ロレックスのデイトジャスト高価買取~Apple watchとの比較~ | 高価買取なら創業大正9年の須賀質店
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ロレックスのデイトジャスト高価買取~Apple watchとの比較~

最終更新日 2024年6月22日

須賀質店池袋営業所で、ロレックスのデイトジャスト41(型番:126300)を650,000円と高価買取です。今回は付属品が一切ない状態での買取です。

ロレックスのデイトジャスト126300買取

ロレックスの時計は中古市場でも非常に人気が高い為、今回も強気の買取価格を提示しお客様もご納得のお取引となりました。

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ロレックスのデイトジャスト126300型買取の詳細

 

今回買取したデイトジャスト41の126300型は2017年~発売されている現行品モデルのお品物となります。

 

モデル名の「41」からわかる通り、ケース径が41mmサイズの大型モデルであり、従来から人気の36mmサイズと比べると存在感があるお品物です。

デイトジャスト16233

36mmのデイトジャスト16233型

今回買取したSS素材のオイスター(3連)ブレスモデルは、エクスプローラーⅠやエアキングなどのスポーツモデルに近いデザインと評され人気があります。

 

同じシリーズの時計であっても、サイズが違うだけで存在感・着用感が異なります。サイズが選択できるデイトジャストシリーズは、より自分に合った時計をみつける事ができるでしょう。

 

今回は41mmサイズのデイトジャストを650,000円で買取ましたが、お客様は40代の男性、職業は会社員で営業のお仕事をされている方でした。

 

約3年間デイトジャスト41をご使用になり、遅れが目立つようになってきたのでオーバーホールを検討されていたそうです。見積金額は約50,000円で、オーバーホールを行って引き続きデイトジャストを使い続けるか、売却して新しい時計を買うか迷われたそうです。

「他のブランドであれば使い続けたかも知れない」と仰っていましたが、お話を詳しく伺い思わず「納得」な売却理由を知る事ができました。

 

「他のブランドであれば、購入金額と売却金額の差が大きいので、それなら使い続けようと思う。でもロレックスはその差が小さいので、思い切って買い替える事ができる!」

 

中古市場において、ロレックスの強みの1つに「リセール価格」があげられます。日本をはじめ世界中で人気の高いロレックスの時計は、中古市場でも引く手数多であり高額で取引されています。

 

中古取引価格が高いという事は、必然的に買取相場も高くなり、お品物によっては購入金額以上で売却できる時計も少なくありません。

 

決してロレックスに魅力がないから手放したのではなく、ロレックスのデイトジャスト41であったからこそ手放し易い環境にあったのだという事です。

126300売却理由

 

「ロレックスとスマートウォッチ」中古市場で評価が高いのは?

 

ロレックスの時計と言えば、あまり時計に詳しくない方からも「高級品」と認識され知名度抜群です。

ロレックス126300人気モデル

それだけ人気がある時計ですので、時計にあまり詳しくない方も買い求める事が多いロレックス。腕時計販売店の方から聞いた話では、「購入して2日経って時計が止まったから返品したい」と言われた事もある様です。

 

一部を除いてロレックスの時計は機械式時計です。手巻き式の場合はリューズを回してゼンマイを巻かなければなりませんし、自動巻き式であっても着用せずに置いておいたら2日で止まってしまうものです。

 

腕時計が好きな方からすれば「当たり前」の事であっても、それまでに機械式時計に触れたことがない方にとっては「初めて聞いた」という方も大勢いらっしゃいます。

 

現在流通している腕時計の90%以上はクォーツ式(電池が切れるまで動き続ける)時計ですし、ソーラー電池を搭載したモデルは日光や照明等光に当たっていれば数十年単位で動き続けるとされています。

更にスマートウォッチやGPS搭載モデル、電波時計は自動で時刻を修正してくれますので操作する手間がありません。

 

こういった感覚からロレックスなどの機械式時計をご使用になられると、扱い方に齟齬がうまれて故障や破損などのリスクが高くなる可能性があるでしょう。

 

今回のデイトジャスト41(型番:126300)は、駆動時間が約72時間の自動巻きムーブメントを搭載しています。カレンダー操作は禁止時間帯がなくなり、耐磁性や耐衝撃性も向上しております。

 

