エルメスのバーキン(トリヨン素材)を五反田本店で高価買取
須賀質店五反田本店でエルメスのバーキンを460,000円で買取しました。エルメスのバッグは世界中で数多くの人々を虜にしており、中古市場でも非常に高値で取引されています。
今回買取したバーキンは、1984年に誕生したバッグです。1930年代に誕生したケリーと人気を2分するお品物です。
当時エルメスの社長であったジャン・ルイ・デュマが、フランスの女優ジェーン・バーキンと飛行機で偶然隣り合わせた事がきっかけ生み出されたバーキン。
機内でジェーン・バーキンがカゴに荷物を詰めて持ち運んでいるのを見たジャン・ルイ・デュマ。蓋がないカゴでは荷物がこぼれ落ちそうで、収納力も高くありません。「持ち運び易く、荷物も沢山入るポケットつきのバッグを作りましょう」とジャン・ルイ・デュマからジェーン・バーキンに提案して作られたと言われています。
近年は小型バッグの人気が高く、バーキンでは最小の25cmサイズの人気が高まっています。一方で40cmサイズなど大型なものを男性が使用したり、マザーズバッグに利用するセレブの方もいらっしゃいます。
今回は素敵な誕生エピソードがあるバーキンの買取について解説します。
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須賀質店が教えるバーキンの買取ポイント
エルメスのバッグは非常に人気が高く中古市場でも引く手あまたです。その中でもバーキンは特に人気が高いお品物です。バーキンは需要に対する製造量が非常に少なく、一般の方がブティックで購入する事が困難であると言われています。
「予約が可能だが順番待ちに数年かかる」「お得意様になってからじゃないと紹介されない」「色や素材は指定できない」などの噂が飛び交っていますが、いずれにせよお金を払って簡単に買えるバッグではないという事ですね。
その為、定価以上の金額で未使用品や状態の良い中古品が売買されたり、使用感があってもかなりの高額で取引されるケースが数多くあります。
今回買取したお品物の素材はトリヨンクレマンス。かなり柔らかい雌仔牛の革を使用した素材です。しっとりと手に馴染むような質感と、大きい型押しで傷が付きにくい為非常に人気が高い素材です。
カラーはブラウン系の落ち着いた色合いで、ブラウンと相性の良い金色金具、製造年は2002年を表す刻印が確認できました。
状態はバッグの角・表面・底部分にキズがあり、表面にも染みや汚れが確認できる状態でした。型崩れも見受けられ大きな使用感が感じられる状態でしたが、まだまだ次のオーナー様の元で活躍できると判断して、460,000円と高額での買取となりました。
エルメスのお品物を査定するにあたって、必ず確認するポイントに製造年を表す刻印です。バーキンではクロア(ベルト)の裏側に刻まれていたのですが、2015年頃から本体左上部分に位置が変更しました。
製造年と刻印については下の表にまとめましたので是非ご覧下さい。
この刻印を確認すれば、何年に製造された個体であるかを調べる事が出来ます。「製造年が新しいものは高額買取!」と言いたいところですが、必ずしもそうでありません。
未使用品を査定する際に、製造年が今年であれば通常より更に高い買取価格となる事もありますが、中古(使用している)品ではお品物の使用感など状態判断の方が査定額に影響を与えます。
製造年に関しては「新しい方が良い事は間違いないが、新しい=高額査定ではない」という事になります。
今回買取したバーキンの場合、型崩れや汚れ、キズなどの使用感が大変感じられるお品物でした。勿論まだ使える状態ではありますが、未使用品や使用感が少ないお品物と比べると査定額は下がってしまいます。
中古のブランドバッグを買うお客様は、新品よりも安い代わりに、キズや汚れなどの劣化があるお品物を手に入れる事になります。状態の良し悪しと価格は比例しますので、キレイ(新品に近い状態)なほど価格も上がり、使用感がある(キズや汚れなどの劣化が大きい)ものほど価格が下がる事になります。
バーキンを高額で買取してもらう為には、購入した時期よりも使用感がない状態を維持する必要があります。買取の事だけを考えれば未使用の状態を維持する事が一番です。
