べたつきがあるルイヴィトンでも売れる?買取専門店が解説!
ルイヴィトンは高級ブランドなので、中古市場でも人気があります。
そのため、買取に出しても高値の査定が期待できますが、べたつきがあるルイヴィトンのバッグでも売れるのでしょうか。
そもそも、なぜバッグがべたつくのでしょうか。
バッグがべたつくと、カビの原因になることもあります。
ここでは、べたついていてもルイヴィトンが高く売れる理由や、自分で修理や修復する際の注意点について解説します。
創業100年の実績から、熟練査定士による業界最高値をご提示致します。
□革のベタつきが起こる理由
ルイヴィトンを愛用している方の悩みの1つにべたつきがあります。
ルイヴィトンの革製品にはヌメ革が使われることが多いのですが、このヌメ革は湿気に弱いのが難点です。
そのため、長年使い込んだバッグや、押し入れなどにしまい込んだままのバッグは、革の劣化によってべたつきが起きやすくなります。
もちろん、バッグの中にジュースなどをこぼした場合もべたつきが起こりますが、何もしていなくてもべたつくのは、上記のような理由によるものです。
しばらく使わないルイヴィトンは、箱などにしっかり密閉してしまいがちです。
高級品だからそうするのですが、これが逆に仇となってしまいます。
密閉され通気性が悪くなることで、湿気がこもりやすくなってしまうからです。
また、バッグは外側だけでなく、内側にも湿気に弱い素材が使われています。
バッグの内側には合成皮革やナイロンが使われていますが、こういった素材は湿気を吸うと、劣化してべたつきが発生しやすいのです。
ルイヴィトンを使っていて傷むなら仕方がありませんが、大事にしまっておいてべたついてはたまりません。
バッグの湿気対策には十分注意したいものです。
□ヴィトンはべたついても高く売れる
ルイヴィトンはボロボロでも買い取ってもらえますが、同様にべたつきがあっても買取が可能です。
それは、ルイヴィトンが世界的なブランドメーカーだからです。詳しく説明しましょう。
*圧倒的に需要が多い
ルイヴィトンの製品は誰もが欲しがるので、世界規模で圧倒的な需要があります。
どの国でも年代や性別を問わず、ルイヴィトンを持ちたがります。
それほど有名なブランドだから世界的な需要があり、中古品でも傷みやべたつきがあっても売れるのです。
ルイヴィトンは新品で買う人ばかりでなく、中古でも多少傷があっても、ルイヴィトンならかまわないという人も少なくありません。
だから、ルイヴィトンは傷があっても、べたついても買い取ってもらえるのです。
つまり、ルイヴィトンは需要が高く欲しがる人が多いから、どんな状態でも買い取ってもらえるというわけです。
このように、ルイヴィトンは売れ筋商品なので、買取業者は1個でも多くのルイヴィトンを仕入れようとします。
だからべたついていても、買い取ってくれるのです。
*修理すれば長く使える
そもそも、ルイヴィトンは修理しながら、何十年にもわたって使い続けることを前提に作られています。
ルイヴィトンは一生物と呼ばれることがありますが、現実に親から子へと、ルイヴィトンのバッグが受け継がれることもあるのです。
それだけ長く使えば、傷んでくるのも当然なので修理が必要になります。
だから、ルイヴィトンは修理しながら使うことを、前提として作られているのです。
ルイヴィトンの製品は、正規代理店に持ち込めばいつでも修理することができます。
どんなに古いルイヴィトンでも修理できるので、安心して何十年でも使い続けられるのです。
このように、ルイヴィトンにはしっかりした修理システムが出来上がっているので、愛用者の中には傷みの激しいバッグを安く買って部品を取り換え、新品同様にして使っている人もいます。
古いバッグでも、ヨレヨレになったハンドルや色褪せしたヌメ革の部分を取り替えるだけで、見違えるほどきれいになります。
*ビンテージの価値
これまでに、ルイヴィトンは何人ものデザイナーがデザインを担当してきました。
そのため、同じバッグでも時代によって担当したデザイナーが違うため、マイナーチェンジによって、少しずつ違いのあるバッグが出来上がっています。
マニアの中には、こういった古いデザインのバッグを、欲しがる人も少なくありません。
たとえば、ドラム型のハンドバッグとして有名なパピヨンは、発売当初は短いショルダーがついていました。
それは、短いショルダーが当時の流行だったからです。
しかし、現代では長めのショルダーが流行っているので、現行品のパピヨンにも長いショルダーが使われています。
そのため、どうしても短いショルダーのパピヨンが欲しい人は、中古市場で探すしかありません。
探した結果、少し傷みのあるパピヨンしか手に入らなければ、それを買うしかないのです。
ルイヴィトンの愛用者の中には、こういったマニアックな人もいるので、ボロボロでもべたつきがあっても、ルイヴィトンなら買い取ってもらえるのです。
創業100年の実績から、熟練査定士による業界最高値をご提示致します。
□買取前の修復で気をつけたいこと
ルイヴィトンのバッグなどを買取に出す場合、傷や汚れがあれば、買取前にきれいにしたいと考える人も多いでしょう。
そのほうが高値で買い取ってもらえるからです。
しかし、それはあくまでもうまく傷や汚れが取れた場合です。
ルイヴィトンのような高級品は、ベテラン職人でないと修理できないので、素人が見よう見まねで修理しようとして、失敗するケースが多いことも覚えておきましょう。
修理に失敗するとかえってバッグの価値を損ねてしまうので、査定額が下がる結果となってしまいますから注意が必要です。
自分で修理できなければ、どこかに修理を依頼することになります。
通常は、ルイヴィトンの正規代理店に修理を依頼することが多いのですが、修理代が高く修理が終わるまでに時間がかかるのが難点です。
しかし、正規代理店で修理されたバッグは新品同様によみがえり、買取に出しても減額されることはほとんどありません。
さらに、正規代理店で修理すると修理証明書が発行されるので、買取の際にこの証明書を出せば、しっかりメンテナンスしていることの証明になり、査定額アップが期待できます。
しかし、正規代理店以外で修理すると、状況が変わるので注意が必要です。
*街の修理屋がおすすめできない理由
ルイヴィトンのバッグなどを修理するには、正規代理店でなくても街にある革製品の修理店でも受け付けてくれます。
しかし、たとえきれいに仕上げても、街の修理屋の修理方法はルイヴィトンとは異なります。
また、ファスナーなどの部品の交換が必要になった場合、街の修理屋にはルイヴィトンの部品がないので、手元にある部品を使うことになります。
ルイヴィトンのバッグを買取に出した場合、ルイヴィトンとは違う修理が施されていたり、正規品以外の部品が使われていると、査定額に大きく影響してしまいます。
そのため、将来買取に出すことを考えるなら、街の修理屋に修理を依頼するのはおすすめできません。
ルイヴィトンのバッグの価値を損ねないためには、多少修理代が高くても、正規代理店に依頼するようにしましょう。
□まとめ
ルイヴィトンのバッグがべたつくのは、ジュースなどをこぼしていなければおそらく湿気が原因でしょう。
バッグは外側も内側も湿気に弱い素材でできているので、長い間密閉した場所に保管していると、通気性が悪いためにカビやべたつきが発生します。
しかし、ルイヴィトンのバッグは、どんなに傷んでいてもべたついていても買い取ってもらえます。
それはルイヴィトンが世界的に有名なブランドで、多くのニーズがあるからなのです。