パネライの時計を高く売るならいつ?どうやって?人気のモデルや相場を徹底解説
90年代、時計デカ厚ブームを牽引したパネライ、高くうるためにはどうすれば良いのでしょうか?
パネライの魅力や歴史、モデル毎の人気や相場、高く売るためのコツ、徹底的に解説していきます。
デカ厚ブームが終わってしまって、パネライを売りたいけどどうすれば良いのか分からずお困りの方もいらっしゃるのではないでしょうか。安心してください!!パネライは今でも人気があり、高価買取が可能です。
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目次
1 パネライ(PANERAI)とは?歴史や魅力
パネライとはイタリアの時計ブランドです。設立は1860年、創業者はジョヴァンニ・パネライです。現在はカルティエなどと同じリシュモングループに所属し、「パネリスト」と呼ばれる愛好家が多いことでも有名です。
ブランドの正式名称はオフィチーネ パネライ(OFFICINE PANERAI)といい、160年以上の歴史の中で軍用時計製造メーカーとして技術力が評価されたブランドです。
東西冷戦終結後の1993年に、軍用時計で培った技術を活かして民間用の腕時計を初めてイタリア市場向けに発表しました。
軍用時計譲りの正確性や剛性、デカ厚ブームを巻き起こした大型のケースやデザイン性など、民間用をリリースしてからも人々を魅了しているブランドがパネライです。
1.1 デカ厚ブームの牽引役
パネライというブランドを語る上で欠かせないワードが、腕時計の「デカ厚ブーム」です。1998年頃から始まったとされているデカ厚ブームですが、この牽引役は間違いなくパネライです。
それまでの腕時計はメンズサイズで36mm程度が主流、大型な時計で40mm程度とされていましたが、パネライは44mmサイズの時計を1998年のジュネーブサロンにてリリースします。
当時の爆発的な人気は落ち着きをみせていますが、現在でもパネライを始めとする多くのブランドから、40mm以上の大型時計がレギュラー展開されており、デカ厚時計は定番化したと言えるでしょう。
1.2 ミリタリー生まれならではの高い耐久性
先にも触れましたが、パネライは160年以上の歴史の中で、長く軍用時計を製造してきました。軍事作戦を遂行する際、時刻のズレは作戦の失敗と直結します。その為、作戦を遂行する為には様々な環境化でも正確に時を刻み続けることが軍用時計には求められるのです。
正確性はもちろんのこと、防水性、耐衝撃性などの機能面が重要になりますし、時計を一瞬見ただけでも時刻が読み取れるような視認性も必要不可欠です。
ミリタリー生まれのパネライの時計は、高い耐久性や視認性を有しており、日常使いでも実用性が非常に高いと言えるでしょう。
1.3 独自塗料での高い発光力
パネライの人気シリーズであるラジオミールやルミノール。これら名称の由来は、パネライが開発した自発光塗料なのです。ラジオミールはラジウムをベースとした自発光塗料が由来で、ルミノールはトリチウムをベースとした自発光塗料が由来です。イタリア軍の照準器や計器のダイヤルに用いられる程の視認性で、どちらも特許を取得するほどの技術です。これらの自発光塗料は、パネライが誇るべき技術力の代名詞と言えるでしょう。
2 パネライの時計を高く売るなら今がチャンス
パネライをはじめとするブランド腕時計の人気は、年々上昇しています。クォーツショック後のブランド腕時計は主に機械式ムーブメントを採用し、仕上げや素材、機能にこだわった趣味性の高い工芸品と同じような扱いになっています。
更にコロナ禍において世界経済が大きく混乱し、ブランド時計に資産性を求める動きも加速しました。はじめはロレックスやオーデマ・ピゲなど、コロナ禍以前から希少性があったブランドの市場価値があがり、それにつられてパネライなどのブランドも中古市場での価値を上げています。
右肩上がりだった中古市場も落ち着きを見せている現在は、ブランド時計の価値が高止まりしている状態です。この状態が今後も長く続くのか、なにかの要因で上昇や下落するのかは誰にも分かりません。ブランド時計の価値が高止まりしている今は、パネライの時計を高く売るチャンスと捉えることが出来ますので、売却をご検討中の方はお気軽にご相談ください。
2.1 パネライは安定した需要が続きやすいブランド
パネライは先に説明したデカ厚ブーム以降、安定した人気を獲得しているブランドです。買取相場については、ラジオミールやルミノールなど基幹となる人気モデルが存在している点や、円安、各モデルの定価上昇などの要因も関係しています。
ブランド腕時計は、日本で買取されたものも多くは海をわたり海外で再販されています。日本国内のみの流通であれば為替は関係ありませんが、主要な再販ルートが海外である場合は為替が大きく関係します。円安であれば海外のバイヤーは日本での仕入れが容易となり、需要が高くるのです。
また、パネライは新品の定価も不定期ですが行われており、新品の販売価格が上がると中古品を購入対象とする方が増えますので、パネライの買取はこうした需要から安定しているといえるでしょう。
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3 パネライを高く売るために知っておきたいこと