しかしせっかく購入したバッグなので、多くの方はお出かけの際に使いたいですよね?ご使用になる際は、丁寧な取扱いを心掛け、キズや汚れ・型崩れを起こさない様に気を付けてご使用になって下さい。
それでも細かなキズや汚れはついてしまうかも知れません。しかし意識するだけでその程度は軽減しますし、キレイな状態を保つことが出来ればお品物に対する愛着も増すと思います。
エルメスのバーキンを取扱う際に注意するポイント~高額査定にも繋がる~
ここからはバーキンを取扱うポイントを解説していきます。
先ずは汚れについてです。大気中の塵や埃(砂ぼこりなど)が付着し、積み重なり色がくすんでいく場合があります。これをある程度防ぐ方法として、使い終わったらブラッシングで汚れを落とすと良いでしょう。
素材の種類や型押しの有無によって選ぶブラシは変わりますが、羊毛や馬毛のブラシは比較的毛先が柔らかい為、キズをつけずに汚れを払う事ができます。但し力を入れてゴシゴシするのはNG!表面を傷つけてしまいますので、優しく撫でるようにブラッシングしてみて下さい。
人為的な汚れの原因では、ペン跡、飲食物がこぼれた汚れ、化粧品の汚れ、手が触れる箇所の汚れなどがあります。ペンや飲食物、化粧品はバッグ内でこぼれたりしない様に、それぞれをケースや袋に入れて持ち運ぶことで防ぐことができます。
しかし、手の油や汚れが移ってしまう事は、使っていると避けては通れない汚れです。手袋をすれば直接触る事が無くなりますが、真夏に手袋を着用するのは現実的ではありません。
バッグのハンドル部分にツイリー(スカーフ)を巻く方法で汚れを防いでいる方もいらっしゃいます。汚れたらツイリーを取り換えるだけで済みますし、何よりツイリーがお洒落で一石二鳥の効果が得られます。
汚れの次に注意するポイントはキズです。表面のキズは勿論ですが、角部分は壁などにこすり易くキズが付きやすい箇所№1となります。今回のお品物も大きな擦りキズが確認できる状態でした。
サイズの大きなバッグは壁などにぶつけるリスクが上がりますし、体から離して使用すると距離感を見誤って擦りキズをつける可能性が上がります。丁寧に扱う事は勿論ですが、サイズ感や距離感に注意する事で防げる事もあります。
最後に型崩れについて解説します。型崩れの原因は大きく分けて2つ。
1つ目は使用時に適量以上の荷物を詰め込み、本来の形より広がってしまった状態。
2つ目は保管時に折りたたんでしまい、長期間放置して癖がついてしまった状態です。
予防する為には上記の対応を行わない事に尽きます。使用時にはバッグの容量以上に荷物を詰め込まず、荷物が増える際は他のバッグに分散させて持ち運んで下さい。
保管時は新聞紙や緩衝材などを内部に入れて、潰れたりバッグ事態の重みで形が変わらない様にして下さい。また、風通しの悪い場所に長期間しまっておくとカビが発生してしまいます。
バッグにカビキラーを吹きかけて取り除き・・・という事は当然できませんので、保管時はカビを予防しなくてはいけません。風通しの良い状態を保つことが一番ですが、収納スペースは大体風通しが良くないですよね。
そんな時は定期的にバッグを取り出し、空気を入れ替えてあげて下さい。また湿度をコントロールする為に除湿剤と一緒に保管する事も効果的です。
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エルメスのバーキン(トリヨン素材)買取のまとめ
今回の記事ではエルメスのバーキン買取について解説しました。
この記事を書いている須賀質店では、エルメスの全てのバッグが取扱い対象です。今回買取したバーキンは勿論、ケリー、ボリード、エブリン、ガーデンパーティー、オータクロア、ピコタン、エールライン、サックアデペッシュなどの買取もお任せください。
新型コロナウイルス流行により制限はありますが、店頭の換気や手指消毒剤の設置、カウンターの清掃・消毒、スタッフの検温とマスク着用など対策を行い須賀質店は営業しております。
バーキンをはじめとしたお品物の買取をご希望のお客様は、お気軽にご相談・ご来店下さい。
五反田本店、渋谷営業所、池袋営業所の各店にて、査定スタッフがお客様の大切なお品物を丁寧に査定させていただきます。
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