急な出費を乗り越えるためには?|質屋が語るお金の話
どんなに日々の節約を頑張っていても冠婚葬祭が続いた、急なお誘いが入ったなど突然の出費で金欠になってしまうことは誰にでもあります。使える貯金がない、次の給料日までしのげない等の事情がある方向けに、消費者金融でお金を借りる以外の方法をリスクの低い順にご紹介します。
目次
日雇いバイトをする
お金のやりくりが出来なくなったら、本業に支障のない範囲でアルバイトをしてみましょう。
日雇いバイトには様々な種類があり、よく募集があるのは食品工場などでのライン作業、駅前や繁華街で良く見かけるティッシュ配りやチラシの配布、スーパーのレジ打ちやコンビニなどでの荷解きや棚卸しなどです。
連休があるとイベントやアーティストのコンサートも多く開催されるため、会場設営の仕事や、会場内のお客様誘導係や場内整備の仕事が出てきますし、春先は引越し作業のバイト募集が増えるなど時期によっても様々です。
気になる給与は地域にもよりますが、半日から1日拘束で5千円から1万円前後が一般的でしたが、ここ数年は人手不足により、日雇いアルバイトであっても時給はかなり高騰しているので、以前の倍近い手取りになることも珍しいことではありません。
日雇いバイトは直接雇用してもらうのではなく、バイト希望者が派遣会社や単発バイトの仲介業者に登録し、この仲介業者経由で仕事を紹介してもらうというのが一般的です。
仕事紹介のされ方も各社様々で、毎日途切れることなく募集している仕事をメールで送ってくれるところもあれば、アルバイトを探している方が求人専用のウェブサイトに訪れて求人登録し、条件に合った仕事を紹介してもらう方法もあります。
日雇いアルバイトを探している方は、仕事後すぐにでもお金が欲しいはずなので、紹介された仕事がすぐにお金を払ってもらえる条件かどうかは、十分に確認しておく必要があります。仕事当日に現金での支払いや、数日以内の振込であることが理想なので、アルバイトの仲介会社にもこの条件は伝えておく必要がありますね。
給与振込日以外にも、自分の好きなバイトを多く紹介してもらえそうな会社を選ぶ、紹介してもらえるバイトの量が多い会社を探すなど、登録先を選ぶ基準は色々あります。最初のうちは複数の会社に登録しておき、自分に合った会社を見つけていくのも1つの方法かもしれません。
質屋を利用する
単発バイトなどをする時間がない、事情があって働けないといった方も利用できるのが質屋です。質屋は、お客様が店舗にお持ち込みになった品物を質草として預かり、その質草に見合った金額を融資する場所です。融資、借金というと抵抗がある方も多いかと思いますが、質屋は一般的な借り入れとは少し違う特徴があります。
質屋では個人信用情報機関を使った審査をしません
後述する銀行カードローンやキャッシングの場合、個人信用情報といって過去から現在までの借入れの情報や、返済状況が記載された情報が審査されます。
また実際に借り入れをした場合、信用情報にいつ、どの金融機関から、いくら借りたのかということ、その後の返済状況も合わせて記録されます。またこの信用情報の審査以外にも現在の年収や勤め先の情報なども審査対象ですし、場合によっては勤め先に金融機関から在籍確認と呼ばれる電話確認が入ることもあります。
一方で質屋での借入の場合、このような信用情報機関を利用した審査は一切行われません。本人確認書類の提示は必要ですが、18歳以上の方で、預け入れる品物さえあればどなたでもその場で品物の価値に見合った金額を借りることができます。
質屋で返済が出来なくなった時はどうなるのでしょうか?
質屋での借金が他の借金と違う点は返済方法にもあります。銀行や消費者金融でお金を借りた場合、返済日までに元金と利息に見合うお金を、引き落とし銀行口座に入金しておかなければなりません。
もし、返済日に返済金が引き落とせなかった場合は、個人信用情報に事故情報として掲載され、以降のローンの申込みやクレジット契約の審査などが通りにくくなってしまいます。また、度重なる延滞や遅延が続く場合、期限の利益の喪失と言って、借入金の一括支払いを求められる場合もあります。
対して質屋は、万が一返済できないときは返済しなくても構いません。ただし預けた品物は質屋の所有物となって、換金のために転売されてしまいます。しかし銀行での借入と違い、1度返済ができなかったことがあったとしても、別の品物を質屋に預けることさえできればまたお金を借りることができます。
また、お金を全額返すことはできないが、品物も手放したくないというときも質屋なら安心です。
質屋の返済方法は、3ヵ月以内に元金と利息を払って品物を返してもらう方法が一般的ですが、元金が用意できない場合、3か月後の期限までに利息さえ支払えば、また3ヵ月間借入れ期間を延長することが出来ます。
3ヵ月間の返済期限は、利息を支払っていれば何度でも出来るので、元金が用意できた時に利息と元金を支払って品物を戻すことが出来ます。質屋では、利息を払うことができれば預けた品物を手放すことなく元金の返済を待ってもらえることになります。
一般的な借金と違い、年齢や年収、これまでと現在の借入状況など一切不問で借入できるのが質屋の利点です。質屋に預けて借入れが出来る様な貴金属や指輪、ネックレス等のアクセサリー、ブランドバッグなどを所有している方は、質屋でお金を借りることを考えてみても良いでしょう。
銀行カードローンとキャッシングの違いは何でしょうか?
