ロレックスのGMTマスターⅡ(116710LN型)を高価買取
須賀質店五反田本店で、ロレックスのGMTマスターⅡ(型番:116710LN)を960,000円と高価買取です。
ロレックスの時計は中古市場でも非常に人気が高い為、今回も強気の買取価格を提示する事ができました。お客様にもご納得いただき担当スタッフも大変嬉しく思います。
GMTマスターシリーズはロレックスがパン・アメリカン航空の国際線パイロットのために開発したロレックス唯一のパイロットウォッチです。
先代のGMTマスターⅠシリーズは第二時間帯まで表示可能、現行のGMTマスターⅡシリーズは第三時間帯まで表示可能となっております。
現在では人気の高いGMTマスターですが、実はエクスプローラーやサブマリーナーほどの人気を始めから獲得していた訳ではありません。転機となったのは2007年、高級感を出すモデルチェンジを行い人気に火がつきました。これに連られる形で旧型やヴィンテージモデルの相場も引き上げられる形となりました。
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ロレックスのGMTマスターⅡ買取価格の違いについて
今回買取したロレックスのGMTマスターⅡですが、お品物によって買取価格が大きく変わります。今回はステンレスモデルを型番ごとに解説し、買取額の違いも説明していきます。
・116710LN型
先ずは今回買取したブラックベゼル×ブラック文字盤。116710LN型は2007年~2019年に発売されていたモデルとなります。特徴はセラミックベゼルと中コマが鏡面仕上げされたオイスターブレスレット。このモデルからブレスレットはステンレス無垢素材を採用し、高級感の向上としっかりした装着感を得られる点が特徴です。
買取価格は960,000円前後となります。
・116710BLNR型
116710BLNR型は上で紹介したモデルの色違いで、ベゼルが青×黒のツートンカラーモデルです。カラーリングの特徴からバットマンの愛称で呼ばれる事もあります。その他の仕様は116710LNモデルと同じで、こちらの発売期間は2013年~2019年となります。
買取価格は1,400,000円前後となります。
・126710BLNR型
こちらは116710BLNR型の後継モデルで青×黒ベゼルの現行モデルとなります。旧型と現行品の大きな違いは2点。ブレスレットの形状と搭載されている機械の違いです。
ブレスレットは116710BLNR型(旧型)は3連のオイスターブレス、126710BLNR型(現行型)は5連のジュビリーブレスを採用しています。オイスターブレスはプロフェッショナルモデルらしいスポーティーな雰囲気、ジュビリーブレスは高級感が増したラグジュアリースポーツらしさが特徴です。
ブレスレット形状の違いは「見た目」と「装着感」が大きく変わるため、それぞれに魅力を感じて新旧問わず人気があるモデルです。
もう1点の搭載される機械の違いですが、現行型の126710BLNR型の方がより高性能な機械が採用されています。パワーリザーブが70時間に向上(116710BLNR型が48時間)した事により、金曜日の夜に時計を外しても月曜日の朝まで動き続けている事になり利便性が大きく向上しています。
126710BLNR型の買取価格は1,450,000円前後となります。
・126710BLRO型
126710BLRO型はベゼルカラーが赤×青の存在感があるモデルです。このカラーは大幅なリニューアルが行われた116710型には採用されていなかったカラーとなります。現行モデルでは青×黒のベゼルカラーより人気が高く、中古相場も赤×青ベゼルの方が高騰しています。
ベゼルカラー以外は126710BLNR型と共通であり、パワーリザーブ70時間でジュビリーブレスを採用しています。
赤×青ベゼルは2007年に販売を終えた16710型以来のカラーであり、高級感が増した現行モデルと5桁ロレックス特有の軽快感が得られるモデルで、それぞれに根強い人気があります。
126710BLRO型の買取価格は1,700,000円前後となっております。
ロレックスのGMTマスターⅡ(116710LN型)査定ポイントの解説
ここからはロレックスGMTマスターⅡ(116710LN型)の査定ポイントについて解説します。
