質屋の借入れと消費者金融の借入れの違いについて | 高価買取なら創業大正9年の須賀質店
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質屋の借入れと消費者金融の借入れの違いについて

最終更新日 2020年12月18日

 

東京池袋 五反田、渋谷で営業している当サイトの運営会社 須賀質店が、消費者金融と質屋の借り入れの違いについて解説いたします。お金を借りる情報についてはたくさんのサイトがあって、簡単なお金の借り方、有利な借り入れ条件などについて書かれています。この手のサイトには、最後の方に各カードローン会社や消費者金融の申し込みリンクボタンが設置されているので、アフィリエイト広告だったんだ、と気がつくことが多いですね。

 

これらのアフィリエイト広告を見ていると、消費者金融やカードローンでの借入れと、質屋からの借入れの比較も紹介されていますが、ほとんどの場合質屋の借入れの方が不利である、やめましょうのような書き方がされています。現役の質屋が読んでいて「その通りだな」と思うところもあれば、「それはちょっと違うよ、質屋のシステムをもっと知ってくれよ」と思うところもあります。

 

ここから先は「現役質屋が本音で語る 質屋の借入れと消費者金融の借入れの違い。あなたにとって有利な借り方はどちらなのか?」質屋の店頭でお金を貸している現役質屋が、お金の借り方について、一味変わった切り口でご案内いたします!

 

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お金が足りなくなる時って、どんな時?

 

普通の社会人の方で仕事についている方であれば、月々給料というかたちで、お金を得ることが出来ますね。そのほかに、年に2回もしくは3回、ボーナスというかたちでまとまったお金を手にすることが出来るはずです。

 

この決まった日に手に入れられるお金で、家賃や水道光熱費、通信費、食費など、ほぼ毎月決まった額の負担をしているわけですが、いつも決まった時に出てゆかないお金や突然支払わなければいけないお金があるので、みなさん苦労をするわけです。

 

この突然の出費は様々なものがありますが、例えば以下の出費が多いのではないでしょうか。

①怪我や病気の治療費

②怪我や病気で働けなくなり、そのための生活費

③冠婚葬祭

④予定外の会食や飲み会

⑤事故や災害で自宅や車が損壊した時の修繕費

⑥遊行費

 

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お金を借りるとき、誰から借りるの?

 

◆自分の身近な身内からお金を借りる

 

お金が足りなくなった時に、とりあえずその場をしのぐために考えるのが「誰かからお金を借りよう」ということで、この「誰かから」が問題になります。一番最初に考えるのが「身近な人から」ということで、両親、妻(もしくは夫)、兄弟ということになりますでしょうか。

 

もう少し範囲を広げれば、友人、同僚、先輩、後輩、知人なども入ってくるでしょう。これらの身内の方々は、あなたのことを良く知っているし信用もしているでしょうから、常識的な範囲の金額であれば貸してもらえる可能性は高いですね。ここでいう常識的な範囲とは10万円程度まで、できればその半分の5万円程度までだと思います。

 

◆お金を貸すのを仕事にしている人から借りる

 

「お金を貸してください」とお願いすることは、どんにな親しい間柄でも恥ずかしいですね。お願いする方は恥ずかしいし、お願いされる側も「断りにくい」「かわいそう」など考えて積極的ではないにしろ応じる場合がほとんどだと思います。

 

それでは、お金を貸すのを仕事にしている人(法人)にお願いしてみてはどうでしょうか。彼らは仕事でお金を貸しますから、お金を借りにやってきた「あなた」はお客様ということになります。お客様である「あなた」は、いらっしゃいませと笑顔で対応されて、彼らは積極的にお金を貸そうとします。

弊社 須賀質店もお金を貸すことを仕事にしていますから、お金を借りにきた「あなた」は大切なお客様になりますので、笑顔で対応し積極的にお金を貸そうとします。

 

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お金を貸すことは同じであるが、返済についての考え方が異なる

 