借り入れ先として最もポピュラーといえる銀行カードローンとキャッシングですが、両者には少し違いがあります。もっとも大きな違いは、借入できる限度額がカードローンとキャッシングでは大きく異なります。カードローンは審査さえ通れば10万円から1000万円近くまで限度額が設けられますが、キャッシングの限度額は最高でも50万円程度です。
また、返済方法にもカードローンとキャッシングは違いがあります。カードローンは原則として完済する期限は特に決まっていませんが、キャッシングは借入月の翌月に一括で返済しなければならないとされています。
カードローンやキャッシングは、質屋の借入れの様に担保として品物を用意する必要がなく、借入れ申込書の記入や身分証明書、収入証明等の書類だけで簡単にお金を手にすることが出来ますが、2つとも前述の個人信用情報や年収や勤務先などの審査を受ける必要があること、借入の記録が信用情報機関に残されるというデメリットがあります。
とはいえ、審査結果によっては質屋よりも高額な金額を借りられるのは銀行カードローンやキャッシングならではのメリットです。また1度ローンカードやキャッシング専用のカードを作っておけば、原則65歳前後の年齢までいつでもATMからお金を借りられます。簡単にお金を手にできるメリットを理解して、デメリットも踏まえた上で、カードローンの組める銀行カードを所有しておくのも良いかもしれません。
急な出費を乗り越えるためには? まとめ
急な出費への対応は自分で働いてお金を稼ぐ、お金を借りる、お金を誰かからもらうの3つしかありません。質屋では品物さえあればお金が借りられ、万が一期日に返済できないときも選択肢が用意されています。借金に抵抗がある方も1度、リスクの低い質屋での借入を検討してはいかがでしょうか。
須賀質店であれば急な出費にも対応させていただきます
無駄使いすることなく、計画的なお金の使い方をしていても、急な出費が続いてお金が足りなくなってしまうことは有ります。そんな時でも乗り切れるように、普段から貯金しておけば良いのでしょうが、お金はなかなかたまらないですね。
冠婚葬祭が続くなど、自分ではコントロールが出来ない出費はあります。そんな時、質屋の利用を考えてみてください。
このサイトの運営会社 須賀質店は大正9年創業、創業100年を迎える東京五反田の質屋で、現在は東京都内 池袋、渋谷、五反田で営業しています。年間の質入れ取引高は20,000件を超えており、質入れだけでなく買取のお客様も多数ご来店いただいています。
こちらのページでは、銀行のカードローンの利用や消費者金融からの借入れの他に、質屋の利用について説明してきました。質屋からの借入れは、担保として預ける品物を用意しなければならないといった手間がかかりますが、返済できなくなっても品物を諦めればその後の返済はしなくても良いという、ユニークなお金の借り方です。
質屋からお金を借りる方法は、お金を借りる比較サイト等で紹介されていますが、現役の質屋がウェブサイト上で詳細に語っている例は少ないと思います。そして、こうした比較サイトでは、質屋からお金を借りると利息が高いといった説明がされていることが有ります。
須賀質店の利息(質利)はどのくらい?
須賀質店では、ご利用いただくお客様に利用しやすいように、業界でも最低水準の利息をご案内しています。質屋の利息は月利で表示することが多いですが、須賀質店では半月ごとの利息の計算方法を取り入れています。
借入れ金額 | 100万円以上 | 30万円以上100万円未満 | 10万円以上30万円未満 | 10万円未満 |
利息(月利) | 1.2% | 1.5% | 1.8% | 2.3% |
利息は月利表示です。平成31年4月19日現在。
いままで質屋を使ったことがなくて、お金を借りるのに質屋を利用してみようという方は、ぜひ須賀質店に相談してみてください。池袋、渋谷、五反田の3店舗は、どの店舗も質入れのシステムは同じですので、ご都合の良い店舗に相談してみてください。