3.1 比較的新しいモデルであること
パネライを高く売るために知っておきたいことの1つ目としては、新しいモデルであるほど高額査定になりやすいということです。これは他のブランド時計にも共通していますが、一部のアンティーク品やヴィンテージ品を除いて、新しいモデルであるほど値落ち感は少なくなります。もちろん外装状態や故障の有無によって査定額は変わりますが、同じ状態であれば古いモデルより新しいモデルのほうが査定額が高くなる場合が多いと言うことを覚えておいてください。
3.2 付属品が揃っていること
パネライを高く売るために知っておきたいことの2つ目は、付属品の有無によって査定額が変わる可能性があるということです。全てのパネライが「保証書があるから+○○円」ということではありませんが、化粧箱や保証書、ブレスレット調整時の余りコマ、ベルト交換に必要な工具などが揃っていれば鑑定士の印象も良くなります。既にパネライの時計本体のみしかお持ちでない場合はそのまま査定にお持ちいただきたいのですが、自宅に付属品を保管している場合はご一緒にお持ち込みいただくことをお勧めしております。
3.3 本体や付属品にキズや汚れがないこと
パネライを高く売るために知っておきたいことの3つ目は、時計本体や付属品の状態についてです。同じパネライの時計を買おうと思った際、値段は同じでほぼ新品とキズだらけの中古品が売られていたら、ほとんどの方はほぼ新品の方を買うと思います。少しでも状態の良いものを買いたいと思うのは当然ですし、逆に状態が悪いものは値段が安くないと購買意欲が沸かないでしょう。これは中古品の買取査定時も同様ですので、時計や付属品の状態が良いほど高額査定となります。
3.4 メンテナンスや修理の証明書があること
パネライを高く売るために知っておきたいことの4つ目は、正規のメンテナンスや修理明細書についてです。パネライの時計を長く使っていると、オーバーホールや故障箇所の修理で正規メンテナンスを受けるということもあると思います。メンテナンスの終了時に修理証明書が発行されると思いますが、ぜひ査定時に本体とご一緒にお持ちください。正規の修理受けたお品物=ブランドが正規品と認めていることになりますので、私達鑑定士も真贋判断の参考することができます。
3.5 複数の買取店に査定してもらう
パネライを高く売るために知っておきたいことの5つ目は、複数のお店に査定をお願いすることです。「以前買取をお願いしたお店だから」「何軒もまわるのは面倒くさい」という理由から、1つのお店に査定を依頼し、そのまま買取依頼をしてしまう方が多いのですが、少しでも高額で買取してもらいたい場合は、是非複数のお店で査定額を比較してみてください。最近はライン査定で概算の査定額を知らせてくれるお店がほとんどですから、直接来店しなくても査定額を比べることが可能です。
4 パネライを高く売る手段はいろいろ
4.1 買取店に持ち込んで売る
パネライを高く売る手段の1つ目は、買取店に持ち込む方法です。この方法をイメージする方が一番多いのではないかともうくらいメジャーな方法です。買取店に持ち込むメリットとしては、基本的にはその場で現金を手に入れることができ(高額な取引や郵送買取の場合は振込もあります)、お店の鑑定士が責任を持って鑑定しますので、取引後にトラブルに合うこともありません。
近年はリユース業界の発展に伴い、質屋、買取専門店、リサイクル店など様々なお店がパネライの買取を行っています。各お店によって得意分野違い、査定額が大きく変わることも珍しくありませんので、買取店に持ち込む際は複数のお店で査定額を比べて決めると良いでしょう。
4.2 ネットオークションやフリマアプリで売る
パネライを高く売る手段の2つ目は、ネットオークションやフリマアプリで売る方法です。近年は大手のネットオークションやフリマアプリでブランド品を売買する方が増えており、スマホ1つで出来る手軽さが魅力の方法です。
売却金額を自分で設定出来るので、「〇〇円以下では売りたくない」といった方にはお勧めできる方法です。
ただし、殆どは個人間での取引となるので、後々にトラブルが発生したというお声もよく耳にします。売却金額を自身の希望額に設定できる反面、その金額に達するまでは売却が成立しないので、すぐに現金が欲しいという方には不向きな側面もあります。
4.3 質屋に預ける
パネライを高く売る手段の3つ目は、質屋に預ける方法です。これは今すぐ売ろうか迷っている方にお勧めの方法で、質屋に預ける=質預かりというシステムを利用することを意味します。質預かりとは、お品物を質屋が査定し、お品物を質屋がお預かりするかわりに査定額分のお金をお客様に貸し出すというシステムです。預けていた期間に応じた利息と、借りていたお金を質屋に払えば、お品物はお客様の元に返却されます。今後の相場動向など鑑みて今すぐには売りたくないけど、一時的にお金が必要だという場合は、質預かりを利用し、お客様が売りたいタイミングで改めて買取を依頼する事も可能です。
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5 パネライを高く売るタイミングは?