前項でお金を借りるパターンとして、身内から、お金を貸すのを仕事にしている人(法人)から、質屋からの3例を挙げて説明しました。わかりやすくするために、お金を貸すのを仕事にしている人(法人)をカードローン会社、消費者金融と置き換えてみましょう。お金を貸すところまでは同じであっても、くわしく調べてみると、身内、カードローン会社や消費者金融、質屋、それぞれの借入れは、返済に対する考え方が全く異なることが判ります。

 

 

◆身内からの借入れは、必ず返済されるのが前提になっている

 

親、兄弟、妻(夫)からのお金の借入れ、友人や同僚からのお金の借入れは、必ず返済されるに違いないという考え方が前提になければ成り立ちません。お金を借りる「あなた」を信用して、返済されることを信じているので、契約書も取り交わさなければ、担保も取らず、金利の負担もありません。そのために借りたお金を約束通り返すのが当たりまえで、万一返せなかった場合は大きなトラブルになり信用の失墜につながります。

 

万一返済が出来なかった場合は、今後のお金の貸し借りは当然できなくなり、人としての付き合いも断絶されてしまう可能性が高いでしょう。身内からお金を借りることは簡単で気軽かもしれませんが、返せなくなった時に失うものはお金に換えがたい信用や信頼ということになります。

 

 

◆カードローン会社、消費者金融の借入れは、返済されないことも考慮されている

 

カードローン会社、消費者金融からの借入れは、貸したお金が戻らない可能性が有るという前提でそのビジネスモデルが組み立てられています。カードローン会社、消費者金融で借入れを申し込んだ場合、信用情報機関の情報を利用して、申込者の現在の借入れ、過去の借り入れや返済状況などを調査し、新規借入れの申し込みを受け付けるかどうするか判断します。

 

現在、日本には3つの信用情報機関(JICC CIC JBA)が有り、それぞれの機関で独自に個人の借入れ状況、返済状況、完済履歴などを管理しています。ただし、延滞や焦げ付きなどの事故情報だけは共有しているといわれ、過去に事故履歴のある方の新規申し込みは否決される可能性が高いです。

 

勤務先や年収、居住形態、家族構成を調査し、過去から現在までの返済状況を調査する理由は、貸したお金を間違いなく返済してもらえるかどうか、また、どのくらいの返済能力があるのかどうかを調査するためです。カードローン会社や消費者金融には、これらの数字を精査することで借入れの限度額や貸し出し金利の決定が出来るサンプルがあるので、すべての申込者に同じ条件で借入れが出来るわけではありません。

 

◆連帯保証人がいれば、借りた本人以上に取り立てられる場合もある

 

またカードローン会社や消費者金融からの借入れには、連帯保証人を付けなければならない場合があります。連帯保証人がいなければ、保証料を支払って保証会社に保証を依頼することになりますが、保証料は一括支払いの場合もあれば、月々の支払に保証料分を支払い金利に上乗せする方法に分かれます。ここまで貸し倒れに備える理由は、カードローン会社や消費者金融からの借入れが滞った場合、返済の担保がないので、貸し倒れが無いように事故案件にならないように慎重に審査するためです。

 

カードローン会社や消費者金融の借入れが滞った場合、度重なる催促や取り立てが行われます。貸出債権が保証会社に移ったとしても、保証会社からの取り立ては続きますし、連帯保証人がいて借入れた本人よりも支払い能力があると判断されれば、連帯保証人にも取り立てがあります。

 

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◆一括返済の恐怖、「期限の喪失」って知ってる?

 

また、お金を借りる時の金銭消費貸借契約書に、「支払いに遅延や延滞があった場合は期限の利益を喪失する」といった記載があることが有ります。これは、借りたお金を何年かかけて少しづつ返済する契約をしたけれども、遅延や延滞があった時は一括返済する、ということなんですね。月々の支払いが滞るくらいの人が一括返済を出来るとは思えないのですが、無担保でお金を貸す金融機関というのは銀行もカードローン会社も消費者金融も、がっちりと債権の保全をしているということですね。

 

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質屋の借入れは「返せなくても良い」??

 

カードローン会社や消費者金融からの借入れの話を書いてきましたが、それでは質屋からの借入れはどうなんでしょうか。勤務先や年収、家族構成などの信用情報は必要なんでしょうか、収入証明や勤務先の在職証明が必要なのでしょうか、そして一番のポイント 借りたお金を返せなくなったらどうなってしまうんでしょうね?