116710LN型のGMTマスターⅡはセラミック製ベゼルを採用したモデルです。他の腕時計に多く採用されるステンレスやアルミ製のベゼルは、紫外線により退色(色あせ)や傷がつきやすい素材でした。
対してセラミックベゼルは、耐傷性に優れ紫外線に強いため退色も防ぐ素材です。いい事尽くめのセラミックベゼルですが、ステンレスやアルミに比べると価格が高価である、脆性破壊(割れ)が起こりやすいデメリットもあります。
ステンレスやアルミの場合、強い衝撃を受けると凹みや曲がりが起きますが、セラミックは欠けや割れが発生します。耐傷性や退色性が強い素材ですが、もし傷がついた際に研磨などの再仕上が出来ない素材でもあります。
その為、ベゼルに何らかの不具合が生じている場合は査定額が大きく減額される可能性がありますので十分ご注意下さい。
次に機械内部の故障や不具合について解説します。
ロレックスのGMTマスターⅡ(116710LN型)は機械式(自動巻き)時計となります。
機械式時計とは、ゼンマイが解ける力を利用して時計を動かす構造で、一般的に流通している電池で動くクォーツ式とは異なります。
ゼンマイはリューズを回して手巻きするか、着用時の腕の動きによってローターという振り子が回り巻き上げられる(自動巻き)機構を採用しています。
機械式時計は細かな部品を職人が組み立て作り上げる為、コストが高くなってしまいます。一方で趣向性や芸術性が評価されるお品物でもあり、主に高級時計に採用されている特徴があります。定期的なメンテナンスを行えば孫子の代まで使う事ができ、資産価値が高い点も評価されています。
ロレックスの時計は頑丈であり、実用時計としての評価が高い事でも知られています。しかしそれは「機械式時計」としての評価であり、全ての腕時計で比較すればより耐衝撃性に優れた時計も数多く存在します。
代表例はカシオのG-SHOCKシリーズです。アイスホッケーのパック代わりにスティックで打放たれても壊れないCMが有名です。
スポーツやアウトドアシーンでも幅広く愛用されている時計の1つですが、ロレックスのGMTマスターⅡを同じようにスティックで打てば間違いなく壊れてしまいます。
日常生活で着用する分には全く問題ありませんが、強い衝撃が加わるスポーツシーンや、大きな振動が継続的に伝わる機械作業の際は念のため着用を控えた方が安全です。
強い衝撃が加わった場合、機械内部の破損やガラスの割れ、針が折れたりする事もあります。これは直接時計に衝撃が加わらない場合(ゴルフや野球のインパクトの瞬間)でも同様です。
また、強い磁力も腕時計に悪影響を与えます。帯磁してしまうと精度面に大きく影響する為注意が必要です。
一般生活ではテレビや電子レンジ、スマートフォンなどに密着させると帯磁する可能性があります。
帯磁し精度不良があるお品物は修理費用が査定額から差し引かれる為ご注意下さい。
最後に水分についてです。GMTマスターⅡ(116710LN型)は新品時に100m防水が保証されていますが、「×100mまで潜って活動できる」「〇100mの水圧まで耐える事ができる」という意味になります。雨や手洗い時の水滴程度は問題ありませんが、水泳や100m以下でも素潜りは浸水してしまう恐れがありますのでご注意下さい。
腕時計の防水性能を保つために、ケースと裏蓋やリューズ周り等の開閉部分にゴムパッキンを使用しています。これはどうしても経年劣化を起こしてしまいますので、未使用であっても年月が経つにつれて防水性能が失われていきます。
防水性能が失われた状態の時計を水辺で使用すると、時計内部に浸水する可能性が高まります。浸水した場合、内部の針や部品がサビると交換対応となり、費用が高額になるケースが多いですので取扱いには注意が必要です。
創業100年の実績から、熟練査定士による業界最高値をご提示致します。
ロレックスのGMTマスターⅡ(116710LN型)買取のまとめ
今回の記事ではロレックスのGMTマスターⅡ(116710LN型)買取について解説してきました。
ロレックスの時計は老若男女問わず人気の高いお品物ですので、中古市場でも相場が安定しております。
また、GMTマスターシリーズにはコンビモデルや金無垢モデルも存在し、それぞれ買取相場が大きく異なります。
お持ちのGMTマスターの買取額がどれ位なのか?と気になったお客様は、お気軽にお問い合わせください。
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