ロレックス好きの方々からみると、「更に性能が向上したムーブメントになった」と評価されるでしょうが、スマートウォッチなどに比べれば機能も少なく「不便」と感じる方も多いです。

実際に須賀質店をご利用された方で、「Apple watchを買って、比べたら不便だから手放す事にした」とロレックスを売却されたお客様もいらっしゃいます。

 

価格帯がそもそも違う為、買取金額の比較はできませんが、ロレックスとスマートウォッチはどちらの方が中古市場で評価されるのか?と問われると、私はロレックスであると感じています。

 

1番の理由は相場下落スピードが明らかにスマートウォッチの方が早いからです。Apple watchの登場により知名度・人気が高まっているスマートウォッチですが、毎年新作が発表されそのタイミングで相場が大きく下落します。

 

スマートウォッチは電化製品の括りとなりますので、より機能が充実している新作が発売されると旧作は価格を下げて販売せざるを得ません。

 

一方ロレックスの場合、新作は毎年発表されますが全モデルが一度にリニューアルするわけではありません。1つのモデルはある程度継続的に販売されますし、販売終了モデルであっても相場が急激に落ちる事はありません。

ヴィンテージモデルやスポーツモデルに関してはむしろ相場が上昇する傾向ですので、「リセール」という面においては圧倒的な強さがあります。

 

「モノの価値」は判断が非常に難しく、人によって「価値があるもの」「価値がないもの」は変わります。この記事を読んで下さっているお客様一人ひとりによって、ロレックスとスマートウォッチに対する価値感も当然違います。

 

今回の説明はあくまで「中古市場における相場の安定性」において筆者の意見であり、ご自身において価値があると思われるお品物を大切に使う事が一番であると思います。

 

 

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ロレックスのデイトジャスト126300型査定ポイント

 

最後に、今回買取したロレックスのデイトジャスト126300型査定ポイントを紹介します。

 

今回のお品物はブレスレットやバックル部分に細かい傷がありましたが、本体を含めて外装面に目立つダメージはありませんでした。

ブレスやバックルに細かい傷

通常使用でついてしまう擦り傷であれば、研磨作業で磨き取る事ができますので査定時に影響を与える可能性は非常に小さいです。

 

但し大きくエグられた様な傷、打痕傷、風防ガラスのカケやキズなどは査定額に影響を与えます。程度によってはパーツ交換が必要であると判断されて、大きく査定額が下がる可能性もありますのでご注意下さい。

 

遅れが目立つと仰っていた機能面ですが、精度面・各針やカレンダーの動作共に実用上は何の問題ありませんでした。現行品で新しいモデルですので、状態が悪いお品物は非常に少ないと思いますが、精度不良・カレンダー不良の場合は修理費用が査定額から差しかれる事になります。

 

耐磁性や耐衝撃性も向上しているとはいえ、機械式時計は小さなパーツが組み合わさっている大変繊細なお品物です。

 

大きな衝撃が加われば歯車のかみ合わせに影響を与え、場合によっては破損する事もあります。耐磁性が向上しているとはいえ、磁石を近づけると磁気帯びしてしまいます。

時計の磁気帯びには要注意

時計を地面に落してしまう事は勿論NGですが、着用したままバッティングセンターやゴルフに出かけられる方もいらっしゃるようです。バッティングやゴルフはインパクトの瞬間に大変大きな衝撃が加わります。故障や不具合の原因となりますので、プレイ中は時計を外しておくと良いと思います。

 

磁気に関しては、スマートフォンやパソコン、テレビなど多くの家電が影響を与える可能性があります。密着させることを避けていれば影響を与える事はありませんので、保管場所に少し気を配るだけで防ぐことが出来ます。

 

大切な時計を不具合なく使い続ける場合は勿論、手放す際にも余計な減額を防ぐために取扱い方法に少しだけ気を付けてみて下さい。

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この記事を書いた人
須賀兼一
代表取締役
平成16年4月より須賀質店の代表取締役を務めています。質屋のシステムやビジネスモデルについて、初めてご利用する方にもわかりやすく解説することを心がけています。質屋でお金を借りることは、銀行や消費者金融からお金を借りる手法にはないメリットがあるのです。現役の質屋でしか語れない「質屋の便利な使い方」について、当Webサイトで解説しています。