【事例】刻印のない指輪、10金(K10)ネックレス、プラチナ指輪を高価買取【1g買取価格表示中】
2020年6月26日、須賀質店五反田本店で刻印のない指輪、10金(K10)ネックレス、プラチナ950(Pt950)指輪を買取いたしました。今回買取しました指輪は、小さいダイヤモンドが付いていました。小さなダイヤモンドであっても買取金額を付けることができたので、買取価格に上乗せしてあります。
ただし、ダイヤでないダイヤに似せた類似石がついた指輪もありました。ダイヤモンドに似せた類似石はいつくかありますが、今回買取した指輪についていた類似石はジルコニアであると思われます。金のアクセサリーの買取をする場合、ダイヤモンドには価値があるので買取価格に上乗せしなければいけませんが、そうでない類似石の場合は逆に買取価格から差し引かなければいけません。
今回買取した指輪の内、3本は刻印がない指輪でした。担当した鑑定士の判断で、査収的には18金の指輪として買取しています。
金の買取をする鑑定士は、お客様の大切な金製品やプラチナ製品に買取価格を付けるので、少しでも高く買うような努力は惜しみませんが、宝石に似せた類似石はしっかりと見極めて、お客様にご理解いただいたうえで重さ分を差し引くこともしているのです。
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今回の金、プラチナの買取の詳細は以下の通り
金属の品名 | 重量 | 数量 | 単価 | 買取金額 |
18金 K18 | 13.0g | – | 4,660円 | 60,500円 |
10金 K10 | 1.3g | – | 2,370円 | 3,000円 |
プラチナ950 Pt950 | 6.8g | – | 2,630円 | 17,800円 |
ノーソートダイヤ | 0.30ct | – | 4,000円 | 1,200円 |
指輪が金かどうかは、どうやって判断するのでしょうか
金の買取をする場合に、鑑定士は持ち込まれた金製品が金かどうかを判断しなければいけません。鑑定士はどのような方法で金かどうかを判断しているのでしょうか。金の指輪、金のネックレスには金の種類を表す刻印と呼ばれるマークが打ち込まれています。買取をおこなう鑑定士は、この刻印を手掛かりに金製品の種類を判断します。
今回買取した指輪はK18という刻印が指輪の内側に打たれていました。K18は18金を表す刻印なので、持ち込まれた指輪は18金で出来ていると判断して買取価格を出すことになります。また、ネックレスには留め金付近のプレート部分にK10という刻印が打たれていたので、こちらは10金のネックレスという判断をして10金の買取価格を算出することになるのです
K18とかK10という表現は、日本の宝飾品業界に特有の表現といえるもので、金を24分率のカラット(Karat)で表現する習慣があるからといわれています。24分率ですから純金がK24=24金、K18=18金は金の割合が75%の金製品、K14=14金は金の割合が58.3%の金製品、K10=10金は金の割合が41.6%の金製品ということになります。
プラチナ製品も同様に製品のどこかに刻印が打ち込まれており、鑑定士はこの刻印を手掛かりにプラチナの種類を判断します。今回買取したプラチナの指輪にはPt950という刻印が指輪の内側に打ち込まれていたので、プラチナ950の指輪であることを判断しプラチナ950の買取価格を付けることになります。プラチナ950は、プラチナの1000分率の表記でプラチナの割合が95%のプラチナ製品ということになります。
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刻印がない指輪はどうやって判断するのか
金製品やプラチナ製品は、その製品に打ち込まれている刻印を見て、鑑定士は金属の種類を判断するとご説明いたしました。しかし、金やプラチナの宝飾品の中にはこうした刻印がないものもあります。今回買取した指輪のうち3本は刻印がない指輪でした。3本の指輪の画像は以下の通りです。こうした刻印がない指輪の場合、鑑定士はどのように金属の種類を判断するのでしょう。
今回の指輪の買取を担当した鑑定士は、指輪の色の具合と、持った時に指に感じる重さを判断材料に18金の判断をしたようです。金の色は見慣れてくると純金である24金、金が75%含まれている18金、金が41.6%含まれている10金などは、金の色が微妙に異なって見えるのです。特に取り扱い量が多い18金、24金などはだいたい検討が付くものです。