 

◆質屋からの借入れで必要なものは、身分証明書と預ける品物

 

質屋で借入れする時に必要なものは「身分証明書」と「担保として預ける品物」の2つだけです。収入証明や在職証明、住民票などは必要ありません。初めて取引していただく時に、名前、住所、連絡先など簡単な書類に記載していただき、身分証明書のコピーをもらうだけです。

 

 

◆どんな品物が担保として預けられるのか

 

質屋で預けられる品物は、質屋が保管出来るものでなければならないので、自動車やオートバイは質屋に預けられません。質屋に預ける品物のことを「質物」とか「質草」というので、自動車やオートバイは質物にならないですね。また、生き物もあずかれないので生き物は質草になりません。

 

質屋は品物を担保に預かってお金を貸すので、質物として預ける品物の価値に注目します。お持ちいただいた品物を、今中古品として売却したらいくらの値が付くのかを調べて、貸し出す金額を決めます。新品で買った金額がいくらなのか、ということも考慮しますが、考え方の中心は中古品としていくらになるのか、なのです。

 

現在の質屋が多く取り扱うブランドバッグやブランド腕時計の場合、中古品になった時の価格はおよそ新品価格の2割から4割程度になることを考えると、10万円質屋で借りようと思えば新品で25万円~50万円程度の品物を用意することになります。

 

新品で25万円~50万円程度の品物で、持ち運びが可能な商品ということになると、現在ではブランド品や高級腕時計、貴金属や宝石やジュエリーといった、質屋やブランド買取専門店やリサイクルショップが取り扱っている品物になってくるわけです。

 

 

◆質屋の借入れで返済が出来なくなったらどうなるの?

 

質屋での返済の方法は、品物を預けてお金を受け取った時から利息がかかってきます。カードローン会社や消費者金融の借入れと違って、質屋の利息は後払いなので、借入れ金額全額が手渡されます。カードローン会社や消費者金融の借入れは、利息が先取り、場合によっては印紙代や事務手数料がかかるので、借入れ金額を満額もらえないことが多いです。

 

月々の返済については、質屋の借入れの場合借りた元金については一括返済なので、月々の支払いは利払いだけになります。また、利息の支払いは3か月ごとの支払いなので、支払いの無い月の方が多いくらいなので、カードローン会社や消費者金融の支払いに比べて負担はかなり軽いといえます。

カードローン会社や消費者金融の支払いは、毎月の利息の支払い+元金の割賦支払いになるので、質屋の支払いよりも頻度が多く、負担も重くなります。

 

支払いが出来なくなったり、負担が重くなって支払いを止めたいと思った時、質屋の場合は簡単に対応が出来ます。3ヵ月ことに到来する利息の支払いを止めれば良いのです。利息の支払いを止めることで、質契約は流質(りゅうしち、と読みます。質流れとも呼ばれます)扱いになって、質契約は終了します。

 

お客様は借りたお金を返済する必要が一切なくなり、催促や取り立ては全くありません。ただし、担保として預けた品物は質屋の所有になるので、品物を取り戻すことは出来なくなります。カードローン会社や消費者金融の支払いが滞った時に、催促や取り立てが頻繁にあり、連帯保証人にも連絡されて、借りたお金は何とかして最後まで支払い続ける、なんてことはないのです。

 

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質屋の利息が高いと言われているけれども?

 

ここまでお読みいただいて、質屋からの借入れは預けた品物を諦めればその後の催促や取り立てが一切ない、言い換えれば「借りたお金を返さなくても良い」という借入れ方法であることがご理解いただけたことと思います。

 

◆質屋の利息は高いのか?

