ブルガリの財布を買取
須賀質店渋谷営業所でブルガリの財布を1千円で買い取りました。一見ホワイトカラーで女性らしいデザインですが、内装はイエローカラーと遊び心があるお洒落なお品物です。
ブルガリは1884年にギリシャの銀細工職人ソティリオ・ブルガリがイタリアのローマで創業しました。ジュエリー・腕時計・アパレル・革製品・フレグランスなどブルガリでのトータルコーディネートが可能なほどのラインナップを有するラグジュリーブランドです。あまり知られてはいませんが、リゾートホテルの経営も行おり、メガブランドと呼ぶにふさわしいブランドです。
ブルガリのスペルはなぜ「BVLGARI」なのかを須賀質店が解説
上でも触れた通り、ブルガリは1884年に創業したブランドです。現在はルイヴィトンなどで構成されるLVMHグループに属し「BVLGARI」と表記していますが、創業当時は「BULGARI」だった事をご存知でしょうか?
古代ローマで用いられていたアルファベットは、母音=A・E・I・O・Vの5つで表されており、「U」という文字はありませんでした。さらにIとVはそれぞれ子音としての役割もあり、Iは現在のY、VはWの音を表していました。
ブルガリの創業者であるソティリオ・ブルガリは、自身のルーツでもある古代ローマの古典様式や伝統に大切にするという想いがあり、古代ローマ様式やギリシャ建築様式をデザインに取り入れてブルガリの地位を確固たるものにしました。
それ以前のデザインはフランス様式のアール・デコやアール・ヌーヴォー、ロココに影響され、その時期はブランドとして低迷していた時期でもあります。どうすればブランドを再び上昇させることが出来るかと考えた末、原点回帰しブランドも気流に乗ったというわけです。
そしてブランド表記について、「BULGARI」と表記していた時期に低迷を経験し、デザインを古代ローマ様式やギリシャ建築様式使用にしたほぼ同時期の1934年に「BVLGARI」表記に改めました。この時期がブルガリにおけるターニングポイントとなったことは間違いありません。
今回のブルガリ財布の査定と須賀質店の買取金額
今回買取したブルガリ財布は、表面に汚れやキズなどの使用感がある状態で買取額1,000円でした。財布は毎日使うアイテムですので、手垢などの汚れがつきやすいお品物です。特にホワイトやベージュなどの淡い色は汚れが目立ちやすいです。
ブルガリなどのハイブランド品の場合、経年変化が「アジ」としてみられる様な作りではなく、購入当初のキレイな状態を保つことが良いと思われる作りがされています。なるべく経年変化が少ない革の処理(なめし)や、色の付け方をしているのです。
男性向けの本格レザーブランドでは、革の色や質感が経年により変化しやすい作り方をしており、こちらはお手入れをしながら自分好みに「革を育てる」様な感覚の方が購入します。経年変化させる事を目的で買うため、中古品として手放す人も少ないですし、当然中古品として売却する場合も新品時の状態から大きく変化している為安価で売却する事になるでしょう。
アンティーク品など一部例外はありますが、新品により近いお品物ほど高額で売却する事ができます。ブルガリの財布はなるべく新品時の状態を保てるように作られていますが、レザーアイテムは使っていると劣化はさけられません。なるべく高額で売却する為には、日頃からキズや汚れがつきにくい様に使用するとよいでしょう。