ブランド品を買取してもらいたい方へ!エルメスのケリーを高く売る方法をご紹介します!
ケリーはエルメスを代表するバッグで、バーキンと並んで多くの愛用者がいます。
大人気商品のケリーは、生産が追いつかない状況が続いており、常に品薄なので中古市場でも高値で取引されています。
そんなケリーを高く売るためには、どんな点に注意すればいいのでしょうか。
また、ケリーが高く売れるときと、安くなるときの違いについても解説します。
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□買取で人気のモデルを紹介
銀座ショーマの買取実績データによると、一番高く買い取られたケリーバッグはニロティカス素材のケリー32で、買取価格は650万円でした。
ニロティカス素材は、クロコダイルレザーの中でも一部の地域しか取れないので、非常に希少価値があります。
また、ニロティカス以外にも、ポリサスやアリゲーターでも高価買取される傾向があり、最高で515万円から400万円という金額で買取されています。
一般的に、ケリーは小さいサイズのほうが高値がつく傾向があり、ケリー25が平均204万円もするなど、それなりに高値がついています。
□ケリーを高額で売るための方法
ケリーを高く買取してもらうのに、必要なポイントが3つあります。
*買取の前に手入れをする
ケリーを買取に出す前に、きれいに手入れしておきましょう。
ケリーの内側のポケットや内部の角などは、綿棒を使ってきれいに汚れを取りましょう。
また、内側全体も乾いたタオルでそっと拭き取れば、細かい汚れが取れます。
金具やバッグの表面も、乾いたタオルか硬く絞ったタオルで拭き取れば、ほとんどの汚れが取れます。
特にバッグの表面にはいろんな汚れがつきやすいので、念入りに拭いておきましょう。
ただし、力を入れて拭くのは絶対に厳禁です。
縫い目の部分にも汚れが溜まりやすいので、歯ブラシを使って取りましょう。
ちなみに、査定時にチェックされるのはハンドルの傷みや色褪せ、傷の程度、角擦れ、金具の傷、コバ割れ、鋲の傷、臭いなどです。
臭いは香水やタバコの臭いのほか、ペット臭などもチェックされます。
*ストラップをつける
ケリーは、ストラップの有無によっても査定額が大きく変わります。
そのため、ストラップがあれば、必ずつけるようにしましょう。
ちなみに、ストラップだけでも5万円くらいの値がつきます。
それだけ重要なパーツなので、ストラップがないとバッグ全体の査定額が10万円~30万円くらい減額されることもあります。
ストラップの他にも、購入時についていた保存袋や箱、カデナやクロシェットなどの付属品も、できるだけつけましょう。
ケリーを買ってしばらくたつと、付属品がどこかに行ってしまうことがあります。
そうならないためにも、ケリーを買ったら将来買取に出すことも考えて、付属品をどこかに保管しておきましょう。
*高値になりやすいケリーを知っておく
あらかじめ高値がつきやすいケリーを知っておくと、買取に出す際に参考になります。
また、ケリーを購入する際に、後々買取に出すことを考えて、高値になりやすいアイテムを買うこともできるでしょう。
・サイズはケリー28
ケリーは25~50まで各サイズがありますが、その中で一番人気があるのはケリー28です。
ケリー28は小さめのサイズながら、小さなノートや手帳が入る実用的な大きさで、仕事にもプライベートにもピッタリなバッグです。
ケリー28であれば、50万円から90万円くらいの値がつきます。
・ケリー32も人気
ケリー32もケリー28に次いで人気があります。
こちらもコンパクトなサイズなので、ケリー28と同様に使いやすいため人気があるのでしょう。
ケリー28より少し大きい分だけ、実用的なサイズのバッグです。
ケリー32以上のサイズになると、少しずつ買取額が下がっていきます。
このため、サイズで見る限り、ケリーは28と32がオススメと言えるでしょう。
・縫製は外縫いが人気
ケリーには外縫いと内縫いがあります。
どちらも定価は変わりませんが、中古市場では外縫いのほうが人気があります。
外縫いに比べて、内縫いは縫い目が見えない分柔らかい感じに仕上がっています。
新品では内縫いも人気があるのですが、中古市場で外縫いのほうが人気なのは、おそらく外縫いのほうが硬い仕上がりなので、長く丈夫に使えるからでしょう。
買取価格は、ブラックのトゴ内縫いが80~90万円なのに対して、ブルーザンジバルのエプソン外縫いであれば、100~115万円くらいになりますから、やはり外縫いのほうが高く買い取ってもらえます。
・金具の耳が2つあれば新しい商品
ケリーで金具の耳が2つあるタイプは、2000年以降に製造された製品なので、比較的新しいため高値がつきやすくなります。
2000年以前は、金具の耳が1つだけなのですぐ見分けられますが、ビンテージ物の場合は耳の数に関係なく高値がつくことがあります。
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□高く売れるケリーと売れないケリーの違い
ケリーは、サイズや素材によってさまざまなアイテムがありますが、ケリーが人気だといっても、すべてのケリーが高値となるわけではありません。
同じケリーでも高値になるアイテムがある一方で、少し買取額が下がるケリーもあります。
サイズによっても高くなるケリーとそうでないケリーがありますが、他にもケリーの買取額を左右する要素があります。
*色や素材によって変わる
ケリーには、ケリーらしい色と素材があります。
ブラックとエトゥープは、ケリーの人気カラーです。
ケリーの中でも、この2色は相場が下がることがありません。
ブラックはどんなシーンでも合う色ですし、エトゥープは落ち着いた色なので、どんな服装でも合います。
ブラックやエトゥープは、買取額が100万円前後になることも多いので、中古市場でも人気のある色であることがわかります。
ブラックやエトゥープ以外では、ピンク系も人気がありますが、モノトーン以外の色は移り変わりが早く、ピンク系も少し経つと価格が下がる可能性があります。
現在はピンク系も人気だといっても、3年後か5年後には確実に、他のカラーがトレンドになっているでしょう。
そのため、ケリーに関しては、ブラックかエトゥープが、無難に高値を維持できる色ということになります。
ケリーは素材によっても買取額が左右されます。
現在人気があるのはトゴ、ヴォーエプソン、ヴォースイフト、トリヨンクレマンスなどです。
ケリーは新しい商品のほうが高値がつきやすいのですが、上記の素材であれば、比較的新しいケリーだとわかるので高額査定が期待できます。
これらの素材で作られたケリーは、70万円~80万円くらいで買取されます。
上記の素材の中で、特に人気があるのはトゴとエプソンですが、このどちらかの素材で色がブラックで25か28のサイズであれば、買取価格は100万円前後も期待できるでしょう。
・エキゾチックレザーの価値
ケリーには通常の革素材のほかに、エキゾチックレザーという素材があります。
具体的にはワニ革の「クロコ」、ダチョウ革の「オーストリッチ」、トカゲ革の「リザード」などです。
これらの中で、最上級といわれるクロコ素材のケリーは、古いバッグでも100万円、新しいアイテムだと500万円の高値がつくこともあります。
□まとめ
ケリーは高値で取引されますが、ニロティカス素材のケリー32は、650万円もの高値で買い取られた実績があります。
また、ポリサスやアリゲーターでも、515万円から400万円の高値がつくことがあります。
サイズで見ると、ケリーは25や28の小さいサイズに高値がつきやすいようです。
ケリーを高値で買取してもらうには、査定の前にきれいに手入れしておくことが大切です。
また、あらかじめ、高値になりやすいケリーを知っておくといいでしょう。