 

カードローン会社や消費者金融の借入れは、利息制限法で上限が定められています。その金利は

・元金100,000円未満・・・上限金利20.0%まで

・元金100,000円以上1,000,000円未満・・・上限金利18.0%まで

・元金1,000,000円以上・・・上限金利15.0%まで

 

これに対して質屋の利息は質屋営業法で上限月利9%と定められているので、利息制限法で言う年利で言うと100%を超えてしまうので、「質屋の利息は高い」といわれるのだと思います。ただし、質屋も貸出金額に応じで、利息を変えている店舗が多いので、すべての貸出金額に9%が適用されていることはありません。

 

また、現代の低金利時代に合わせて質屋も貸出金利を引き下げている店舗が多いというのが実態です。特に

①支払い方法は3ヵ月ごとの利払いのみで、元金の割賦支払いがない

②利息は後払いで、事務手数料や印紙代や保証料がかからない

といった、質屋特有の返済方法を上手に利用すれば、カードローン会社や消費者金融で借入れするよりも月々の返済の負担は軽くなると思います。

 

特にお勧めなのが、当面のお金はないが3ヵ月~6ヵ月後には間違いなく入金が予定されている。それまで何とか資金繰りを付けたいような場合、利払いのみ月々の割賦支払いが無く返済期間を延長できる質屋からの借入れの方が借りた方は負担が軽くなるはずです。こうした支払いを希望される方は、自営業や会社経営者など、自身で会社やお店を運営している方に多いと思います。

 

 

質屋と消費者金融の借入れの違い まとめ

 

質屋からの借入れと消費者金融からの借入れの違いについて、このサイトの運営会社 須賀質店の現役質屋がいろいろご説明してきました。質屋からの借入れは、その方法やシステムのメリット・デメリットがあまり知られていないので、デメリットである「担保として預ける品物を用意しなければいけない」とか「借入れの利息が高い」点ばかりにフォーカスされているのは残念に思います。

 

◆須賀質店の利息はどうなの?

 

ここまでお読みいただいた方にご案内したいのが、現在の低金利の時代に対応している質屋も出てきていることをお話しさせていただきたいです。

 

借入れ金額 100万円以上 30万円以上100万円未満 10万円以上30万円未満 10万円未満
利息(月利) 1.2% 1.5% 1.8% 2.3%

【平成31年4月19日現在】

 

これは、このサイトの運営会社 須賀質店の平成31年4月19日現在の貸出金利です。この表記は月利の表記なので、年利に直すと10万円以上30万円未満の金利が24%、30万円以上の金利が18%になり、利息制限法に近づいた貸出金利に設定しています。

 

須賀質店は池袋、渋谷、五反田、都内に3店舗で運営している質屋です。創業は大正9年 五反田が創業の場所になります。間もなく創業から100年になりますが、現在の変化の多い時代に質屋の特性を生かして、今後もお客様のご要望に応えたいと考えています。

 

そのひとつが、先にご説明した質利息の引き下げです。お客様にご利用いただきやすいように、そして何度でもご利用いただける質屋を目指して、業界最低水準の利息まで引き下げてきました。

 

もうひとつが、質入れの査定金額の大幅なアップです。最近ではブランドバッグ、高級腕時計の査定に関して、ブランド買取専門店やリサイクルショップの存在が大きく取りだたされています。ブランドバッグ、高級腕時計の査定という仕事に関しては、質屋もブランド買取専門店も同じ仕事なのですが、算出した査定額を買取額としてお伝えするのか、質入れ価格としてお伝えするかで、金額が異なってくるだけなのです。

 

須賀質店ではブランド買取専門店やリサイクルショップに負けない査定価格を付けられるように、日本だけでなく世界中の中古ブランド品オークション市場より落札結果を集めて精査し、店頭の査定業務に生かすようにしているので、他社を圧倒する査定価格を付けられる体制を作り上げています。

 

質屋を利用してお金を借りてみよう、質屋に所有しているブランド品や時計を買取ってもらおうとお考えであれば、都内で3店舗 池袋、渋谷、五反田で店舗展開している須賀質店にぜひともご相談くださいますようにお願いいたします。

 

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この記事を書いた人
須賀兼一
代表取締役
平成16年4月より須賀質店の代表取締役を務めています。質屋のシステムやビジネスモデルについて、初めてご利用する方にもわかりやすく解説することを心がけています。質屋でお金を借りることは、銀行や消費者金融からお金を借りる手法にはないメリットがあるのです。現役の質屋でしか語れない「質屋の便利な使い方」について、当Webサイトで解説しています。