パテックフィリップゴールデンエリプス4223型の買取
須賀質店渋谷営業所で写真のパテックフィリップゴールデンエリプス4223型を38万5千円で買取ました。パテックフィリップで代表的なクラシックモデルといえばカラトラバやゴンドーロですが、その陰に隠れていますがゴールデンエリプスも非常に根強い人気を持っています。写真から感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、デザインはあまり今風ではなく、アンティーク感あふれるシックなデザインがゴールデンエリプスの特徴です。メンズサイズが主流のモデルで、ブレスレットタイプの金無垢が主流ですが、今回買取ました4223型はレディースサイズの革ベルトととても珍しい商品です。
カルティエやブルガリといったブランドのレディース時計の多くは、電池式ムーブメントを採用した商品が多いですが、こちらの4223型は手巻き式ムーブメントを採用しています。ここ最近時計にデザイン性よりも機能性のこだわりを持つ女性が増えたと感じています。それは須賀質店に持ってこられる商品からの推測ですが、以前はカルティエのタンクフランセーズや、ブルガリのB-ZERO1シリーズのような電池式ではあるが、アクセサリーにもなるようなデザインが優れた時計を多く取引していました。しかし現在取引するレディース時計はロレックスが最も多く、次いでメンズサイズの一回り小さいボーイズサイズの機械式時計となっています。徐々にアクセサリー感覚で着ける電池式時計よりも、機能性にこだわった機械式時計にトレンド移行していると思います。ゴールデンエリプス4223型も手巻き時計ということで、売りに来られた方はとても時計にこだわりのある方でした。時計に詳しい方であればご存知かもしれませんが、パテックフィリップの機械式時計といえば世界3大時計ブランドの名にかけて精度、素材、アフターサービスまで最上級のものです。しかしその最上級の時計がとても安価な値段で買取られてしまっている問題が多々あります。その問題についての話でこのブログを締めさせていただきます。
須賀質店ではアンティークの金時計の買取がとても増えています。その要因としてほかのお店では金としての値段しか見てもらえず地金相場で査定されてしまっていることがあるようです。金時計を地金相場で査定する場合、単に時計の重さ×地金相場ではなく、さらに時計内部の機械の重さを引いた価格になってしまうため激安査定となってしまいます。須賀質店ではその点しっかりと“時計”としての価値を見て買取査定させていただいております。上述した通りゴールデンエリプスには金無垢のモデルが多いということ、そして時計としての価値やこだわりがあるにもかかわらず、地金相場で買取られてしまっては大問題です。ゴールデンエリプスをはじめ、アンティークの金時計を買い取り希望の方は一度須賀質店にお持ちください。