5.1 円安になっている時
パネライを高く売るタイミングの1つ目は、円安の時です。これはパネライをはじめとするブランド時計で共通するのですが、二次流通市場は海外の比率が高いことが要因になります。海外のバイヤーは円安になるほど仕入れやすくなりますので、円安のタイミングを狙ってみると相場が高騰して高額買取となる可能性が高くなります。すぐに売却して現金が必要な場合でなければ、為替動向を確認して円安のタイミングを狙って査定依頼をしてみてもいいかもしれません。
5.2 世間から注目を浴びている時
パネライを高く売るタイミング2つ目は、世間から注目を浴びている時です。パネライの時計は国内外を問わず映画やドラマでみかけることが多いですが、こうした露出で人気が加速することが多々あります。有名俳優が着用した姿がSNSで爆発的に広がったり、映画やドラマで重要なキーアイテムとしてパネライが登場し、その作品が爆発的なヒット作となりパネライも注目を浴びるなどが考えられます。こうして人気に火が付き、需要が急拡大すると供給が追いつかなくなります。需要と供給のバランスが崩れると、中古品が高くても売れるため、買取価格は高騰します。人気が上がったタイミングであれば、普段よりも高額の査定額となるでしょう。
5.3 相場が上がってきている時
パネライを高く売るタイミング3つ目は、相場が上がってきている時です。1つ目、2つ目で紹介したように、相場が上がっているタイミングを見極められれば、高額で売却することが可能となります。為替や注目度以外では、昨今のコロナ禍によるブランド時計全体の相場上昇などがありました。コロナ禍では各国の人々に行動制限がかけられ、ブランドは計画通りに生産、出荷が出来ませんでした。一方で人々は、旅行などに使っていたお金の使い道がなくなり、ブランド時計などの現物資産を買いました。ここで需要と供給のバランスが崩れ、相場が上がったと言われています。色々な要因でパネライの相場が上がる可能性がありますので、そのタイミングを見極めることがポイントになります。
6 パネライの人気モデル一覧
6.1 ラジオミール
パネライのラジオミールは、ルミノールシリーズと双璧をなる人気モデルです。由来は1916年にフランスで特許を取得した発光塗料です。パネライが開発した軍用機器の照準器などに用いられた塗料の技術を、自社の時計にも流用した視認性の良さが魅力のモデルです。ラジオミールはリューズガードがないスッキリとしたデザインが特徴で、クッション型のレトロな見た目と軍用時計譲りの大型ケースが融合したモダンクラシックな時計です。休日のオフスタイルにはもちろん、スーツなどのオンスタイルにも合わせやすく、幅広い層から人気を獲得しています。
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6.2 ルミノールマリーナ
パネライのルミノールマリーナは、同ブランド初の民間向けモデルでラジオミールと並ぶ人気モデルです。こちらも由来は1949年に特許を取得した発光塗料であり、ラジオミール同様視認性が非常に高いモデルとなります。ルミノールシリーズは特徴的なリューズガードを搭載しており、デザインと機能性を両立したダイバーズウォッチとして人気です。ルミノールマリーナ独自の特徴として、9時位置に配置されたスモールセコンドと、拡大鏡付きのカレンダー表示機能があります。 更にムーブメントは最大巻き上げから8日持続するロングパワーリザーブ。文字盤内はシンプルなデザインとなっているため、ルミノールマリーナもオンオフ問わず活躍する万能型の時計として人気があります。
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6.3 ルミノールパワーリザーブ
パネライのルミノールパワーザーブは、その名の通り文字盤にパワーリザーブ表示機能を持たせたモデルです。デザインのベースはルミノールマリーナで、パワーリザーブ計が5時位置に追加されています。パワーリザーブ計は、リューズやローターから主ゼンマイに蓄えられたエネルギー残量を文字盤に表示させます。一目でゼンマイがどの程度巻かれているのかがわかるパワーリザーブ表示は、リューズでゼンマイを巻き直すか否かの判断が容易になり大変便利な機能です。扇形の表示は文字盤デザインのアクセントにもなり、ルミノールマリーナなどとは違った魅力がある時計です。
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6.4 サブマーシブル
パネライのサブマーシブルは、エジプトの海軍から依頼され完成したダイバーズウォッチが基になった時計です。シリーズとしてはルミノール系に属します。ただし、デザインはルミノールマリーナと異なる点が多く、カレンダーの拡大鏡が除かれたモデルが多く(拡大鏡つきもあり)、ベゼルはドットマーカーを配した逆回転防止ベゼルを装備し、ルミノール系列の中では強い個性を持ったダイバーズウォッチらしい佇まいとなっています。また、特許技術により水圧や温度変化の耐性も強化されたサブマーシブルは、ラバーストラップでスポーティー&軽快に着用することがお勧めです。
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7 パネライを売るときのよくある質問
7.1 故障したパネライはオーバーホールしてから売却したほうがよい?
