シャネルのエグゼクティブトートを渋谷営業所で高価買取
須賀質店渋谷営業所でシャネルのエグゼクティブトートを85,000円で買取しました。シャネルのバッグは世界中で数多くの人々を虜にしています。
1909年にココ・シャネルが帽子店からスタートしたシャネル。フランスのパリに本社を構えるブランドで、質屋業界ではバッグや腕時計に触れる機会が多いですが、一般的にはオートクチュールの衣料品や香水等の方が有名かも知れませんね。
今回はシャネルのエグゼクティブトート(キャビアスキン素材)を買取ましたので、査定ポイントや内容を解説していきます。
創業100年の実績から、熟練査定士による業界最高値をご提示致します。
シャネルのバッグは素材やラインによって査定額が変わる?
シャネルのバッグと言えば「マトラッセ」シリーズが大変有名で人気の高いラインです。マトラッセ(matelasse)とは、「~に詰め物をする・綿入れをする」という意味のフランス語「matelasser」がもとになっています。
日本語では「ふくれ織り」の事を言い、菱形状にふくれ縫いが連なった独特なデザインが「シャネル」を象徴しています。
須賀質店でシャネルのバッグというと、マトラッセシリーズの取扱い量が一番多いです。他には今回買取したエグゼクティブトートや、画像のボーイシャネル等も実績がございます。
全てのラインに共通しているポイントとしては、素材によって買取価格が異なるという点です。
数多くの素材を取扱っているシャネルですが、流通量が多い素材は「ラムスキン」と「キャビアスキン」の2つです。
ラムスキンは生後1年以内の羊革を用いた素材で、毛穴が小さくキメが細かい特徴があります。肌触りは柔らか、手に吸い付く様な質感が特徴です。レザー全般に言える事ですが水分に弱く、デリケートな素材でキズが付きやすい素材です。
キャビアスキンは牛革に型押した素材で、表面がザラザラとした手触りです。その見た目がキャビアに似ている事からキャビアスキンと呼ばれています。ラムスキンと比べてコシがあるレザーですので、素材自体の型崩れが起こりにくい特徴があります(ラムスキンのマトラッセは経年により、ふくれ縫いが潰れ易いです)。
更に型押レザーである為キズが目立ちにくく、素材自体がしっかりしている為キズが付きにくい特徴があります。
気になる査定額についてですが・・・キズや型崩れ等の条件が同じであれば、キャビアスキンの方が高額になります。
これは一般的にラムレザーに比べてカーフレザーの方が高価な素材である点や、キズの目立たない素材である事等が関係しているようです。
この2つ以外では、画像のツイード素材やカーフレザー、クロコレザー、キャンバス素材、デニム素材などがあります。
次にシャネルのラインによる買取金額の差について解説していきます。
中古品の買取査定をしていて一番多いお客様からのお言葉が「これは○○万円で▲▲百貨店で購入したもの」という購入金額の情報です。
確かにお品物の販売金額や定価は査定時に必要な情報の一部です。しかし、中古品査定の本質は「幾らなら欲しい人がいるか」という点です。
わかり易い例を出すと、1点1,000,000円のフルオーダーのドレスがあるとします。上質な生地で寸分の狂いもなく着用者の身体に合わせて作られたものです。
自分の身体に吸い付くようなデザインはオーダーした方からすれば最高のお品物です。しかし、他の方々にも果たして同じ価値があるでしょうか?いくら上質な生地を用いていても、サイズが合わない他の人たちは着る事ができないのです。
それならば完璧なフィット感は得られなくても、既製服の方が買う価値があると考える人が多くなります。
1人に1,000,000円で売れるお品物と、大勢の方に500,000円で売れるお品物。買取る際に相場が安定しており高額査定となりやすいお品物は後者になります。
前者は運よく1,000,000円で買ってくれるお客様に巡り合えれば良いのですが、見つからなければ永遠に売る事ができません。長期的に在庫するリスクや、最悪売る事ができないので高額査定で買取る事ができず、場合によっては買取をお断りする可能性もあります。
一方後者は大勢の人が500,000円で買ってくれますので、在庫の回転も速く売れ残るリスクが低い為、高額買取が可能です。
シャネルのバッグも同じで、定価が高額であっても欲しい人がいなければ買取額は伸びません。逆に定価がそれほど高くなくても、欲しい人が沢山いるお品物は高額での買取が可能となります。
大まかに分けるとすれば、シャネルらしいデザインや素材、カラーの「定番品」であれば、欲しい人が大勢いますので高額査定対象となります。
一方シャネルらしさが一見で分からない様なラインのお品物は、査定額が伸び悩む傾向にあります。
マトラッセのチェーンショルダーは大定番ですし、今回買取したエグゼクティブトートやボーイシャネル等は高額査定となりやすいラインとなります。
大まかなな査定額のお問い合わせなど、シャネルのバッグ売却をご検討中のお客様はお気軽にご相談下さい。
シャネルのエグゼクティブトート査定ポイントを解説
今回のエグゼクティブトートは、カドスレや型崩れの症状がみられました。付属品はシール、ギャランティーカード、布袋が揃っており、85,000円の査定です。
シャネルのバッグ買取において、付属品のギャランティーカードとシールは重要なポイントです。シールはバッグに貼り付けられた状態ですが、カードがご自宅にあれば是非お品物とご一緒にお持ち下さい。
査定額に影響を与える可能性があると同時に、真贋判定においても確認したいポイントがシールとギャランティーカードにはあります。須賀質店では付属品がない状態でも買取可能ですが、他の買取店ではシールやカードがないと買取をお断りする場合もあるほどです。
お品物自体の査定ポイントでは、キズや汚れ、型崩れの有無を確認していきます。バッグ類は使用を重ねるとキズや汚れがついてしまいます。
特に角部分のスリキズは知らない間についてしまい、何度も擦っているとキズが大きくなってくるものです。
今回のエグゼクティブトートもカドスレの状態がありましたが、程度を正確に判断できれば査定額からの減額を最小限にする事ができます。
須賀質店では数多くのブランドバッグを査定してきた実績がありますので、正確な判断ができるスタッフが揃っております。今回のエグゼクティブトートは酷いカドスレではありませんでしたので、3,000円査定額から減額するだけで済みました。
次に汚れについてですが、今回買取したエグゼクティブトートは目立つ汚れはありませんでした。どちらかというと淡色系のカラーでしたが、大きな汚れが無い点は査定ポイントとしてプラスに働きます。
淡色系はどうしても汚れが目立ちやすく、査定時に減額される可能性が高くなります。一方濃色系のカラーは、汚れの付きやすさは同じですが目立ちにくい特徴があります。汚れが分からなければ減額される事もありませんので、「汚れ」という点に着目すると濃色系のカラーが良いかも知れませんね。
最後に型崩れです。原因は使用時に容量以上の荷物を入れてしまう事か、保管時に緩衝材などを入れずに荷室が重力によって変形してしまうパターンです。今回のエグゼクティブトートは潰れた様な型崩れでしたので、原因は後者の保管時だと思われます。
型崩れを防ぐ為には、使用時に容量以上の荷物を詰め込まない、保管時には荷室に新聞紙やタオル・エアーパッキンなどを詰めて形を維持する事です。
更に保管時は風通しに悪い場所(押し入れやクローゼットの中)に長期間放置しない事です。その様な場所に保管する場合は、定期的に取り出して湿気を溜め込まない様に注意してください。湿気が溜まるとカビの原因となりますので十分ご注意ください。
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