また、金はその含まれる割合が増えてくると、持った時にずっしりとした特有の重さを感じることができます。この独特なずっしり感は金の比重に通じるもので、取り扱いに慣れてくるとこの重さの感覚で金の種類を判断することができるようになります。
指輪についているダイヤモンドも買取価格に上乗せしました
前項でご案内したように、今回の指輪の買取では刻印のない指輪が3本あり、鑑定士の経験と判断で18金として買取したお話をいたしました。この3本の指輪にはダイヤモンドが付いているので、このダイヤモンドの買取価格を上乗せする必要がありました。
ところが、担当した鑑定士は青い矢印のついた指輪についた石を「ダイヤモンドではない」と判断して、ダイヤモンドとしての価値を上乗せしませんでした。確かによく見れば、ダイヤモンド特有の鋭いカット面ではなく、輝きもダイヤモンド特有のものではありませんでした。ダイヤモンドチェッカーでの検査もダイヤの反応は出ませんでした。
ダイヤモンドではないダイヤモンドの類似石が付いている場合、付いている石の重さは製品から引いて買取価格を出さざるを得なくなります。お客様には丁寧に説明し、ダイヤモンドでは無い石なので買取価格が付かないことをご理解いただくことができました。
担当した鑑定士は、青い矢印を付けた指輪についた石がダイヤモンドの類似石であることを見極めただけでなく、類似石周辺の銀色部分がプラチナであることも見極めていました。指輪の刻印がない中で「18金の指輪である」ことを見極められる鑑定士はいますが、18金の指輪の一部が銀色であれば18金ホワイトゴールドの判断をしてしまうことが多いのです。
現在は金の買取価格が、プラチナの買取価格を大きく上回っているので、プラチナ部分を金であると判断すると赤字になってしまいます。担当の鑑定士は「プラチナ特有の黒っぽさと、加工部分がプラチナ特有の粘りのある切り口であった」ことで、プラチナであることを判断したようです。
刻印のない指輪、10金(K10)ネックレス、プラチナ指輪を高価買取 まとめ
須賀質店五反田本店で刻印のない指輪、10金(K10)ネックレス、プラチナ950(Pt950)指輪を買取いたしました。刻印のない指輪は、知識と経験のある鑑定士の判断で「18金である」ということで買取されました。また小さなメレダイヤモンドにおいても、買取価格に上乗せして買取をおこないました。
刻印のない金製品の指輪は、外国製のアクセサリーに多いような印象があります。お客様の中には「金は刻印がないと買取してもらえないんでしょ」と思っていらっしゃる方もいるようですが、須賀質店では店頭で出来る限り金製品を見極めて高価買取しております。刻印がなかったり、点数や重さが少なかったりしても、気にせずお持ちになってみてください。
金やプラチナのアクセサリーで、高価買取を実現するためには、指輪やネックレス、ピアスなどに付いた小さなメレダイヤモンドをどれくらい買取価格に上乗せできるかがポイントになります。今回担当した査定員は知識と経験があったので、ダイヤモンドの類似石を見極めてしまいましたが、須賀質店の店頭を任されている鑑定士は、たくさんの経験を積み、お客さのために高価買取を実行するように指導されたスキルの高い職人たちです。
皆さんが金買取やプラチナ買取で、少しでも高く売りたい、高価買取査定を期待しているというのであれば、ぜひ須賀質店にお問い合わせくださいますようにお願いいたします。刻印のない金製品、18金アクセサリー、プラチナダイヤ付きの指輪、24金インゴット、24金メイプルリーフ金貨など、いずれも高価買取でご案内しております。
【2020年6月26日 須賀質店の金・プラチナ買取価格表】
金属の品名 | 買取価格 | 金属の品名 | 買取価格 |
24金インゴット | 6,290円 | プラチナ1000インゴット | 2,860円 |
24金 Au1000 | 6,100円 | プラチナ1000 | 2,780円 |
22金 Au916 | 5,540円 | プラチナ950 | 2,630円 |
20金 Au833 | 5,060円 | プラチナ900 | 2,530円 |
18金 Au750 | 4,660円 | プラチナ850 | 2,390円 |
14金 Au583 | 3,450円 | – | – |
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