使っていたパネライが1日に1分以上遅れるようになった、クロノグラフがうまく作動しない、など、不具合がある状態のパネライを売却しようとすると、オーバーホールをしてから売却したほうが良いのか悩むと思います。須賀質店では提携の時計修理業者がおりますので、正規メンテナンスより安価に修理を行うことができ、その差額を買取価格に上乗せすることが可能です。故障の程度にもよりますが、多くの場合はそのままの状態でお持ち込みいただくことをお勧めしております。
7.2 ベルトを社外品に交換した状態で買取は可能?
特に革ベルトは汗などの影響で劣化が早まり、長く使っているとベルトを社外品に交換している方も多いと思います。社外ベルトに交換した状態であっても須賀質店では買取可能です。その場合は、時計本体のみに対する価値を査定して買取金額を算出致します。もし、劣化してしまった状態であっても、純正のベルトをお持ちであれば、外れた状態で構いませんのでご一緒にお持ちください。ベルトやバックルに対する査定額も追加され、本体のみよりは高額での買取が可能になります。
7.3 パネライを高く買取するお店はどのような特徴があるの?
パネライの時計を売却するのであれば、少しでも高く買取してくれるお店の見極めは重要になります。特徴としては、パネライの買取実績が豊富なお店が買取額も高いことが多いでしょう。買取額はお店選びで誰しもが重視するポイントなので、多くの実績がある=多くのお客様に選ばれている=買取額も期待できるということになります。HPで買取実績が豊富に掲載されていたり、お店の口コミから取り扱い量が多いかは判断することができますので、お店選びの際に参考になさってください。
7.4 質入れについての質問
ここまではパネライを高く売るためについて解説してきました。一方で、パネライを手放したくはないけど一時的にお金が必要だ!という方もいらっしゃると思います。そういった方は、是非パネライの質預かりご検討なさってください。須賀質店では質預かりについてよくある疑問や質問と回答をわかりやすくまとめていますので、是非ご覧になってください。
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8 パネライを高く売るなら須賀質店へ
パネライを高く売るなら、付属品が揃っていて状態がよい時計であることや、買取実績が豊富であるお店を探して、為替や人気状況などをチェックすると良いことを説明してきました。この記事を書いている須賀質店では、パネライの取り扱い実績が大変豊富です。五反田本店、渋谷営業所、池袋営業所と東京都内で3店舗営業しており、各店には経験豊富な鑑定士が常駐しております。お客様の目の前でお品物を丁寧に査定し、高額査定で買取させていただきます。他店の査定額に納得がいかないお客様や、他店では付属品の有無などで断られてしまったお品物をお持ちのお客様も、須賀質店にお気軽にご相談ください。
9 まとめ
今回の記事ではパネライの時計を高く売る時期や方法や、人気モデルの紹介をしました。一般的に高級時計ブランドといえばロレックスやオメガ、雲上ブランドとしてパテックフィリップやオーデマピゲなどが有名ですが、デカ厚ブーム後も安定した人気のパネライは、今後の相場がどのように変化していくのか大変楽しみなブランドの1つです。タフで視認性がよく実用性に優れた時計が多いブランドですので、数十年後のアンティーク市場でも人気を得ることも十分に予想出来ます。