変わります。

 

今回は、須賀質店のダイヤモンドの買取実績をもとに、4Cの組み合わせで買取金額がどのくらい変化するのか紹介します。

 

① カラット:1.04ct カラー:F クラリティ:I-1 カット:Good 買取金額90,000円

 

② カラット:1.01ct カラー:F クラリティ:VS-2 カット:Good 買取金額350,000円

 

③ カラット:0.23ct カラー:G クラリティ:VS-2 カット:Verygood 買取金額10,000円

 

※これらの買取実績は今後の買取金額を保証するものではありません。

 

上の一覧を見ると、買取金額に大きな差があるのが見て分かると思います。

 

①と②のダイヤモンドはクラリティ以外はほぼ同じカラット数であるのに、買取金額は約4倍になっています。

 

カラット数がほぼ同じであるということは、ダイヤモンドの重さがほぼ同じということと同じ意味ですが、なぜここまで買取金額に変化があるのかというと、理由は唯一違うグレードの「クラリティ」にあります。

 

クラリティとは簡単に説明すると、形成時にダイヤモンド内に入ってしまったキズや結晶の程度を指しています。ダイヤモンドの「透明度」と言い換えても良いかもしれません。

 

キズや結晶といった内包物が大きければグレードは下がってしまい、そして内包物はカラットが大きければ大きいほど集まってしまうものであるという特徴もあります。

 

①のダイヤモンドのクラリティは「I-1」であり、11段階ある中で9番目に位置するグレードでした。

 

対して②のダイヤモンドのクラリティは「VS-2」と11段階ある中の6番目に位置するグレードでした。

 

6番目と9番目のグレードと聞くと、大きな差は無いと感じるかもしれません。

 

しかし、クラリティのグレードとして見ると、VS-2とI-1には大きな差があります。

 

VS-2のダイヤモンドは査定員が普段使用している10倍ルーペを使用しても内包物がほぼ確認できないほど透明度が高いグレードです。

 

I-1のクラリティのダイヤモンドは、肉眼でも判断できる程大きな内包物が含まれている、透明度があまり高くないグレードです。

 

①と②のダイヤモンドは共に1カラットを超える大きなダイヤモンドです。

 

大きなダイヤモンドであるため、内包物もより確認しやすくなってしまい、I-1などのグレードになるとカットやカラーが優れているものであっても買取金額は大きく下がってしまいます。

 

今回の①と②のダイヤモンドはクラリティのグレードが大きく違ったために買取金額にも大きな違いが生まれました。

 

そして、③のダイヤモンドはカラーとクラリティは①、②とほぼ同じグレードであり、カットは3点の中で最も良いグレードでありました。

 

しかし、買取金額は3点の中で最も低い10,000円でありました。

 

カラー、クラリティ、カットのグレードが高いダイヤモンドであっても高額な買取金額がお付けできなかった理由は、「カラット」にあります。

 

ダイヤモンドでいうことろのカラットは重さを表す単位で、1ct=0.2gを表しています。カラット数が大きいダイヤモンドは、大きな重たいダイヤモンドといえるので、それだけで価値が高くなるり、流通する数も減ってきます。

 

中古品市場において、0.2カラットのダイヤモンドは出回っている数もとても多く、逆に1カラットのダイヤモンドはその大きさから中古品市場に出回る数は0.2カラットと比べてかなり少ないです。

 

そのため、0.2カラットぐらいのダイヤモンドはグレードが高いものであっても、ダイヤモンドの大きさから、高額になりにくいと言わざるを得ません。

 

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0.467カラットのダイヤモンドの買取金額について

 

ダイヤモンド ソーティング

上にある画像は、簡易鑑別(ソーティング)と呼ばれるダイヤモンドの鑑定機関で4Cを確認したものになります。

 

今回買取しましたダイヤモンドのグレードは、カラットが0.467ct、カラーがG、クラリティがSI-2、カットがpoorでした。

 

今回のダイヤモンドのグレードについて簡単に説明すると、カラーが上から4番目ととても良いグレードであり、クラリティが11段階中8番目のグレード、カットが一番低いグレードのものでした。

 

今回買取したダイヤモンドは、カラーはとても良いものであったものの、クラリティ、カットのグレードがあまり良くなく、カラットも0.467と少し小振りな大きさのものでした。

 

全体的にグレードを見ると、高額が付けにくいものでありましたが、カラーがとても良いものであったため、査定員はかなりギリギリまで金額をお付けして、須賀質店池袋営業所にてダイヤモンドに15,000円お付けして買取いたしました。

 

須賀質店では、ダイヤモンドの質預かり、買取の実績がとても多く、査定の難しいダイヤモンドも須賀質店の査定員は全員行うことが可能です。

 

他の買取店などの買取金額にご満足いただけなかった方はぜひ須賀質店をご利用下さい。

 

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この記事を書いた人
須賀兼一
代表取締役
代表鑑定士。会社員経験後、実家で質業の経験を積み、平成16年4月より須賀質店の代表取締役を務めています。全国のオークション市場に出入りし、最新の商品相場と流行商品の情報を収集しながら、高価買取を実現するためのノウハウをわかりやすく解説、説明してしています。